今年も参加したWGG合宿についてのレポートです。今回私は唯一の”関東組”として参戦です(笑)。
【一日目】
Inferno
今年もMIZさんと船移動。しかし、2人用ゲームは無し。やはり船上ゲームとしての2人用ゲームをもっと充実させないといけませんかね〜。
私は船の中では、この前アメリカ人からいただいた、CalculateというSid Sacksonのゲーム本を読んでました。しかし、よんでいくうちに、どうも電卓が必要な事に気づく。そしてオイラは電卓を持ってきていない・・・。何やってるんだか。
うだうだしているうちに船は到着。コトデンで移動していざ目的地へ。他のメンバーは既に到着していましたが、HAL99さんらは、こってりしたゲームをプレイされるとの事で、私とかbone5さんら、あっさり組が集まりました。
2006年ゲーム合宿第一弾は、bone5氏の持ち込みのトリックテイキングゲームです。嫁、IZさん、bone5氏、私の4人プレイ。
親がプレイしたオープニングカードと同じランクかスートのカードを各プレイヤーが順にプレイしていきます。特徴的なのは、このオープニングカードは不変であるという事です。
つまり、親が赤の3を出した時、プレイできるカードの縛りは、誰かがプレイできなくなるか、途中で降りるまで変わりません。降りるかカードが出せなくなった場合、そのRoundにプレイしたカードを全て引き取ります。
このルールは、WGGでいうところの洗面器系ゲームになります。イエローストーンパーク同様、WGGで非常に好まれるルールですね。
喰らったカードは、基本的には1枚1点ですが、赤のカードだけがそのランクがマイナス点になります。私は序盤こそ快調に飛ばしていたのですが、福本作品の銀と金で西条とやっていたポーカーのように掛け金が高くなり、降りるに降りられない展開になって、行くところまで行った挙げ句に暴発、大量失点になりました。
BGGでは、どうも低評価ですね。この手のゲームは外国人には不人気なんでしょうか。
Tacara
前回puppiさん宅でプレイした、eggertspieleのレースゲームです。
この前は時間切れで途中打ち切りとなってしまったため、是非とも合宿で再戦したいと思っておりました。
シフトテーブルを使った移動システムはかなり斬新で面白いと思うのですが、どうも反応薄。
第3コーナーでbone5氏が飛び出したのを誰も止める事が出来ず、そのまま逃げ切ってbone5氏勝利してしまったのが盛り上がりに欠けてしまった要因でしょうか?
各自一台持ちだったので、一度抜け出すと、なかなか妨害する事が難しかったので、これを2台持ちにして全てのレースカーを登場させて、コースを短くするのが良かったかも知れません。
あと、ピットの利用は緩すぎですね。ピットコースが一直線なので、後の移動がかなり楽になります。1周レースならピットは不要でしょう。
その他、手番を決めるチット引きがやや煩雑に感じる事でしょうか。
まあ個人的に好きなメーカーだという事で、割り引いて考える点はあるにせよ、このシステムはもっと評価されるべきであり、別のところで再戦し、再評価に期待したいところです。
Jenseits
von Theben
これもpuppiさん宅でプレイして、非常に気に入ったため購入した遺跡の発掘がテーマの作品。時間の概念を元にした手番システムが秀逸です。嫁、IZさん、bone5氏、私の4人プレイ。
今回は、今までのプレイで不評だった学会手持ちルールを廃止し、固定プロット制にしました。また、発掘カードも7枚抜きをしないルールにしています。
ゲームは序盤、モスクワ以外に場札にPROGRESSカードが3枚固まる偏った展開になりました。
PROGRESSカードはインスタントに高得点を稼げますが、その分、ショベルや知識の習得に出遅れるため、そんなに積極的にはとりたくない感じがします。ただ、他に選択肢が無いため、とりあえず、私はPROGRESSを拾いました。
他人が着々と知識を深めるものの、PROGRESSで出遅れたため、特定の知識と一般教養、ショベルだけに特化しアシスタントは完全無視の戦略を採用しました。
バランスドハンドを重視する人が多かったせいか、一極集中で先着して遺跡を枯らす事ができ、優勢を意識します。しかし、そこはゴッドハンドで有名なIZさん。次々と発掘宣言した場所から、ほぼ、はずれなく出土していきます。
前回は引きショボ面子だったので、特に感じませんでしたが、発掘カードの7枚抜きを行わなかったため、高得点になる”世紀の大発見”が各地で行われ、ぺんぺん草も生えない状況となり、終盤の面白さがやや半減してしまいました。
ゲームの方は結局、学会、PROGRESS、発掘をまんべんなく行った私がなんとか逃げ切る事ができましたが、このゲームの魅力を余すことなく伝えるという観点では、やや失敗だったかも知れません。少なくとも、発掘カードの7枚抜きは必要である事がわかりました。
今回はHAL99氏とプレイする事ができなかったため、次回(多分関東か?)再戦したいと思います。
