Wingspan [BGG]
2020年のゲーム初めです。たまさん、YOKさん、せみちゃん、うっちー、私の5人。プロモカード入りです(どれがプロモなのかは結局わからずじまいでしたが)。
前回プレイした時は、Wingspanの悲劇ともいうべき惨状でした。まあ、私の場合、Newtonの悲劇とか悲劇だらけなんですかね(単にお前が弱いだけやろ)。
今回も、毎ラウンドのボーナスはほとんどが卵がらみだったため、「卵は正義」ということを教訓に臨んでみました。
あとは、やはり序盤に出すのは特殊能力が発揮できるものがええやろとボーナスカード系は排除し、能力発揮系にしました。ただ、できれば卵もらうとか、リソースもらうが良かったのですが、手材料に都合の良いものがありませんでした。
ここで大まかな指針を決めました。
・餌カードは出さない!
・卵とカードに特化!
です。3か所だすのはどうしても非効率なので、ツェーイーメン(絶一門)にしよう、そして特殊効果最大限に取っていこう。考え方は悪くなかったと思うのですが、結果的にはうまくいきませんでした。
まず誤算:1ですが、ボーナス取りに気を取られ過ぎました。みんな卵が良いのはもう周知の事実ですし、同じ作戦を狙ってくるので、それを上回らなければなりません。一番のポイントは第3ラウンドの海辺鳥ボーナス。5人中4人がこのボーナス欲しさに5枚出しを行いました。結果、苦労した割にもらえるのは3点。もちろん、5枚出した後の活用を目論んでいるのであれば、全然問題ないのですが、ボーナスのためだけに出すというのは、意味が無かったです。そんなヒマがあれば、卵5枚出しを優先させるべきでした。これは大きなミスです。
誤算:2は、場のカードがあまり見れてなかったこと。海辺と卵の2種プレイなので、卵があふれてくると、カードプレイになり、結果としてカードが増えてくるわけですが、ほとんど考えずにみずてん山引きばかりやってました。新たな目的カードを増やすやつとか、ボーナスの巣箱を優先させるカードとか、総合的に考えてカード選びすべきでした。内容自体はイマイチでしたが、手札が結構多く注意力が散漫になっていましたね。そもそも目的カード増やすやつがあること自体知らなかった。。。もしかしたら、単なる山引きかと思い、見逃していたかも知れません。
誤算:3は、うっちーに差し込みすぎたこと。うっちーは序盤に産卵したら卵を増やすカードをプレイしていて、私の産卵プレイにジャストフィットだったこと。毎手番、卵が増えていたらそりゃ強いわ。気が付いたらうっちーは卵24点とか言ってるし、卵が正義とかいっていた私は恥ずかしい。彼は、はるかかなた未来を走っていました。
という事でWingspan第2戦も大惨敗でいいところなく負け。とはいうものの、面白さは少しだけわかった気がします。
Anaconda [BGG]
YOKさん持ち込み。ジャングル奥地の遺跡から財宝を持ち帰る探検隊となり、他の探検隊を出し抜いて、より多くの財宝を持ち帰ることを目的とするB級ホラーバッティングゲームです。
初期財宝所有者決めについて、「最近B級ホラーを見た人から」というあたりが定跡を踏襲していて好感が持てます。ちなみに、B級ホラー例として、このタイトルにもあるアナコンダはもちろんの事、ムカデ人間とか死霊の盆踊りなどが入っているのは良いと思います。スネークフライトなんかもありましたが、これもB級になってしまうのかー。その割に悪魔の毒々モンスターが無いのはなぜとかぶつぶつ。
で、ゲームは各自同じ内容のカード(上級ルールで能力の異なるゲストカードを各プレイヤーに1枚追加)を配りバッティング系で、一番数字の小さいカードを出した人が食われます。アナコンダは、始めは頭だけで、食べるのも1人だけなのですが、誰かが食われると、それがアナコンダの胴体となり、次回食われる人数が胴体分増えます。但し、胴体追加は、あくまでも頭+食われた人数なので、無限に胴体が伸びるわけではありません。
出したカードがバッティングした場合、バッティングしたカード数で強弱を決めます。例えば(便宜上8人ゲームとして)、55543322と場に出た場合、強い方から43322555の順となります。仮に定員1人として、複数存在する場合はみんな食われます(やっぱり)。3人食われたので、次は頭+3人分胴体=4人食われるとなりますが、ご安心ください。アナコンダの体がプレイ人数分以上になると、満腹となり、次は誰も食われません(安心仕様)。
各ラウンド、食われなかったカードが得点になるわけですが、ランクが高いものはVPが低く、ランクの低いものほどVPが高くなっています。蛇が満腹の時だと食われないのでプレイチャンス。しかしカードには特殊能力があって、そのラウンドの食う人数を上限できたりするものがあります。このあたり非常に良く考えられています。
