WGG合宿in高松(99/5/1〜99/5/3)

ついに年2回行われるWGGゲーム合宿の季節がやってきました。今年も仕事の関係で参戦が危ぶまれていましたが、無事参加する事ができました。

今年の参加メンバーは大阪特濃組の他は、姉御、Juliさん、関東組はフグさんだけとちょっと寂しいメンバーになりましたが、濃さでは定評のあるWGG合宿の1〜3日目の模様をレポートしたいと思います。

現地(仏生山)に到着すると、丁度食事タイム。近所のファミレスで食事の後は一同ゲーセンへ。アーケードやコンシューマーゲームはほとんどやらない私ですが、WGGではDDRが大人気。「踏む」と称し、皆、リズムに合わせて踊っていました。

UNION PACIFIC
エアラインズの鉄道版。ルール詳細については前回のKGCレポートを参照。babu-さん、一色さん、吉川さん、私の4人プレイ。

全員、手慣れたメンバーなので、インストも「このゲームはエアラインズです。以上」という位、簡単なもので(笑)、私以外初プレイでしたが、前回同様、違和感のないままゲームをプレイしていました。

ただ、一色さん(写真:向かって右)の表情から想像つくように、眠気も手伝ってミスが続出。イリーガルが線路を引くわ、会社を間違えて線路を引くわでゲームとして崩壊したため、途中打ち切りとなりました。

ゲームとしては素晴らしいのですが、デザイン方面にも力を入れて欲しいと思います。
Filthy Rich
効果的な看板を張って広告収入を稼ぐゲーム。詳細については前回のレビューを参照。

ピエロを出すのが男のロマン(※1)を合い言葉に頑張りますが、吉川さんの出す看板ばかりヒットし、皆からはブーイングの嵐。

私はというと、吉川さんの3倍看板出しているにもかかわらず、全く当たらずアップキープで看板が維持できず、撤収に次ぐ撤収。全く良いところなく敗れ去りました。

このゲームはアップキープ無しに毎ターン収入を得たりするカードが序盤に引けると非常に展開が楽になる上、収入も結局はサイコロ勝負なので運の要素が大きいゲームですが、単なるバインダーを使って行うゲームとは思えません。特にページがめくられて看板が見え隠れする瞬間やサイコロを振ってヒットした瞬間は順位に関係なく盛り上がります。

日本では入手難ゲームのようですが、英語が苦にならない人は是非みかけたら即ゲットしましょう。

ピエロを出すのが男のロマン(※1)・・・9つあるエリアのうち、最大の4マスに看板を出せるカード。初期投資が多く、アップキープも多い上、収入が少ないという使えないカード。誰かこのカードを男にしてやって下さい。


Cinema Complex
Juliさんの創作ゲーム。最近は創作ゲームとはいえ、ゲーム内容だけではなく、見た目への要求も大きくなってきているため、制作費はBIGBOSSを越えているとか。クリエイター受難ですね(笑)。

写真を見てもらえばわかると思いますが、出来映えはかなりのもの。まず見た目は合格点です。

ゲーム内容はというと、各プレイヤーは映画館の経営者になって、人気のある映画を上映し、より多くの観客を動員する事を目的とするゲームです。

ゲームに登場する映画は6種類。プレイヤーはベーセンシュピールにおける株価操作のように、手札を使って観客数(その映画をみたいと思う総需要数)を操作します。

手番には、自分の映画館に上映する映画を3種類まで秘密裏にプロットするか、観客数操作を行い、一定量のカードがプレイされた時点で上映映画が明らかになります。

各プレイヤーは3つの映画館(400人、600人、800人収容可能)を所有しています。需要傾向を読み、上映映画を決定します。客席数と同じ観客数を動員すると高得点がもらえます。しかし、客が少なすぎて客席が閑古鳥を泣いたり、客が殺到する状態になると経営手腕を疑われてマイナス点を喰らいます。

いくら観客が多くても、全員が同じ映画を上映すれば客が分散するし、観客が少なくても1人しか公開していなければ客があふれる可能性があるので、他のプレイヤーの動向が非常に重要です。

プレイしてみての感想ですが、ゲームとしては十分成立しており、一斉公開での悲喜こもごもが楽しい作品です。下手な国産ゲームよりは格段に良いでしょう。但し、難点もあります。一斉公開プロットは非常に重要ですが、他人が何をプロットしているのかを知る事ができないため、結局は運まかせになっています。

「誰かのプロットカードを1つ見る」のような情報カードを用意して、運の要素を薄めれば、更におもしろくなると思います。


SKIP-BO
ペアになって、お互いの山札を一番先になくした人が勝ちになるカードゲーム。

1から順番にカードを出していきます。ゲームタイトルにもなっているSKIP-BOはオールマイティカードです。私は吉川さんとのペアになりました。

ちゃんとシャフルしたはずなのですが、全SKIP-BOカードのうち、1枚を除いて全てがJuli/かたおペアに入っており圧勝。他のプレイヤーの山札は"9"で固まり、身動き取れませんでした(写真参照)。

今回はバランスが悪すぎたので評価はイマイチでしたが、また別の機会に再度プレイしてみたいと思います。


Ever Green
ハラハラドキドキのレコード争奪ゲーム。詳細は前回のKGCレポート参照。

とりあえずの戦略として、20点以上あればコンサート、60点を超えるようならスペシャルコンサート(通称:スーパーひとしくん)を開こうと考えました。

人気が最高潮かどうかは運の要素もあるのですが、手札温存に固執しすぎたせいか、あまり得点が延びませんでした。前回もそうでしたが、スーパーひとしくんの使い方で勝負を分けた感じです。

コンサートが開けそうにない時は、次の手番の人をショボくして、スーパーひとしくんを楽に使わせないようにプレイする事が肝心だと思います。


アクワイア(Schmidt Version)
一度プレイしてみたかった、でっかいアクワイア。非常に期待していたのですが、吉川さんの目が笑っていた。そう、この目はクソゲー紹介時の目をしている・・・。

よくもまあ、オリジナルをこれだけズタズタにしてくれたなあという位の改悪ルールで販売後、あっという間に絶版というのもうなずけます。とにかく、
・ボードに並べるホテルの高さが不規則で色も複数あるが、全く意味がない(別のゲームを単に流用しただけやろ!)。
・ホテルタイルの丈が高いので、後ろが見えにくい。
・ホテル名を変えるのはまだ許せるとして、ホテルのランクが変わっているので、混乱するったらありゃしない。(Festivalは$200,Luxorが$300,Imperialは$300になっている)
・ホテルを表すプラカードのようなものは、見た目は豪華だが、横から見ると判断つかないため、見にくい。
・ボード上の番地を表す座標が横と縦で逆になっている(左上をA−1として、右方向にA−2、A−3・・・となっている)。

という事で、写真写りは最高に良いゲームなのですが、プレイには(特にオリジナルに思い入れがある人ほど)つらいゲームで、あくまでコレクターズアイテムだと思います。


<その他のプレイゲーム>
チェーテン、クランカー、銭銭銭(ショボいです、これ)、POOL POSITION等。

<最後に>
今回の合宿、ゲーム三昧で堪能しましたが、ホストのHAL99夫妻には大変お世話になりました。また冬合宿には是非参加したいと思います。


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