尼亭ゲーム会レポート(2004/09/20) 第13号

Tiroler Roulette
コマを回して玉をはじき、各種の穴に入れることで高得点を目指すゲームです。

玉はマイナスの緑玉や倍の得点の赤玉があり、ゲーム性を高めています。

500点先に取った人が勝ちになります。全ての玉が穴に入ると続けてプレイできます。よって、大逆転も可能な作りになっています。

運100%かというと、案外そうでもないんですよね。あまり強くコマを回すと玉が外に出てしまうし、弱すぎると、どこにも入りません。

また、ボード4隅のポケットは高得点ゾーンになっており、100点に入れるために独楽を回す位置とかも関係ありそうです。


しかし、やってしまいました。私は玉を外に出すのならともかく、勢い余ってコマ自身を外に出してしまいました。 相変わらずの大ボケです。

こんな事をやっていては勝てるはずもありません。まあ、最後の1投で218点を叩き出したのが、せめてもの救いでしょうか。

それでも、ピンボールをやっているような感覚で、とっても楽しめました。

手軽いし、かなりイケます。大絶賛の逸品です。

FBI
SPYよりも数段面白いという触れ込みのゲームです。

雰囲気は6ニムトに似ています。同じ作者(Kramer)という事もあるのでしょうが。

場札を手札を使って取っていくのですが、この手札というのが、既に獲得した札を使って取っていきます。正確に言えば、手番を獲得します。

プレイヤーは手番を決めた後、取りたい色をプロットします。場札にはマイナスカードもあるので、他人の行動を読みながら作戦を練ります。

このプロセスが非常に面白いんです。6ニムトを複雑にしたような感じですが、2番煎じではなく、全く別の味わいを醸し出しています。

読みがはずれてマイナスを喰らったり、自分の手番には既にカードが無かったりと、終始抱腹絶倒でした。

これは定番ゲームとしてプレイされ続けるような気がします。


Coloretto
ゲームコロシアムにもエントリーされているゲームですが、私は全く知りませんでした。やはりブランクは大きかった。

しかーーし。これは面白い。というより、尼亭向き。この手のゲーム好きですからねー。

初めから3色固定はできそうも無いので、少々マイナスを喰らってもプラスを獲得すべきと、積極的に取りに行きますが、最後まで残って喰らい続けるMIZさんを見ると、やはり臆病者と言われようとも、しゃがむのも大事である事を悟り、適当なところで降り続けます。

とにかく6カードを目指しつつ、+2カードには目もくれず、4色のなかで、どれかが育てばよいと、私にしては柔軟かつ明確な目標が功を奏し、僅差でTTBさんを交わして勝つことが出来ました。

いっそ、この競技でコロシアム出ようかなあと思った位気に入りました。


St. Petersburg
パソコン版を入手してから一日最低2回はプレイしているこのゲーム。

今日は、ようやく英語版の設定でプレイしました。まぁ、別にほとんど意味はなかったですけど(笑)。

さて、このゲーム、私は未だ対人プレイでは初日がでていないので、解消したかったのですが、またしてもTTBさんにいいところなく敗れ去ってしまいました。

天文台は無くても勝てると思うのですが、それにしても負けっぷりが悪すぎました。

棋譜をとって、敗因を研究したいと感じるゲームです。まさにゲーマーズゲームですね。こういうゲームをやると、私もあの「プ」とやらにも、手を染めないと行けないのでしょうかね・・・。

 


FAB FIB
ダウトのようでダウトでない、べんべん。
ブラフのようでブラフでない、べんべん。
それが何かと尋ねたら・・・ああファブフィブファブフィブ・・・・。

てなゲームです(わかるかっ)。プレイヤーは、3枚の手札でプレイしていきます。この手札は3桁の数字を表します。数字は100の位が必ず最大値にならなければいけません。例えば、写真の例だと、950になります。これを「059」とか「509」ではあってはいけません。

