Adept通信(98/1/30) 創刊号

大阪に新しくできたマジック専門店「Adept」。ここはWGGのドン、柴田さんの経営しているお店で、関西の強豪ギャザラー(っていうの?)のメッカとなっています。

店内には広いデュエルスペース(マジックをする所の事ね)もありますが、ボードゲームもプレイ可能という事で、Adeptに行って来ました。

今日は、シールド戦にbabu-さん、日暮さんが参加していましたので、終了を待ってボードゲームをする事にしました。

Filthy Rich
店内にはボードゲームは常備されていないのですが、柴田さんが購入されたWofC(マジックの発売元)のボードゲームの新作があるという事で、プレイする事にしました。

このゲームは広告を多く出して収入を得るカードゲームですが、非常に斬新なシステムが盛り込まれています。

まずはゲームボード。バインダーを利用します。バインダーの4ページを利用するのですが、1ページ目が1階を表します(4頁なので4階あります)。広告を出す階は6面体ダイスのサイの目で決まります(5・6が出たら同じ階)。

各階には9つのエリアがあり、手札に広告カードがあれば、好きな所に広告を打つ事ができます。毎回10面体ダイスを振り、ダイス目に当たった所が収入になります。中には2段ブチヌキ広告等複数のエリアに出せるものがあり、確率がアップします。但し「10」の目がでた場合、税金を払う必要があります。ダイスは階数分振るため、上に行けば行くほど当たりやすい反面、税金もかかりやすくなっています。

また、税金は広告カード毎異なりますが、基本的に高収入のもの程、多いようです。

1階に広告を出した場合、2階以降の同じエリアに広告を出された場合、隠れて広告料が入りません。それじゃあ、最上階に広告を出せば良いかというと、そうでもありません。なぜなら仮にそのROUNDが3階以下の場合、4階は後ろにあるため、これまた広告料が入りません。結果として、税金だけ払わされるリスクを追います。

このゲームは税金の取り立てが非常に厳しいので、初めに柴田さんが破産。私も破産し、結局古山さんが勝ちました。

この3Dライクなシステムは非常に斬新で、久々に知らないゲームをプレイした感動を覚えました。WofCのゲームはロボラリーにしてもそうですが、マニアに好みそうなおもしろいゲームのツボを押さえていると思います。

柴田さんのお店は、非マジックプレイヤーには入りにくい店だと思いますが、プレイスペースは広いですし、大会の無い日はボードゲーム用に開放する計画もあるようですので、機会があれば、また行きたいと思います。


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