鉄分補給の会(2021/11/07)

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Demolition Racing 2055 [BGG]

最近では珍しいレースゲーム。先に3周した人が勝ち。しのさん、hal99さん、やざわさん、私の4人。

親がダイスを振り、でた目に対応するアクションタイルを中央に配置。ダイス目アクションに自分のミープルを最後手番から順に配置。これだとでかい目から順にとられるだけになってしまいがちですが、そこに工夫があります。

親は、アクションに対応するマーカーを裏向きに配置(うち1箇所は爆弾)します。爆弾を踏んでしまうと、移動できないばかりか、HPが-3になります(初期HPは10)。親は一番最後にアクション選択するので、あからさまに配置すると、自分で自爆してしまうことになるので非常に悩ましい。

それと同じマスに移動すると、そのコマが上に乗ってスタック状態になります。下のコマが移動するときには上の駒も一緒に動くので、必ず先にすすめるのが良いとは限らないようにできています。

私は爆弾を回避して安全プレイに徹していたのに対し、爆弾を恐れず積極的に展開していたやざわさんが勝利。

なんか懐かしいというか、15年位前のレトロ感がとても良かったです。


Tiger & Dragon [BGG]

wドミノ柄の牌を使用したゲーム。ごいた系のゲームなんだとか。ごいた自身、どんなゲームか全然覚えてなかったのでチェーテンでたとえると、相手の出した牌と同じ数字があれば出すのですが、チェーテンなら出した牌がそのまま次のプレイヤーへのリードとなるところ、このゲームではフォローできれば好きな牌を打つことができます。

ちなみにこの牌、スートは赤と青で数字は1〜8、あとは各色の役牌があります。数字はペアーズの要領で8なら8枚、5なら5枚と数字がそのまま牌の数になっていて、数字が低い牌ほどレアになっています。

役牌は1枚しかなく、フォローする時の色のオールマイティです(赤は奇数、青は偶数で、役牌はフォロー時の強力な牌である反面、リードとして切り出すと偶数なり奇数ならなんでもフォローされてしまう)。

このゲームでは先に自分の牌を無くした人が「あがり」になるのですが、得点計算が複数用意されているのも非常にユニークで、最後にプレイした数字がそのまま得点になるシンプルなものから、事前に公開した牌で上がるとボーナスがあったりと様々ですが、"1"の牌はフォロー時には、ほぼ出せない牌になので"1"上がりは、どのルールでも高得点となっているようです。

チェーテンの場合、近代チェーテンなどと言われるように、フォローできるのにフォローせずあえて呑むプレイがよくありました。これは、有力な牌が狩られるのを防ぐためにあえて呑み、全部枯れたのを見計らって、切り出す高度な作戦ですが、このゲームでは全員がパスするとリードした人がもう1枚追加で牌を出せる上、上がった時の追加ボーナスとなるため、呑みにくくなっています。

なので配牌で例えば5が4枚位あり、5を連打して牌を伏せ続け、最後に"1"を出して上がるみたいな感じが理想です。

もちろん、運の要素も大きいとは思いますが、それだけに複数回プレイするのが望ましいです。ルールもいろいろありますし、周りも変えて半荘位は、やるのが良いかと思います。

ちなみに、ゲムマ特典として、会場に行かないと手に入らないルールもあるようですので、興味のある方はぜひゲームマーケットにお越しください。


Clinic Deluxe Edition [BGG]

私がKickstarterで初めて購入したゲーム。これとTramwaysを同時に購入したのですが、クリニックの方は初プレイ。ここからは、やざわさんが抜けて3人。

各自が自分の敷地に病院を建設し、患者を来院させて治療し、VPを稼ぐゲームです。

病院には患者も医師も看護師もスタッフも皆車でくるので、駐車場を設置しないと敷地が車で溢れてしまいます。

患者には症状によって4段階あり、それぞれに対応する医師でないと診ることができません。ただし、看護師がいると、その分だけ調整することが可能です。つまり無能な医師でも看護師が3人いれば、重篤患者を診ることができますし、名医でも看護師が3人いれば、ただの風邪の患者を診ることができます(名医だからといって、万能でないところがミソ)。

重篤な患者を見れば診るほどもらえる報酬は多くなりますが、名医でも患者を診察すると、疲れてしまい技術レベルがひとつ下がってしまいます。これを防ぐには優秀な医師を高額で雇用するか、研究室を建設して、技術を上げるしかありません。

あと、医師が優秀でも該当患者がいなければ、宝の持ち腐れになります。

患者はアクションで獲得できるのですが、獲得した患者を待合室に待たせておき診察せずにいると1レベル症状が悪化します。

なので非常に不謹慎ではありますが、患者を待合室で重篤になるまで放置し、そのあいだに医師を育成して重篤患者専門医に仕立て、そこでようやく診察するという手法で高額報酬を稼いで勝利!!!

わたしはこれを"熟成"と呼んでおりました。非常に優秀な戦法ではあるかと思うのですが、モラルとしてどうなのかという思いはありますので、あくまでゲームにとどめておきましょう。

このゲームは蒸気が大好きでTramwaysの作者Alban Viardの作品で、他にもXX Cityといった都市開発モノを多く手がけられています。

鉄道と都市開発ゲーム好きというあたりが私の好みと合致していて、非常に好感が持てます。

建物の配置の仕方は膨大な組み合わせがあるので、リプレイ率も高そうです。個人的にはかなり気に入りました。またSGC系でも持ち込んでプレイしてみようと思います。


Russian Railroads [BGG]

タイトルからみると鉄道ゲームっぽいけど、全然鉄道ゲームに見えないワカプレ。

各プレイヤーの個人ボード上に3つの路線とVPトラックがあり、これを進めていくべくワーカーを選択していきます。

一番上のシベリア鉄道が王道の進め方で、黒 > 灰 > 茶 > ベージュ > 白の順番で線路を敷設していきます。

黒は得点にはならないけど、それぞれが前の色の線路を追い越せない仕様のため、進めていくしかありません。

しのさんと、hal99さんは両方ともVPトラック重視でプレイしていました。たしかにこちらのほうが効果の発動が強力で面白そうなのですが、アクションの競合を嫌ってシベリア王道ルートで。

hal99さん曰く、このゲームは1金で先着1名が購入できる技師の雇用が非常に強力とのこと。

これはプライベートアクション効果と最大保有者がとれる40VPが強く、2番手はスタプレ確保が定跡になっていると。

なので最初のアクションがほぼ固定化されているのが不満なんだとか。

さりとて、それに逆らう理由もないので、素直にhal99さんの教えに従うことに。

今回私は3番手。傾斜効果で1金もらうことに。お金はワーカーの上位互換なので、どこにでも入れるんだけど、無駄遣いはできないので、技師に2回飛び込む用に温存。2回飛び込めたものの、3回目入ろうとすると、当たり前ですがお金がありません。なので手番なのに2金取ることに。

次は最終ラウンドなので、お金とっても意味なかったかーと思いきや、よく見ると、hal99さんは現金ZERO。しのさんは技師取っても3番手確定なので、とらず。なので私が4人目技師獲得が確定となりました。

スタプレ以外で幸運にも技師最多ボーナスがとれたことや、私しかシベリア大路線を拡張してなかったため、ベージュや白のアクションが単独で踏めたなど展開に恵まれて、たなぼた勝利!!!

久しぶりにプレイしましたが、いやあこれは面白い。またプレイしたいゲームです。



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