YOKさんゲーム会(2022/07/23)

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Boonlake [BGG]

マラカイボGWTの作者の新作。作品自体は2021年ですが、最近日本語版がテンデイズより発売され、面白いと評判になっており気になっていた作品です。
YOKさん、うっちー、たまさん、私の4人。

基本的には、土地に入植させ、街を発展させていくことでVPを高めていく系でよくあるゲームといえばそうなのですが、至る所に工夫が見られます。
手番にやることは、アクションタイルを選ぶだけなので、ここは非常にわかりやすい。

また直近選択されたタイル程、船の移動力が少なく、場合によっては失点を喰らうので、連続して選びにくくなっています。
選択したアクションは、手番プレイヤーだけでなく、他のプレイヤーもアクションができるのでダウンタイムがありません。

土地に入植すると、その駒の下に隠れたリソースがもらったり、配置した駒をアップグレードさせて能力を強化するのはガイア風です。

ゲームは4ラウンドから成り、移動した船が一転のラインを超えると決算。ゲームはちがうけど、この仕組みは、BreakingAwayとかレースゲームの中間ラップ点みたいなものだと考えるとわかりやすいかと思います。

決算は、決算タイルで行います。これをクリアすることでVPが獲得できます。このタイルはゲーム開始時に2枚ずつ配られ、好きな決算タイルを各自選択することができます。ラウンド毎にクリア条件が厳しくなっているので、難しいものは初めに出してクリアするなど、ラウンド毎のクリア条件を頭に入れてプレイすることで、見通しがを立てやすくなっているのは良いですね。

そしてレバータイル。各ラウンド1回だけ使用できる特殊能力。従来であれば、タップして表せばよいところをシャッターが降りてくる感じなのは視覚的にも見ていて楽しいです。

このゲームは資源が独特で、お金と壺以外は見せればよいタイプになってます。資源タイルとカヌーの位置で4つまで表現できるのが面白い。
資源タイルを配置することは、その資源は常にその下限を保有していることになるので非常に重要。真っ先に揃えるべきものと理解しました。
で、配られたタイルを見ると資源タイルの数決算と橋の近く決算のタイルでした。

自分か配置した決算タイルは"大場"扱いとなり、得点が倍になりますが、クリアできなかった場合の失点も倍になります。
当然、最終ラウンドには自分のタイルで決算したい。そのためには厳しい条件をクリアしないといけない。

なので、条件厳しいかなーと思い、日和って橋の近く決算タイルを選択。しかし、これは悪手でしたね。というのも、よくよく考えてみると、決算タイルのVPは最終ラウンドで4VP、倍になっても8VPでしかありません。

プレイしたカード1枚でだいたい2VP位であることを考えると、最終ラウンドに出さず、これが3ラウンドだからといって、2点しか差はないです。

半面、資源タイルは決算に絡まなくとも欲しいタイルだから目的と決算がマッチしているため、断然こちらを選択すべきでした。
これは明らかに大局観が間違ってました。

ゲーム自体は、決算タイル自体がそれほどのものでもないということもあり、とりあえずカードなりに進めて行くしかないのかなと思いました。
とりあえず永続効果のものを中心にプレイしていき、それが累積するものに特化すればいいかなーと思っていましたが、思いのほか時間がかかり、2R途中で無念の途中終了となりました。

いやあ、これは面白いですね。作戦はいろいろ取れそうなので、連続してプレイしたいゲームです。
特に目的タイルがゲームごと変わるし、それがプレイヤー間でも大場ルールでウェイトが違うから完全に一緒にならないんですよね。これが憎いところ。

ひとつ気になるのが決算トリガー。トリガー切っても特段メリットがあるわけではないです。まぁ、決算の条件をクリアした瞬間に入ったら、ほかの人はまだ達成してないかなとか、その程度。むしろ、そんなに先に行ってもしゃーないし、欲しいリソース取りたいから4歩進めるところでもあえて1歩というのはよくあること。

別にそんなに深く考えていないのかもしれませんが、トリガー切ったら2VP位あげてもいいのかなあとは個人的に思いました。その方が収束性は良くなる気がします。



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