平日ゲーム会(2020/01/09)

The Castles of Burgundy (20th Anniversary) [BGG]

このゲームは、私がImprovement of the POLISを気に入って、こんな素晴らしいゲーム作るなんてどんなサークルなんだと慶應HQについて調べていた時のインタビュー記事で、この作品を作るにあたって影響を受けたゲームとして、このブルゴーニュの城を取り上げていました。以来ずっと、ブルゴーニュカードゲームで雰囲気を味わいながらプレイ機会を待ちわびていたのですが、ようやくプレイが叶いました。HAL99さん、やざわさん、まおさん、私の4人。

このゲームでは各自がダイスを2つ振って、そのダイス目に従ったアクションを選択していきます。基本的には、以下の4つです。

1)対応する場からタイルを取って自分のリザーブに置く
2)自分のリザーブからタイルをとって、自分のボードに置く
3)獲得した商品を売る
4)労働者を2人得る

個人ボードにはダイス目が描かれていて、置くときは、その目のところにしか置けません。また、既に置いたタイルに隣接する場所にしか置けません。タイルを置いた時には、各種タイル毎の効果が発動します。また、タイルを置いた結果、各色のエリアを埋めきった時や各色全ての土地を埋めきった時にボーナスがもらえます。

商品は船のタイルを配置した場合に獲得でき、これを売却する事でVPと1金がもらえます。お金は重要で、2金支払う事で、闇市からタイルを獲得できます(フリーアクション)。手番には2ACTIONしかできないので、タイルを取るという行為をお金で代用できるのは大きいです。

このゲームではタイルを取るにせよ、配置するにせよ、何をするにもダイス目に左右されます。なので、このダイス目を調整できる効果は重要で、その調整をできるのが労働者です。

私は2番手。何をやったらよいのかさっぱりわからなかったのですが、インストでHAL99さんが言ってた「師匠、黄色はエンチャントですよ。これを配置しておくとパーマネントで効果が発揮しますよ」に着目。うむ。これしかないね。とりあえず黄色取って、それで方向性を決めることに決定。私が取ったのが、商品売却時、1金プラスでもらえる効果。やざわさんが「このゲーム、お金めちゃめちゃ重要だけど、全然手に入らないんスよ」と力説していたので、良い効果であると確信。だって、1回売却アクションすれば、それでフリーアクションが1回できますからね。

その後、また黄色で売却すると1労働者得るというのが出たので、これも獲得。コンボったのでこれを軸に作戦を練ることに。売却をいっぱいするってことはそれだけ商品が必要になるので、商品獲得できる船アクション強化じゃああと、「船アクションで取れる商品は隣のエリアからも取れる」というのを取りました。しかし結果的に言うとこれはイマイチっぽかったです。というのも、商品って毎ターン1つしかでないし、各プレイヤーが船アクションをそれなりに実施するので、ほとんど恩恵がありませんでした。。。

このあたりで選択と集中をどうすべきかを考えました。全てのエリアを埋めきるのはたぶん無理なので、何かを捨てる必要があります。ベージュタイルには、いろんな特殊効果があるので、これは必須。そうなると必然的に、動物と鉱山を切ることに。お金は商品売却で調達できるので、鉱山は不要。動物は純粋に手数の問題です。黄色には各ベージュ建物毎4VPのタイルがあるようなので、残りの黄色は4VP建物タイルに特化し、ベージュを建てまくることにしました。

作戦としてはうまくいってたと思うのですが、埋め切りを軽視していたため、このボーナスがほとんどとれず出遅れてしまい、HAL99さんらに追い越されてしまいました。しかし、偶然というかベージュで3軒ずつ保有している建物に対応した黄色の4VP建物が3つとれたため、これで36VP。なんとか最後にHAL99さん交わして勝利!


いやあ、これは面白い。さすがは長年待っていただけのことはある。さっそくBGGでレートを確認すると、うぉぉぉ、8.6。人気の高さがうかがえます。

左の写真が最終系です。特に意識はしてなかったが、ベージュ建物を効率的に取れたのが良かった。ビギナーズラックということで。

タイルを取って置くタイミングとかダイス目調整の悩ましさが凝縮されていて中量級ゲームとは思えない奥深さ。今回基本ゲームでプレイしましたが、この新版では拡張も入っているようなので、次回は是非拡張でプレイしてみたいです。



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