落水邸物語
bone5氏がゲームマーケットで入手したという、タクヤさん作の同人ゲームです。
このゲームは落水邸物語というタイトルが示すように、場に並べられたカードを上流から順番に解決していくという非常に斬新なトリックテイキングゲームです。
カードを並べていく時は、特にマストフォロー等の制限は無く、好きなカードを下流から置いていきます。切り札は存在しないため、いくら下流で高いランクのカードをプレイしていたとしても、リード札とスートが異なればトリックを取る事は出来ません。
イラストのきれいさもさることながら、タイトルとゲームの流れがピッタリマッチしている、センスの良さに脱帽です。
使用したカードは左隣に渡され、人数分ROUNDを行い、デュプリケートブリッジの要領で全員が同じ手札でプレイします。
得点計算ですが、各トリック毎に+1とか−2とかが決まっていて、その絶対値が得点になります。
ただこの得点方法はやや捻りすぎで、単純に1列1点とかでも充分な気がしましたが、シンプルな良作ではないでしょうか。
このゲームでは、まず各プレイヤーの両隣にカードを置き、それが共通の失点カードになります。このカードの内容は当事者しかわかりません。各プレイヤーは4枚の場札から1枚自分で取り、2枚は他人に付けます。
自分で高得点のカードを取らなければ、それが失点カードとバレて大量に喰らうし、さりとて自分で引き取るのも痛すぎる。そのジレンマが楽しいゲームです。
オリジナルのGIFTでは、カードのランクが高すぎて、やや大味になるという作者の思いがあったようで、先ほどプレイしたInfernoのカードを利用して、得点やカード構成をチューニングしながらのテストプレイとなりました。
Infelnoでは、1〜5までしか無いので、これでも充分だと思いましたが、3のカード以外は取ったカードが2点、失点は−1点というルールでまず行いました。
しかし、これでは得点計算が煩雑という事で、次は普通にカードのランクが得失点になるというルールにします。この場合、場に1や2しか無いというショボい展開が結構あったので、1や2を減らし、4や5を増やした結果、かなりスリリングな展開になりました。
自分に見えている隣人に失点を渡すと、自分に返ってくる可能性があるので、無闇に失点を付ける事もできません。
よって、ある程度、自分で引き取る事も重要になります。高得点を取るのも考えもので、その色は誰からもプレゼントしてくれなくなります。
その結果、常にマイナスカードから自発的にとったり、低ランクのカードを自分で引き取る近代プレイが日常化してきます。
この近代は失敗すると大量失点になる割に貰いも少ないバックギャモンにおけるバックゲームのような作戦ですが、嫁いわく、目先の勝ち負けよりも、「伏せられたカードを明かす事が最大の恥」であり、そういうプレイスタイルを心がける事であしたのプレイに繋がるんだとか。奥の深い世界ですな。
ただ、私自身も、それにこだわって男気を発揮し過ぎた結果自爆。もっと大人にならないとダメですね。
百科審議官
これもbone5氏がゲームマーケットで入手されたゲームです。
作者は、関JAGAやミッシー亭でもおなじみの千石氏の作品です。
結論から言って、このゲームは今回のWGG合宿最大の収穫でした。私個人では2ゲーム、帰りの船でも3ゲームしましたし、合宿期間中、至る所で卓が立っていました。
このゲームの存在によって付箋メーカーの株価が上昇するのではないかと真剣に考えた位です。
そんな大人気だった百科審議官の肝心のゲーム内容ですが、これは3人専用のコミュニケーションゲームです。
このゲームに必要なのは、3色の紐と付箋のみ。紐は写真のように重ねて置きます。
各自お題「アメリカにあるもの」、「”ん”が入っている言葉」等を決めます。
そして自分の色の陣地に、その答えを例として書きます(例:自由の女神、とんかつなど)。
もし、自分以外の回答が自分と重なる場合、両者の色の紐が交差する場所に、その回答の書かれた付箋を移動します。3人ともが交差する場合は、当然中央の輪の中に移動します。
この状態でゲームを開始します。手番プレイヤーは、任意の輪の部分を指定し、各自そこに該当するだろう答えを記入します。書いた答えが、その輪の中に留まれば得点となりますが、不適切な回答だったり、合致せず、付箋が移動した場合は得点になりません。
同じ輪の中で得点できるのは3点までで、先に10点取るか、全ての輪に自分の付箋を入れられたら勝ちになります。初めはそれこそ、「3文字のことば」とか、ほのぼのとしたものが多かったのですが、やはりゲーマー揃いという事もあり、捻ったお題が増えてきます。
回答の方も、「とり」とか「イラク」だったのが、「ヨドバシカメラ梅田店」とか「黒田屋の釜揚げうどん」や「恋のダウンロード」など複雑怪奇なものに変わっていきました。
プレイしての感想は、お題が何なのかを導き出す過程が非常に楽しく、得点は二の次という気がしました。ですので、上記のルールに加え、全ての答えが判明した時点でゲーム終了というルールでプレイしました。
