WGG合宿in高松(2日目)(98/11/21〜98/11/22)

FIASCO
通称、「どんがらがっしゃん」。数種類の缶詰カードを引いて、自分の手番の適当なタイミングでカードを公開します。公開時、カードの枚数×特定の缶詰カードの合計点が得点となりますが、一度公開した缶詰カードは再度得点する事はできません。誰かが全ての缶詰カードを公開したらゲーム終了で一番得点の多いプレイヤーが勝利です。

このゲームをおもしろくしているのが、どんがらがっしゃんカードで、これを引いたプレイヤーは手札が全て無くなります。また、他人がどんがらがっしゃんカード(写真)は、自分を除く全てのプレイヤーの手札がなくなります(稀少カード)。

あまり欲張ると、手札がパーになるのでどこかで公開する必要があるのですが、あまり早く公開すると、最大缶詰ボーナス(各缶詰毎に最大ポイントプレイヤーにボーナス点)にありつけません。

私は、みんなが強欲プレイに走ってそうだったので、こまめに公開してゲームを終わらせる作戦を採用。作戦は成功し、勝利はほぼ手中に入れた所で、肝心のほうれん草カードが全然来ない。1枚でもあれば公開して圧勝だったのですが、30枚近く無駄ヅモが続き、吉川さんに先に上がられてしまいました。しかし、序盤の貯金が物を言ってなんとか勝利。なかなか楽には勝たせてくれませんね。

ところで、写真の左側でクックックッと笑う姿と吉川(嫁)の姿がオーバーラップしてしまうのですが、皆さんそう思いませんか?(ローカルネタですみません)。

いづれにしても、単純明快で誰でもプレイできる上、イラストも綺麗なので、ゲームをあまり知らない人とプレイするのにも良いゲームではないでしょうか。

FOSSIL
化石の発掘・収集がテーマのゲーム。

ゲームには9種類の化石が登場し、各化石は更に9つのパーツに分割されています。各プレイヤーはボード上に並べられた化石パーツ(1〜3点)を発掘していきます。発掘には探索マーカーのようなものを使い、マーカーをタテ・ヨコに移動して採掘します。マーカーから遠くなればなる程コストがかかります。

どれか一種類の化石が全て発掘された時に決算が起こり、ポイント計算を行います。ポイントは、そのパーツのポイント×枚数です。ここで、あれっと思った方は賢明な方です。そう、この計算方法は、上の「FIASCO」と同じなんですねー。偶然とはいえ、ルールが覚えやすくて良かったです。

探索マーカーの動かし方によっては、動かせないパターンが存在します。ですので、自分が収集していない化石は決算が起きないようマーカーを誘導するのが重要で終盤は緊迫した展開が味わえます。

WGG(嫁以外)では、思考型ゲームの要素が強いからか、あまり評価が高くないようです。しかし、押入にしまうには、あまりにももったいないゲームだと思います。

BAMBOLEO
ジェンガ系のゲームで、台の上に乗った赤と黒の駒を交互に取っていき、台を崩した人が負けになるゲーム。黒い駒は重く、赤い駒は軽いという違いはあるものの、みたまんま。それ以上の説明はありません。

WGGでは、この類のゲームは皆大好きで、真剣な眼差しで駒を除去していきます。駒を取る度にギャラリーから歓声が沸き上がっていました。私も思わず長考に沈んでしまいました。

最後は、babu-さんがボードを崩してゲーム終了となりました。本当は得点計算するのですが、このゲームは誰が負けたかだけ判れば十分だと思います。

SAMURAI
多人数陣取りゲーム。雰囲気はCARATに似ています。ボード上には日本地図が描かれ、プレイ開始時、「仏閣」「農耕」「代官」を表すマーカーを、主要都市に配置します。

プレイヤーは順番に自分のタイル(マーカーに対応。ポイントは1〜4まであり)をマーカーを囲うように配置していき、ある地域(例えば大阪)の周りが全て囲われた時、決算が起こります。

決算時、囲われた地域に配置されたマーカーに対応するタイルの中で一番点数の高い人がそのマーカーを獲得します。いづれかのマーカーが全て囲われた時(ボードから無くなった時)にゲームは終了します。