ゲーム自体は8枚のカードをプレイしていくだけなので、非常にシンプルかつ短時間で終わるゲームですが、食われてカードを裏返し、それがアナコンダの胴体となって追加されていく様は非常にB級感があって良いです。こういう時にいつも例に出して恐縮なのですが、L.L.A.M.Aとかプレイするよりかはずっと面白いと思います。
Tramways [BGG]
前回プレイ時の手番順補正として議論があった、タイルドラフトはカタン方式+カードはタイルドラフト逆順のスタプレ移動方式にしました。これにより、偏りはほぼ無くなったと思いますので、今後はこれをSGCでは正式ルールでプレイしていきたいと思います。
で今回は5人プレイです。全てのParcelカードとタイルを入れてプレイするのは壮観ですね。
タイルのドラフトを行う事で、毎回異なるマップでプレイする事ができます。定跡化がしづらくリプレイ度が高くなっていることは、このゲームの大きな特徴の一つと言えます。
タイルドラフトは正直、自分の思惑だけでどうなるものでもありませんが、基本ある程度死なない感じのマップにしました。Lが端に寄っているので、これを活かすかどうかがポイントです。
ParcelドラフトによるファーストピックはC3にしました。写真でいうところの左下隅(茶色)です。ここを取った理由は以下のふたつ。このゲーム、初手にやりたいのは手札増やす"I"の建設です。これがボード中央だと他人に利用されやすいのですが、こんな端だと他人が利用しにくくなっています。仮に使われたとしても、捨てれば良いだけなので、ファーストピックはカード効果優先にしました。欲しいカードは"C"マークのあるやつです。あとC3には2金がついてます。初期のセリ資金は非常に重要で、なめられないように資金源を確保しておきたい意味もありました。あとこのC3の位置は端ながらCに近く、初手で建設しCに接続してお客を運ぶというプレイができる立地にも適っています。
次がG2。ここはボード中央とC3(左下から2番目のマップ)を繋ぐ重要拠点であると共に、カード唯一の鉄道員効果のあるカードです。ドラフト2位でとれるなら取りたいカードです。Gカードにも鉄道員は存在しますが、Gカードの鉄道員は線路2本効果もついているため、Gカードは線路で使い、鉄道員はこのカードで補充するのが良いように思いました。
次がB2(右下から2番目のマップ)です。カード効果は大したことないですが、ここは右下のLへの接続拠点であるとともに、うっちーと左下で競合し、路線が引けなくなった場合の回避地という意味合いもありました。ロケーション的に押さえておきたい場所です。最後に残ったのがJ4。Rがついてますし、B2との相性も良く全く問題ありません。
今回のドラフトではCとRはとれたものの、IとLが取れませんでした。まあ、Lはプレイ中どこかでとれるでしょうし、Iは最悪建設カードでとれるのでなんとかなると思いました。DカードではIとL両方入ってました。本当はLが欲しかったのですが、Iは序盤必要なので、Iの入ってるカードを選択。
そしていざプレイ。初期オークションではVOIDカードが2枚入っていた事もあり、いきなり高騰。カードを出さないとVOIDカード取らされ必須という展開。このゲーム、初期セリは1位になる必要はありません。2位が一番良いです。しかし、そのコントロールが難しい。誰も下りず、お金を払い続ける展開の時は、一気にせり上げて勝ち抜けした方が楽になるので見極めが重要です。私は1金⇒3金と比較的少額で2位抜けでき良かったですが、大金払っても勝てないとまたリセットになってしまうので、そこが悩ましいです。
でプレイですが、C3設立から入ったものの、一抹の不安が。予定通りいくならC3-C-G2と繋いていく訳ですが、はて。そのあと中央に無事接続できるか不安になりました。なので予定変更し、まずはボード中央に路線を確保することにしました。
結果的にこの作戦は一長一短あったようです。まずは長の部分から行くと、ボード中央にR-C-Iと路線を確保できたため、あとはB2経由でLを繋げば、とりあえずの5VP路線は確保できます。次は短の部分ですが、ボード左半分が疎かになってしまい、うっちー天国にしてしまった事です。
ゲームはせみちゃんがタイムアップとなったため、無念の協議終了となりましたが、終始鉄道員不足で苦しかったYOKさんと初プレイのせみちゃんが厳しく、長期路線を構築しているたまさん・うっちーと先行している私が逃げ切れるかという三つ巴の展開でした。
初めての5人プレイでしたが、感想はというと厳しい。かなり厳しい。お客が少なすぎる。Dカードのお客増やす効果や建物のアップグレードをしないとやってられない感じでした。感想戦で序盤に脱落すると厳しいよねという声も聞こえました。5人プレイの場合、WGG手3本ルールで早期「投了」を可とし、もう1戦という選択肢もありそうです。
いずれにしても、今までにないシビアな展開でした。ただ、こういうTramwaysも経験しておいた方が飢餓状態の打ち方を勉強するのには良いかもしれません。