ルールが簡単で、ゲームを知らない人から特濃ゲーマーまで幅広く楽しめるため、一躍3人ゲームの定番に躍り出たのではないでしょうか?。
こういう名作に出会えるという事を考えると、ゲームマーケットの参加も検討しなければなりませんね。
チェーテン
WGG名物といえばチェーテンと八八。これをやらねば合宿という気がしません。
尼亭でも大人気のゲームですが、最近は関東にいる事が多いため、私自身は久しぶりのプレイです。
ルールは一の位の四捨五入で親は連荘あり、プレイ方向は交互に変更という尼亭ルールです。15点持ち。
ゲーム展開は、bone5氏が快調に失点を重ね、あっという間にドボンで終了。
四捨五入だと、得点の授受が少ないのではという嫁の懸念は杞憂に終わりました。
これでは納得いかないと、2回戦に突入するも、またしてもbone5氏のドボンで終了。関西ゲーマーの意地はどこにいったんや〜。
【二日目】
アクワイア
合宿2日目、今日のおめざは、やはりアクワイア。
このゲームも合宿には欠かせませんね。MIZさん、bone5さん、danzigさん、私の4人プレイ。
写真は中盤の難所。私はFとIを建てますが、いずれも僻地。建て逃げすべきか迷ったのですが、筆頭を主張する方を選択。
結果的にはこれが敗因で、MIZさんのWの2着以外、合併ボーナスにありつけず、資金ショートでなすすべなく敗退。
やはりアメリカを買うべきでした。毎回のように買えなかったアメリカのキー牌を引いてきて、手札総交換になりました。
「いやー、キー牌だらけでタイルを総交換をする人始めてみましたよ」と周りの人から感心されますが、こんな感心は全然嬉しくねぇー。
コンピュータアクワイアに慣れきったせいか、ヌルヌルプレイになっていたようです。
Oriente
bone5さんが、未プレイにつきやってみたいという事で選択されました。
前回のWGG合宿でもプレイしているこのゲーム、さてさて自分でとんなレポートを書いているかを確認してみる・・・。結構微妙なレポートになっていますけど、結論から書くと、面白いゲームだと思います。
このゲームでは、各自が配られたカードの職業になります。各職業カードには役職の高い順に得点が付与されており、他人を攻撃して、このカードを奪うか、各職業の特殊能力を活用して報酬カードを受け取り、これらのポイントの総数が多いプレイヤーが勝ちになります。
他人を攻撃したり、各職業の特殊能力を行使する時には自分の職業を明かさなければなりません。
他人の攻撃は単純にカードの得点(=身分)の比較なので、タイマン勝負では、水戸黄門のように身分の高い人が勝つ事になります。よって、上位のものに勝つためには、他のプレイヤーと協力して攻撃する事になります。但し、当然タダでは手伝ってくれないでしょうから、そこは報酬を渡すなどの交渉が必要となります。
今回は、私が農民で自爆テロした後、1枚しか無い将軍に生まれ変わりました。将軍は防御時には負けない最強キャラです。
唯一、忍者(軍人将棋のスパイのような最弱キャラ)には負けますが、基本的には攻撃されないので、おとなしく一気を企む農民狩りをして街の治安維持に終始します。
他にも大名や僧侶などの身分の高い体制側の人間が多かったため、現状に満足して反乱が起きにくく、長期政権を実現できた私が何とか逃げ切る事が出来ました。
このゲームは、パーティ系交渉ゲームといった感じであり、知らない人同士よりも気の合うメンバーでプレイするゲームでは無いかと思います。
Ticket
to Ride - Märklin Edition
これは乗車券の第3版にあたるドイツマップのコレクターエディション(らしい)です。
私の知っている乗車券の基本ルールからの最大の変更点は、乗客ルールが追加された事でしょう。各都市にはポイントマーカーが置かれています。各プレイヤーは線路を引いた時にその都市のいずれかに乗客マーカーを置く事が出来ます。
そして、後のターンで、この乗客を一筆書きの要領で自分の路線を走らせ、通過ポイントのマーカーを獲得する事が出来ます。マーカーは通過するたびに得点が減っていきます。あと、場札の列車カードにも乗客カードがあり、このカードを使用することで他人の路線を1回通過できます。
後は、目的地カードが得点毎分かれていたり、2枚引けるワイルド列車カード(但し4列車以上)が追加されるなどのマイナーチェンジも入っています。
まぁ、今までの欠点を修正し、新たな要素を盛り込んでいるので、かなり面白くなっているかと言うと、これが今ひとつ。
最大の欠点は時間が掛かりすぎる事。手持ちの列車駒が2つになるまでゲームは続くのですが、列車駒が山盛りあります。終了条件がひとつしかないため、線路を引かず、ひたすらカードを引く人が多いと、いつまで経ってもゲームが終わりません。
今ひとつといっても、もちろん一定のクオリティは保っているのですが、シンプルな初版で良いんじゃない?