プレイヤーはこの数字を左隣に告げます。この人は、その数字が本当だと思えば、受け取り、違うと思えばダウトを宣言します。

受け取った場合、その人は同様に次の人に数字を告げますが、必ず前より大きい数字を言う必要があります。

その時3枚までチェンジが出来ます。毎回ダイスを非公開で振るライアーズダイスみたいなものです。

ダウトに失敗すると、カードに書かれている金貨マークが失点になります。これは6ニムトシステムですねぇ。

私とMIZさんは、babuさんの毎回必ず宣言してくる976とか、887なんてビッドに、ついついダウトと言ってしまい、これがことごとく失敗。早々に敗退してしまいました。これは席順(上家がbabuさん)が敗因か?

私は、950などの、9や8で始まるビッドをダウトという事が多かったのですが、翌々考えてみると、0が入っている時は引き直してもほぼ高確率で0以外でますし、954とかでも。この時は2枚引き直しても、次の人は心理的にダウトは言いにくい。

もう少し、確率論を踏まえてダウトを言うべきでした。

2日前、河内でプレイした時はイマイチだったそうですが、FBIほどではないものの、手軽いライアーズダイスといった感じで、個人的にはライアーズダイスよりも私は気に入りました。


Waz Baraz
魔法のお祭りで隠されたダンスリーダーを見つけ出す推理ゲームです。

ちょっぴりセクシーなイラストのせいで、ゆうもあではプレイ不可だそうです。個人的には、この位ならいいと思うのですが、やはり教育上よろしくないのでしょうかね。

おっぱい神経衰弱に比べたら、健全だと思うんですけどね。おっぱい神経衰弱も噂だけで現物を見たことがないので、やって見たいゲームではありますが。

マスターだけが知っている2人のダンスリーダーを各プレイヤーが手札の数字カードをプレイして推理していきます。

移動する前と後に挟まれたカードにダンスリーダーが含まれているかどうかをマスターが答えます。これを繰り返すことで、対象範囲を狭めていきます。

推理は自分の手番の最初に行わないといけないため、次の手番が回ってくる前に推理しないと勝てない事が頻繁に起こります。よって、25%位の確率まで来ると皆が推理を行う展開になりました(この事を告白タイムと言ってました)。

そうなると失敗が多く、結果としてマスターが肥え太る図式になりました。ちなみに推理に成功した場合マスターは「OK牧場」と回答してました。

とても面白いゲームだと思うのですが、いまのままでは単なる運否天賦になる可能性もあり、自分でコントロールできるようにするためにも、推理は手番の最後にした方が良い気がしました。


Manager
大変楽しく、かつ、辛いゲームと言って真っ先に思いつくゲームです。当時、そのあまりの辛さのせいで、封印された感のあったゲームですが、久々にプレイしてみました。

このゲーム、初期の値付けが重要で、はじめに失敗すると資金繰りが苦しくなり、ジリ貧に陥る傾向にあります。

今回の私が、まさにそうでした。株を手放して工場設立する手もあったのですが、価格競争では届かない事がわかったので、仕手戦による先方を採用しました。

こうなると、不利と見たbabu氏が株価破壊に出ます。これをされると非常につらい。それでも、うまく繋がれば、株価が上昇して潤うのですが、追随する人があまりおらず、資産がかなり目減りしてしまいました。

私はいろんな株に乗り換えたりして抵抗を試みますが、価格競争力がない私は、他力本願になり、うまく儲けることが出来ませんでした。

それでも、工場を建てきって勝ったbabuさんとは僅差でした。もっとbabu株を保有しておくべきでしたか。

いずれにしても、このゲームの面白さを再認識しました。姉御は嫌いかなとも思ったのですが、意外や意外、かなり気に入った様子でした。

どのようなジャンルのゲームでも、名作は受け入れられるもの。殿堂入りの資格があるゲームといえるでしょう。



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