SGCゲームレポート(2006/01/22)

Ca$h'n Gun$
悪巧みを働いて儲けたお金の分配をめぐる争いがテーマのゲーム。bone5氏持ち込み。

各プレイヤーはピストル型の駒(模型?)を使い、一斉に誰かに銃口を向けます。銃口を向けられた人は、危険だと思った場合は伏せる事ができますが、チキンとみなされ、そのROUNDの分け前はもらえない上、終了時マイナスになります。

銃口を向けた人はカードをオープンします。 カードは、BANGBANGBANGとBANGとCLICKがあります。BANGBANGBANGは必ずヒットです。BANGもヒットしますが、撃ち合いになった場合で相手がBANGBANGBANGの時は負傷します。3回負傷したら死亡です。

そのROUNDでチキンになった者、負傷した者以外で現金を分け合います。これで数ROUND行い、稼いだ人が勝者です。このゲーム別にピストルが無くても、何かを握るだけでも問題ありません。ただ、このテーマのゲームなら、絶対ピストルはあった方が良い!

私はついつい軽視しがちなのですが、こういう小道具はゲームに与えるインパクトが大きいのだという事を改めて実感しました。勝ったのはYOKさん。終始、穏やかで密かにプレイしていたため全くのノーマークでした。まさに理想的な勝ちっぷりで脱帽です。


Vom Tellerwäscher zum Millionär
昔eBayでBGGにも掲載されていないのに高騰しているゲームがあり、これはお宝に違いないと、ついつい高値でみずてん購入してしまったゲーム。

それなのにルールが独文のみだったため、翻訳が遅々として進まず、お蔵入りしておりましたが、急にプレイしたい衝動に駆られ、なんとか実現できました。

このゲームでは全員が無職で一文無しの状態からスタートします。そして皿洗い、銀行の受付係等徐々に職歴を積みながら企業経営、投資を行い、最終的にミリオネアになれば勝ちという非常に古典的なテーマのゲームです。

各プレイヤーは職業訓練所マスでスキルを磨きます。どうやって磨くのかというと。ダイスを振るだけ。6の目の代わりに存在する稲妻マークが出るまでダイスを振りつづけます。

各職位毎にクリアすべき数値が決まっていて、能力が低いほどクリア目標が低くなっています。たとえば、皿洗いなら目標値=10。ダイスを振った目の合計が10を超えればクリアです。但し、稲妻がでてしまえば、手番終了です。

資金があれば、ダイス目の目標値を修正する事ができます。さしずめ、参考書でも買うといったところでしょうか。もちろん、いくら資金を投入したところで、即稲妻という事もあります。失敗しても投入した資金は戻ってきません。

目標をクリアすれば、各企業マスで仕事する事ができます。もちろん、経験値が高いほど高給となります。始めは、このようにしてボードを回りながら給料を得て、資金が溜まったら企業を購入します。企業を買えば、他人が自分の保有するマスに止まった時、多額の利益を得ます。いかに他人に働かせて資金を稼ぐかがポイントです。

ゲーム開始時は、給料が50EUROなのに、ゲーム終盤は100000EUROになります。この大雑把さが爆笑を買っていました。

はっきりいって、ダイス目が悪ければ何もできず、スキルも何もない運ゲー。とはいえ、たとえ勝てなくても、他人が成り上がっていく様を見るのも結構楽しいもの。シビアなメンバーには敬遠されるかも知れませんが、バカゲーと割り切って一度プレイしてみて欲しいですね。


Ronda Magica
前回プレイからの改良。
手札交換をできるようにして、勝利条件を4点に下げました。

どうしようも無い手札の人は、改善する余地ができるし、4点にしたため、中だるみ感がなくなりました。むしろ物足りなさが残ったくらい。

今回は皆初プレイだというのに、さくさく完成させていきます。
手材料が良いのか、はたまたゲームセンスに長けているのか。

私はリーチまで行ったのに最後で失速。残念。

でも、これは個人的にかなり好きなゲームです。


Grand Prix F1
昨日も行いましたが、最近のお気に入りです。このゲームを制するのは天候とピットです。ピットコースは速度制限があるため、スピートがあまり出せません。しかも1車線しかないため渋滞がち。