というのが正直な感想で、BGG評価は高すぎるのではと思っています。
Caylus
BGGで超高得点を叩き出している噂のゲームをついにプレイする事ができました。
このゲームと比較対象として上げられるのがプエルトリコです。プエルトリコは私自身1度しかプレイした事が無く、今更プレイできない状態になっているので、どうしてもCaylusに期待が集まります。
Caylusが、どんなゲームかというと、いろんな要素が絡んでいて、非常に説明が難しい。簡単に言うと、様々な資材を集めて、それを元にいろんな建物を建築して得点を稼ぐゲームです。
バス(Splotter)のプロットとマジックザギャザリング(マナを支払ってカードをプレイする)とサンクトペテルブルグを足した感じのゲームとでも言うべきでしょうか。
このあたりは、うだうだ書くよりもmoonさんのレポートを見てもらった方が良いでしょう。
とにかくルールを聞いただけでは、どのように進めて良いのかさっぱりわからない。とりあえず、資材を集める事を心掛けました。
城壁の建築がかなり重要との事。ただ、城壁の建築は、そのROUNDでトップであればかなり有効だと思うのですが、そうでないと、資材がもったいない気がしたので、マイナス点に怯えるよりも建築でポイントを稼いだ方が良いのではと考えました。
行政官移動については、重要なのは知りつつも、ほとんど関与しませんでした。貴重な手番と資金をこれに費やすヒマがありませんでした。どちらかというとトップ目の防御かなという気がします。自分でやらなくても誰かがやってくれれば良いので、あまり目立ちすぎなければ良いかなといった感じでプレイしてました。
私はひたすら建築を繰り返し、マイナスを喰らわない程度で城壁を建てる。あとは複数個獲得できる資材にプロットし、早オリして資金1で建てる事に専念するという節約プレイを行いました。
結果として、私がほとんど建築していたので、結構利用してくれた事もあり、なんとか逃げ切る事が出来ました。終盤気がついたのですが、自分の建物は誰かが降りた後でも1金で建てられるルールを忘れていてプレイした上で勝つ事が出来たので、本当はもっと差が広がっていたのかも知れません。
いろいろ取るべき戦略があってさすがはゲーマーズゲームといった感じですが、皆の評価は、私も含めて普通のゲームかなと。
「重い、そして新鮮味が無い」という意見が多かった気がします。BGGの評価が高すぎるのも、ネガティブな意見になる一因かも知れません。
悪いゲームじゃないと思うのですが、2000kcalの料理を食べたような満腹感がありますね。
慣れればもっと短時間で終わるかも知れませんが、じゃあ慣れるまでプレイするかというと・・・やや疑問符がつきます。
パソコン版があれば、それで練習してみて、面白さを再認識して、対人再挑戦・・・するかも。
Dragonmaster
嫁のリクエストでプレイ。嫁、MIZさん、babu-さん、私の4人です。
このゲームってそういえば姉御も好きなんですよね。女性を惹きつける何かがあるのでしょうか?