勝敗は、単純に獲得したマーカーの数ではなく、各マーカーの最大保有者を決定し、多くの種類のマーカーの単独最大保有者になった人が勝利します。まあ、早い話2種類でトップをとれば勝ちになるわけですが、たいていは、各マーカーの最大者は分かれると思います。

この時は、自分がトップになったマーカー以外のマーカーの数が多い人が勝者になります。ですので、全てのマーカーを均等に獲得して、どれかでトップになるのが理想でしょう。

マーカーの最大獲得者が複数いる場合、そのジャンルは無視されます。つまり、残りの2つの種類のマーカーの最大保有者同士で、前述の方法にて勝者を決めます。

タイルの中には特殊効果を持つもの(自分のタイルを別の所に配置、マーカーを別のものと入れ替え等)もあり、油断できません。タイルは全て平等になっているため、運の要素が軽減されています。

今回の私はショボく、「代官」のジャンルでbabu-さんとバッティングしたため、この段階で勝負から脱落してしまいました。

JAGAでプレイするには少々時間がかかるかも知れませんが、かなりいけるゲームだと思います。

LABYRINTH DER RINGE
円形ラビリンス。生き残り頭脳ゲームのように、盤を動かしながら、より多くの財宝を集めるゲーム。

見た目は非常に良いのですが、肝心のゲームの方はというと・・・これが今イチ。

自分で集めるだけでなく、他人のマスに入ることで、その人とバトルを行う事ができるのですが、その方法がなんとジャンケン。しかも紙、石、ハサミのミニチュアが人数分入っていて、それを握って勝負します(写真参照)。こんなところに凝るんだったら、ゲームをもっと練れよ、と思わずツッコミたくなります。

このバトルの結果がまた大味で、サイコロを振って、出た目分の財宝を取られるので、苦労して集めるのが馬鹿馬鹿しくなります。

まあ、長時間ゲームでもないし、戦略を練るゲームでもないので、一般的にはこんなものかも知れないですが、WGGでは召喚大戦と並ぶ今年のクソゲー大賞の最有力候補の呼び声が高い作品となっているようです。

TO HEART
babu-さんの半オリジナルゲーム。以前babu-邸でKill Doctor Luckyをプレイした時、このゲームの恋愛版があれば良いねといって、babu-さんが奮起し、制作費\20,000をかけて作られたゲームです。

各プレイヤーは「TO HEART」というゲーム(私は良くわからないが、美少女ゲームらしい)に登場する女の子の一人になって、主人公の男の子(名前失念)に告白して、受け入れられることを目的としたゲーム。

オリジナルの「Kill Doctor Lucky」と異なり、ファイナルアタックカードなるものが設けられ、ある特定の場所で誰も見ていない時に告白すれば、誰にも邪魔されず勝ちになります。このルールはオリジナルが、妨害カードを出すことで、容易に妨害でき、ゲーム展開が長引くのを防ぐ改良ルールといえます。

カードは全てトレカを使用。このカードを集めるために多額の費用がかかったようですが、費用をかけただけあって、さすがにキレイです。

いざプレイを開始すると、恋愛ゲームだというのに、今度は殺人ゲームとして楽しむWGGの面々。ひねくれ者が多いのもWGGの特徴です。

このゲームでは、各自のキャラは公開されていないため、他人とカード交換を行って情報を集めていきます。このあたりは推理ゲームの要素も兼ね備えています。ただ、ファイナルアタックの各キャラ毎の告白場所が公開されているので、カード交換をあまり行わなくとも、だいたい目星がつくようになっています。

ゲーム展開ですが、Juliさんによる渾身の告白を見計らい、妨害カードが尽きたタイミングでbabu-さんが告白。見事、恋を成就させたbabu-さんが勝ちました。babu-さん連勝です。

元がしっかりしたボードゲームなので、コミケ等で売れば、大受けするのでは無いでしょうか。

<最後に>
という事で、2日間ゲーム三昧の楽しい時を過ごしました。高松は以外に近く、船で行けば、それほど費用もかからないので、また機会があれば参加したいと思います。

場所を快く提供したくれた、HAL99夫婦に心から感謝致します。どうもありがとうございましたm(_ _)m。


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