War of Whispers [BGG]
戦争の結果の賭けを行う秘密結社の一員となり、様々な陰謀や策略がうごめく戦争ゲーム。HAL99さん、やざわさん、ハルバラドさん、私の4人。
ゲーム自体は戦争ゲームというよりかはエリアマジョリティに近いのですが、どこの国を担当しているのかは、初期にランダム配置したチップで決まるので、他人にはわかりません。
ワカプレの要領で戦力増強したり、戦闘したりするのですが、ゲーム終了時に占領している拠点数と初期に配置したチップの基礎点で勝利者が決まります。
なので、正体隠匿系のエリアマジョリティのイメージが強いです。フリンケピンケやCOUPを戦争ゲームっぽい味付けをしたような感じでしょうか。
つまり、はじめに各色の基礎点を秘密裏に知っていて、山からチップを取っていく。あからさまに取ると正体がバレるので、適当に散らして取っていく展開に似ているんですよね。
途中で、ヤバそうになったら正体を明かしてチップを入れ替えることはできます。なので、上位はだいたい同じような組み合わせで3番目位の基礎点で勝負が決まる雰囲気もCOUPを思わせます。
アクションは青の国から順番に解決していくのですが、誰も置いていないマスについては、その国の一番左に近いコマを置いているプレイヤーがすべて実行できるので、自分しか置いていないアクションを実行するのは非常に爽快です。なので、戦争系ゲームなんですが、限りなくワカプレやエリアマジョリティに近いと思います。
戦争ゲームなんだけど、その戦争色を薄める。これは私のような戦争ゲームを好まない人でも遊べるゲームに仕上げたという意味においては、面白い試みと言えるのではないでしょうか。
Gentes [BGG]
モニュメントを建設し、地中海に新しい都市を設立することによって発展することを目指すゲーム。
基本的にはワカプレなのですが、アクションの単位が時間になっていて、1ラウンドに使用できる時間が決まっているポイント制のシステムとなっています。
アクションの中心は文明カード。カードを入手してVPや特殊能力を使用していきます。
カードを入手するためには人口増やさないとカード買えないし、そもそもお金がないので、税収得られるようにしておかないといけないし、そうするためには時間が足らないしで、何もかもが足らないカツカツさがたまりません。
時間は前借りすることもできるので、ここ一番では時間をかけて重要アクションを打つことも必要となります。
あとは都市建設/人口/カードのマイルストーンもあるので、先取りの競争の要素もあります。
このゲームで独特なのは、カード獲得や人口上げの時の対象。普通は、安いカードから並んでいて、資金に応じたものを選択したりするんだけど、それがワカプレのコストと組み合わせになっているのがにくい。つまり、同じ効果でも、6金8金10金でできるタイルがあり、好きなものを取れるから、じゃあ安いほうが良いとしたものなのですが、自分の欲しいカードが高額カードたったら、高いタイルから取っていくこともあるので、このバランスが非常に面白い。
カードにはアイコンがあって、同じアイコンを揃えると、VPが多くもらえる仕組みになっているので、自然とアイコンを寄せていくことになるのも良いシステムです。
私は、傾斜ゲームにしては珍しく4番手で、建築物にアドバンテージのあるカードがあったので、この差を生かして建築6軒とカード8枚のマイルストーンが取れたのが大きく勝利。
ただ、プレイ後談で、実は初期カードは建築済みではなく手札であることが発覚。そりゃ先にカード2枚プレイできていたら効果の高いカードを握っている方が強いわな...
