puppiさん宅ゲーム会レポート(2006/2/19)

今日は、ミッシーみしまさんの東京上京を歓迎してゲーム会が催されました。メンバーは、みしまさん、puppiさん、ブンケイさん、私の4名です。

Le'chappee infernale(地獄のスパート)
まずはみしまさんの持参ゲームから。puppiさんが自転車ゲーム好きという事で、みしまさんがセレクトされたようです。

このゲームは、とにかく駒が素晴らしい。選手のジャージが実在のものらしく、マニアにはたまらんでしょうね。この駒には基本セット以外に別売りで、有名チームのものとか様々なオプション(マイヨジョーヌのジャージ)とかもあるようです。

私が選択したチームは、バネスト。何? バネスト?
バネストってチームの名前からとった名前だったのね。私は今まで知らなかったわ。

みしまさんは当然の事ながらバネストで購入したんだとか。

このゲームは普通のレースゲームと同じなのですが、3台のチーム戦で行うので、バランス良く進ませる必要があります。移動は単純にダイス目を各自転車に割り当てていくだけなので、かなりシンプル。

但し、BreakingAwayのように、単独になるとショボくなる設定になっていて、孤立すると移動力が4上限になってしまいます。

コース最大の難所が山岳地帯です。ここではダイス目が1〜3しか利用できません。孤立した時は、大きい目が出てる、ダイス目が修正されるだけで済みますが、山岳地帯では、ダイス目が無効になります。

ですので、もし3台とも山岳地帯にいる場合、6ゾロが出ても何も進ませる事が出来ません。ある程度はリスク分散を図りながら、進めていく必要があります。同じマスには3台しか入れないので、ブロックする事も結構重要です。

レースは終始、チーム結束力の高かったブンケイさんが山岳地帯でのもたつきがあったものの、そのまま逃げ切り勝利。私は山岳地帯でのリスク分散に気を遣いすぎた結果、前2台が先行し過ぎて、1台が最後方に置かれてしまったのが一番の敗因です。

今回のルールでは、私は一番手番が遅く、前が既に塞がっている状態からのプレイだったため、かなり不利もありました。まあ、その辺りはスタートプレイヤーが移動していくルールにすれば解消できると思います。

いずれにしても、この自転車駒を動かすだけでもプレイする価値有りです。非常に楽しめました。こんなゲームが眠っていたとは気づきませんでしたね。


Energie Poker
geek listでその存在を知り、ずーっと探していたゲームですが、ようやく入手できました。

これは発展途上国の代表者となり、石油や原子力、石炭といった毎年必要なエネルギーを効率よく調達していく事がテーマのビジネスゲームです。

詳しくはpuppiさんのサイトにけがわさんのレポートが書かれており、私が駄文を綴るより参考になると思います。

各プレイヤーが密かにビッドして、一斉公開し、資源を入札した価格で購入していく過程はExecutive Decisionに似ています。

資源は毎ターン、プレイヤー人数の必要量しか存在しないので、全員に資源が行き渡る事はまずありません。調達できなかった分については、高値で他のプレイヤーから購入しなければなりません。

一国を代表する立場でありながら、このゲームでは$20しか所持金が無いため(笑)、常に自転車操業状態。 結構破産者が出て終わる事が多いらしいですと、私はインストしたのですが、実際破産してしまったのは私。しかも最終ターンに。

今回は私はボロボロで良いところ無く負けた訳ですが、負けて面白い、もう一度やりたいと思えるゲームは少ないと思います。是非また再戦をしたいですね、ていうか、一軍入りどころかクリーンアップ確定だなこりゃ。 あと、ゲームで使用するついたて。これが結構良くできてる。できてるんだが、よくコケる(笑)。 こういう名作は後世に伝えていきたいですね。


Square on Sale
ブンケイさんの持ち込みゲームです。

このゲームは以前袋小路でプレイした事がありましたが、オセロをモチーフにした秀作だったと記憶しています。

このゲームでは、お金は勝利条件ではないので、重要なのは、やはり端。一気にひっくり返そうと、端を中心に用地確保に努めますが、当然抵抗も多く、ビッド合戦になりすぎたため、漁夫の利的に恩恵にあずかれずに惜敗。

ブンケイさんがタイルを減らしているのに注意を怠っていたのと、例え高値で競り落としたとしても、再度アタックされる危険性を考えなければいけませんでした。

もう少し、他人との間合いというか、呼吸を合わせるべきでした。無念です。

非常にシンプルなゲームなので、ゲームのあまり知らない人でも楽しめそうです。 こういう良作国産ゲームは、どんどん海外に展開していってもらいたいものです。


Tacara
ドルメンの神々で個人的に注目のEggert Spieleの旧作です。

日本風のタイトルがついたゲームですが、これはTactical Car Raceの頭文字からとったそうです。

レビューをみていると、システムは良いけど、デザインはhorribleでnaffだなどとボロカスに言われているゲームです。

私の場合、だいたいが手作り風ゲームが好きな上、みてくれよりも内面重視なので、こういう理由で評価を下げているだけなら大歓迎です。

このゲーム、普通のレースゲームとは、ちと違います。それはなんといってもゲームの肝である移動システムです。

シフトテーブルの中央(ニュートラル)に各プレイヤーのシフト駒を置き、毎ターン2マスまで駒を移動し、ニュートラルからの位置によってレースカーを進めます。

例えば、右に2マス移動させた時は、2マス進められます。次のターン上に1マス、右に1マス移動させた時は、右に3マス、上に1マス移動させます。つまり、徐々に加速していく様を表現しています。

今でのゲームでは、スピードレベルを3段階上げるといった平面的なものしか無かったと思いますが、これは移動方向までギアに持たせたのが素晴らしい。これによって、カーブの移動が非常に難しくなっています。

更に移動途上に他の車があると、そこでクラッシュ発生。シフトテーブルがニュートラルに戻るまで手番パスを余儀なくされます。スピードが出ていれば出ているほどパスする手番が大きくなるシステムは考えられていますねぇ。

また、コースには複数のスタート位置とゴールが書かれていて、プレイ人数や時間によって調整できるようになっているのも嬉しいところです。

今回は時間の関係で途中打ち切りとなってしまいましたが、なんでこんなゲームが人知れず埋没していたのか不思議な位で、是非また持ち込みたいゲームのひとつです。


polarity
今回は時間の関係もあり、puppiさんにインストだけしてもらいました。

ゲームの説明はmoonさんの渾身のレビューをご覧になった方が良いでしょう。

磁石を使ったゲームというのは過去にもあったと思いますが、それにしてもこのゲームは・・・。
凡人ではまず思いかないですね。これをゲームにしようと考えたデザイナーに感服致します。

ブンケイさん、みしまさんはすぐにリーナー(浮き上がる状態)を習得していたようですが、私はファールの連続。才能無いみたいです(左の写真で、ブンケイさんが黒の石で、3箇所のリーナー、みしまさんが白でリーナーを作っているというのに、盤面手前にはリーナーが全くなく、ダメダメ状態なのがおわかり頂けるかと・・・)。



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