関JAGAゲームレポート(2005/02/05)

Code777
先週の尼亭でプレイして、面白かったのですが、3人ゲームだったため是非とも再戦したかったゲームです。

前回は序盤での失敗が大きく、ロボコンで終わってしまったため、何としても1点はとりたいところ。

あてるべきは数字のみで、色までは問われません。上級ルールでは必要なようですが、数字のみでも非常に難しい。

特に、相手の予想を自分のシートに書くのですが、その回答は、あくまでその人から見えるカードであり、自分の見解と違うところに注意しなければなりません。これは、予想がほぼ確実と思った時に、念のため検算しようとした時に間違う事が多い!。

私は今回慎重に行きました。3点先取なので、焦りは禁物。でも「同色同数の数字を持っている人は何人いるか」の質問に、回答は1人で、自分から見える人が一人もいなかったので、これで少なくとも3枚中2枚が同じ数字という事が序盤からわかっていたのはラッキーでした。

この優位を活かして、得点した後も、当てたのが丁度シャフルの直前で、残り山札が少なかったため私のカードは非常に限定的。前回プレイの教訓で、カード交換した後の自分の手札というものを特に意識してなかったのですが、残り枚数によって、情報がかなり違う事がわかってから今回、予想の仕方を変えてみたのも良かったようで、なんとか3点ノーミスでとる事ができました。

非常に頭を使うゲームですが、推理ゲームやドメモが好きな人には絶対オススメです。

Quantum Jump
原子か量子か科学的な事は良くわからんのですが(笑)、それを扱ったゲーム。

QuantumJumpとかかれたマスに自分の駒を留め、更に各プレイヤーの駒の合計数の半分が振りだしにあれば勝ちになるという変わった条件のゲームです。

各プレイヤーはダイスを2個振って、6が出れば、振り出しからスタートできます。更に6が出るともうひとつダイスを振れます。6が出る限り振り続けられ、出ない限りゲームにも参加できません!

あと、他人のマスに止まると一段外部に上昇し、止まられると下落します。追い越されても下落してしまいます。ですので苦労してスタートから駒を出してもすぐに追い越されて振りだしに戻されてしまいます。

ただ、勝利条件の「全ての駒の半分が振りだし」というのがあるため、自分の駒だけ進めれば良いという訳でも、他人の駒をイタズラに振り出しに落とせば良いという訳ではありません。

このルールのために駒のコントロールが必要になります。これはなかなか良いルールだなと思いました。

あと、ジャンプマスというものがあり、ここに止まると、上昇した上にダイスをもう1つ振る事が出来ます。この上下移動は連鎖が起きますので、上昇した先に駒があると更にダイスを振れ、それが6なら更にダイスが・・・と一気に大量移動も可能となります。

それで問題のQuantumJumpのマスですが、最外周のひとつ前に位置し、ここに到達するのはかなり困難。追いつかれただけで下落するため、維持は難しい。今回MさんがなんとかQuantumJumpマスに到達し、私が後ろから追いかけますが、出目がショボく到達できません。仕方ないので、駒をひとつ振りだしに戻し、Mさんが1つ駒を振り出しから出さない限り勝てない状態にし、6が出なければゲーム継続だったのですが、見事6を出されてゲーム終了。Mさんの勝ちになりました。

単なるスゴロク風ですし、市場価格も安いゲームですが、かなりいけると思いますよ。


Breaking Away
自転車レースゲームです。おのさんのサイトで知り、欲しくなったゲームです。

geekでも高評価で、実際翻訳してみるだけで面白さが伝わってきました。

このゲームの最大の特徴は、移動にポイント割り当て制を採用している事と、代替移動力です。

各プレイヤーは4人のサイクリストにそれぞれ所定のポイントを割り当てていきます。たとえば、No.1のサイクリストは30ポイントを4つ(10-8-7-5等)に割り振れます。自分の手番に割り振った数字のいずれかを選択し(例:8)、その数字分進めます。

これでその選手のポイントは(10-x-7-5)になります。今使用したポイント以外は次のターンに持ち越します。

今使用したポイントは各選手が移動した後の位置関係によって決まります。このシステムはマネージャーに似ています。先頭の選手は3ポイント、後ろの選手は、自分の前にいる選手の数+3がポイントになります。但し、前方の選手は間が空いていては行けません。連続してなるべく後ろに位置する事が重要になります。

仮に前に8人いた場合、ポイントは8+3で11になりますので、(10-11-7-5)がその選手の次の移動力になります。以後、この繰り返しです。

途中で列が切れて後方に取り残された選手は最悪で、早晩移動力が(3-3-3-3)になる事は必至です(笑)。

レースは3つのチェックポイントがあり、そのポイントで上位8位にはいると得点で、その合計を競います。

移動力の発表は、ルールによると、公開制でも非公開同時発表でも、プレイスタイルによって決めればよいという事でした。普通に考えれば同時公開の方が面白いのではないかと思います。

チェックポイントはファイナルラップの得点が倍になります。今回私は序盤先行したのですが、最後に捲られてしまいました。やはりある程度は足を残しておかないと辛いですね。

移動力計算の方法が非常に秀逸で、とても面白いゲームでした。これはまたプレイしなければいけないでしょう。


Weinhandler, die(ワイン商)
ピラミッド状にワインを並べ、その組み合わせの得点を競うゲームです。

存在は知っていたのですが、初プレイでした。

この手の競りゲームというのは、私は非常に苦手なので、遠慮しがちなのですが、とても楽しめました。

まずは、その競りの柔軟さというか、ある意味緩さです。セリに負けても何らかのカードが手に入るという安心感が私にはたまらなく心地よい。

競り上がる過程でも微調整が聞くので、For Sale等と違い、競りゲーム苦手な人でも致命傷になりにくいのが最高です。

今回、ボーナスに力点を置きすぎたのが敗因でした。素直に高得点カードを取っておく方が良い気もしました。

このゲームなら私でもできます。むしろ私同様に、競りゲームが苦手な人に奨めたいゲームです。


Piranha Pedro
写真は、いきなり一直線に海に突っ込んでいった図です(笑)。

この後、一番手前の行に降りてきて、右端のピラニアに到達するとは思いませんでした。

全員、バシャバシャ海に突っ込んで、石を消費していく様は凄かったです。

それにしても、みんなの手がかぶる展開でした。

私は素直にプレイしていたのですが、皆、性格の良い人ばかりで苦労しました。アッサリ私が2敗して終了。正直者には辛いゲームですわ。

新しめのゲームのプレイ比率が低い私としては、結構良く動いているゲームです。それだけ良いゲームという事なのでしょうね。



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