自分の都合だけでなく、他人の動向も見ながらピットインする必要があります。今回はいやらしいプレイをする人が私を含めて多くいたため(笑)、ピットでの牛歩戦術で1名がリタイヤ。

またこのゲームでは天候も大きな要素です。天候に適さないタイヤを装着していると、スピートが減速されてしまいます。今回は私が天候変更のトリガーをひいたのですが、トップ目がピットしているタイミングだったため、効率よくタイヤ交換されてしまいました。このため、最後はきっちりと逃げ切られてしまいました。

私は天候変化に怯え10のカードを少なめにしたのが敗因。10のカードは使い時が難しいですが、直線ではやはり威力を発揮します。まだまだやりこみ不足であり、いろんな戦略を試してみたいゲームです。


ITC
X-Paschコンチェルンで有名な作者のゲーム。これらのゲームよろしく、カラフルなキューブがたくさん登場します。

各プレイヤーは手札に配られた輸送カードをもとに、陸海空の様々なルートを活用して、世界中に商品を輸送し、それらを売却して資金を稼ぎます。

このゲームでは3種類のダイスが存在します。青ダイス、赤ダイス、緑ダイスで、緑だけが8面体です。プレイヤーは手番にダイスを2つ振り、好きなダイスを選択してそのアクションを実行します。

青ダイスは輸送、緑ダイスは商品売却、赤ダイスが汎用です。各プレイヤーは輸送カードに書かれた輸送方法で商品を他国に運びます。青ダイスを使う事で、輸送カードを場に置き、移動させます。輸送路の終点まで辿り着けば、輸送代金がもらえます。運んだ商品は任意の大陸に置く事が出来ます。

緑ダイスは、青ダイスによって続々到着した商品を売却するために使用します。売りたい商品の個数分のキューブが各大陸に配置してあれば、商品を売る事が出来ます。キューブを置くためには1個=ダイス目必要ですが、売却時は1キューブで1つのカテゴリの商品全て売れるため、かなり強力です。

あと、面白いのがブラックマーケットです。商品の輸送には、盗難や紛失がつきもの。そういった時に商品は全てブラックマーケットに流れていきます。ブラックマーケットはマフィアが支配さており、結構な凌ぎになるため、マフィアの覇権争いも起こります。様々な要素を盛り込み、テーマ的にも非常に面白いのですが、ややゲームバランスに欠ける気がしました。

まずは輸送。輸送時の報酬は輸送代金だけで良く、商品毎のボーナスは不要でしょう。輸送はリスクが少なく、オリジナルのままだと、誰も緑ダイスを振らない気がします。そしてブラックマーケットの覇権争い。各プレイヤーは1ターン1回しかできない事になってますが、そんな制限を行う必要はないと思います。オリジナルのままだと、一度制圧したら対抗するのが難しいですから。次回プレイ時は、これらの改良ルールでやってみたいですね。


Finger Weg von Mona Lisa
ここのところ立て続けにプレイしてます。

このゲームでは逮捕するのに2人の守衛が必要な上、移動力が泥棒より少ないため、かなり不利。 しかも泥棒にはチョコを食べる特権もあるので、尋常の方法で捕まえる事は難しい。

よって、今回もターゲットを1人に絞って包囲網を敷きます。しかし、今回の泥棒はかなり速攻で金庫を破り、 あっという間に一人が脱走。電撃作戦成功かと思われました。

投了やむなしかと思っていたら、どうやら鍵が全て揃ってなかったようで、ひと安心。 脱出口のあたりで待ち伏せし、監視カメラでついに位置を確認。 守衛の連携プレイで見事逮捕となりました。

スコットランドヤードの亜流といえばそれまででしょうが、勝敗よりもプレイ中の会話が楽しい。 一種のパーティゲームの雰囲気があり、私のお気に入りゲームです。



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