ということで追い風参考記録でした。これはまた再戦したいゲームですね。
Rolled West [BGG]
Gold Westというゲームの紙ペン版。オリジナルを知らないので、どの程度再現されているものなのかは不明。
6ラウンドあり、各プレイヤーは、手番に4つのダイスを振って、いちばん高得点の人が勝ちになるゲームです。
できるアクションは、Boomtown,Shipping,Contract,Claimの4つ。自分の手番にひとつ、次の自分の手番までの他人の手番にひとつだけ、ダイス目の貯金ができます。
これらのダイスを使用して、好きなだけアクションができます。
Boomtown(左上)は、目的カードみたいなもので、XXごとにn点とかが2つのダイス目の組み合わせで決まっています。先取りなので、序盤に選択して方向性を決めるアクションです。
Contract(中央)は、これらの組み合わせを支払ってVPがもらえるもの。これも先取り。
Shipping(右上)は、各資源を出た目だけチェックしていき、ポイント到達する毎にVP。2位までボーナスあり。
Claim(下)は、地形+wの目で各土地を掘っていきます。掘った場所毎のVPと、マジョリティボーナスがあります。
私は一番はじめにGCのBoomTownを選択。これは★と☆の場所をチェックすると1点もらえるという効果で、これにより☆/★のないContractは無視。
はじめに迷いを断ったのが良かった様で、ShippingのSとClaimのGとWでマジョリティが取れました。Cの目がほとんど出ず、目も味方してくれました。
あとは終盤に私の戦略と相性の良いBoonTownのSC(○ひとつにつき2点)がとれたのも僥倖で、僅差で勝利できました。
ここ一番のために貯金ができるところや、Boomtownで目的を決められるのも非常に良いと思います。
これは良いゲームですね。面白かったです。
豆と共にあれ [BGG]
やざわさんの非常に悩ましい紙ペンシリーズ。
できるアクションが多く、それによって目標が定められずにいろんなところに手を出してしまい、結果中途半端に終わるという失態を演じてしまいました。やざわさんのゲームはこの紙からにじみ出るやざわさんの声が聞けなかったのが敗因。東大試験と同じようなものです。
とにかく、このゲームはアクション数が限られているので、効率さが求められます。ポイントはなんと言っても巻物とマイルストーン。これをいかにうまく活用するかが鍵です。
今回私はマイルストーン11軒建てているにも関わらず1回しか踏めなかったのは酷かった。12VPと7VP豆とかもらえるというのに。しかも3VP豆とか取っていたら、更にもう一回建てられるじゃないかー。もちろん、このアクションをマイルストーンに使っていれば建物数は減るだろうけど、その分リソースは少なく済んだはず。大きなロスでした。
あとは巻物アクションですが、自分の建物からつないでないので、超非効率。2軒分少ない結果ですね。
こんなことやっていたら、勝負系になるはずもなく、ダントツの最下位。うぐぐぐ。再戦希望です。
Mercado de Lisboa [BGG]
ラセルダにしては珍しいライトなゲーム。
ゲームの流れとしては5x5のボードに新規のスタンドを建設し、そこにお客を運んでお金を稼ぐゲームです。
お客カードにはお客の人数と欲しい物が書かれていて、これが基礎点。これに運んだ先のスタンドの点数の掛け算でお金が入ります。
スタンドは単独では1金の価値ですが、周りに同種のレストランを配置することで価値を高められます。
なので、4人のお客を5価値の店に取り込めれば20金が一気に入ります。
お客を取り込むのはボード4方の4マスになるので、以下に高得点のエリアを構築し、上客を取り込むかこれがポイントです。
このゲームでは、自分だけが美味しい状況をいかに作るかがポイントなので、タテとか横に自分の店を並べて、お客を呼ぶ必要があります。
ただ、お客が多くいる列/行はその分資金がかかるようになっています。
序盤は、1金しかないので、単独の場所しか建てることができません。
この序盤のカツカツな時にうまく建てないといけないのですが、私が資金をケチって、分散して建ててしまったものだから、シナジー効果が全く得られず大敗。
うまくやったのが、やざわさんで、ぶどう農園で囲んだやざわ帝国にどうやっても振り込んで行く展開となり、やざわさんの快勝。私はやざわさんの1/4位しか取れませんでした。
ここまで酷かったのは、ニュートンの初回プレイ以来ではなかろうか。運の要素もそれなりにはあると思うけど、このゲームはその人のゲームセンスというものが如実に現れているのではなかろうか、なんか全く勝てる気がしません。Tabletopiaのソロゲームでもやって鍛えないとだめでしょうね。