以前はかなり入手難だった気がするのですが、最近は結構流通しているようですね。
ルールは完璧に忘れているので嫁にインストしてもらいました。パワープレイでの親番交代は無しルールです。
このゲームでは親番を順に行って様々な課題をクリアしていき、得点の多い人が勝ちになるトリックテイキングゲームです。
例えばDragonLordsのお題では、DragonLordsのカードを1枚取る毎に1000点ペナルティになります。このペナルティを支払うのは子のみです。親が取っても、本来もらうべき収入が減るだけです。よって基本的に親は満額の収入を目指してプレイして、子は耐えるプレイを行う事になります。
但し、子プレイヤーでドラゴンカードが配られた人はパワープレイを宣言する事ができます。これは親の課題のミゼール、つまり、各お題の逆を完成すればボーナスが入ります。但しこのパワープレイは失敗すると全員にペナルティを支払う必要があります。
ドラゴンはかなりの確率で私に配られた気がします。ただパワープレイに失敗すると、ペナルティが痛く、勝利はかなり難しくなるため慎重になったのですが、ちょっと自重しすぎたようです。
確かにWizardとかの難しいお題は別にして、Prince of Warriorとかは出来たのではないかと思います。
結局1回だけPower Playに成功したのみで、後は鳴かず飛ばずでした。
そんな私よりもショボかったのが嫁。最後の親番という不利はあったにせよ、親番で連続してbabuさんにPowerPlayを決められただけでなく、bone5氏にシークレットまで決められ、親なのにほとんど収入無しで終わり、箱割れ寸前でした。
RPGテイストゲームなので私は敬遠してましたが、見直しました。とても面白かったです。
【三日目】
みんなん
百科審議官の大ブレイクに伴い、同じデザイナーのゲームが脚光を浴び、千石氏のもうひとつの作品である、みんなんをプレイしました。MIZさん、bone5さん、babu-さん、HAL99さん、私の5人プレイ。
各プレイヤーの保有ゲームの数を当てるというまさにゲーマー向けパーティゲームです。
このゲームの原型は以前ミッシー亭でプレイしました。あの時は、確か11人でプレイして「アベカエサル」のお題で私は「入手難のゲームだが、このメンツなら8個位あるかな〜」と思ったら11個オーバーだったという強烈な印象を持っています。
今回もHAL99氏やbone5氏が参戦されているため、なかなか予想がつきません。
この予想がつかないというのは、持っているかどうかではなく、何個持っているかという事。
こういった我々一般ゲーマーとは次元の違うコレクターの存在は、このゲームの波乱要素のひとつとして必須です。
5人プレイなので、使用するカードは1〜5。2ROUND行いました。引いたカードは1と3でした。
まずは1。確実に点を取るなら、HALさんしか持っていないはずの「矢口高雄の釣りゲーム」とか、私しか持っていないゲームを言えば良いのですが、それでは面白くない。「結構持っているはずだけど、1つしか無いのか〜」と頭を抱えて悩んでもらうようなお題にしたいところです。
よって、ジュマンジにしたのですけど、MIZさんとbone5さんが持っていて失敗。
次の3ですが、これは比較的安全にMetropolisを選択し、首尾良くクリア。bone5氏とHAL99さんは私が持っているとは思わなかった模様。
ある程度のゲーム数を持っていないとゲームが成立しないという意味ではゲーマーズケームなんでしょう。
もちろん、このルールは応用できるので、別のお題でやる手もあるでしょう。
個人的には、引いたカードに、お題となるゲームの個数を限定されるのが不満で、お題のクリア方式の方が良いような気がします。
そうすると人数分のROUNDをこなさないといけないので、そこのクリアが課題かな?
みずてん無し、縛りあり、越年無し、ニギリ無し、50貫持ち60貫返しルールです。
手役があると、始めに回収できるので比較的出やすいのですが、赤短2枚にピカ1枚なんて時が非常に悩ましいですね。
今回は絶場や持ち越しが一度もなく比較的おとなしい展開に。ノミの心臓の私にとってはラッキーでした。
3光を手持ちで場にススキの20点(いわゆるエネオス)があった時が私の最大の高得点チャンス。MIZさんのファーストストライクが運良くなかったので、あとは出る札をどんどん叩いていって大場の四光達成。
後は、基本的にオリ気味。流してプレイして、なんとか勝利。このゲームで勝ったの久しぶりやわ。
Energie
Poker
ExecutiveDecisionに似たビジネスゲーム。なぜタイトルにポーカーが入っているかは不明。
前回puppiさん宅で好評だったので、この合宿に持ち込んだのですが、反応はイマイチ。
世界のグルメを食べ尽くした方々には、色褪せて見えてしまうのも仕方がないところなのでしょうか。終了時間が迫っていた事もあり、途中で無念の打ち切り。
面白いゲームだと思うんですけどねー。メンツを変えて再戦したいと思います。
最後に
今回の高松合宿は新居での開催となりました。
この合宿はGWの恒例行事です。今回も百科審議官を初めとして、さまざまなゲームに触れ合う事が出来ました。
毎年、自宅を快く開放して下さる、HAL99ご夫婦にこの場をお借りしてお礼申し上げたいと思います。どうもありがとうございました。是非、次回合宿にも参加したいと思います。