SGCゲームレポート(2005/10/23)

Loco!
会場に遅刻したため、moonさん卓に入れず。
で、Tまさん、Bさんらと軽いゲームをプレイする事に。

Tまさんが用意してくれたゲームの中では知らないゲームだったのと、タイトルから推察して鉄道カードゲームかと思いきや、全然違いました(笑)。

インストを聞いて納得。要するにフリンケピンケ
唯一違うのは、0のカード(LOCOカード)を出す時にLOCOと言わないと、カードを取れないルールになっています。

目新しさは無いのですが、久々にプレイすると、やはり名作ですね。
カードも明るくなり、買うならこれで良いですね。


Öl für uns Alle
前回のJAGAに続いてのプレイです。

時間がかかりすぎるため、今回も前回同様短縮ルールで行いました。

このゲームの魅力はなんと言っても、石油を掘り当てるまでの、その遠大なプロセスにあります。

試掘権を購入して、ボーリングを行い、油田から石油を汲み上げた後、タンカーで輸送する。これでようやく資金が得られるのです!

ある意味、この年代にしてはかなりよく練り込まれたゲームです。

歴史的背景もしっかりと抑えてあって、OPEC非加盟国は積み込み費がかからないという凝り様です。

とにかく、石油を掘り当てるのがいかに難しいか、ビジネスの辛さ厳しさを味わえる逸品です。


Escape From Colditz
Colditz城にある難攻不落の刑務所からドイツ軍看守の目を盗んで脱走を図るゲームです。ドイツ軍以外の捕虜側は協力しながら脱走計画を練ります。ですのでゲームの流れは、スコットランドヤードのような感じです。

先に2名脱走させれば、そのプレイヤーの勝ち。所定時間で脱走できなければドイツ軍の勝ちとなります。

ボード上の各部屋の間取りは本物のコルディッツ城を元に再現されているという本格的なもの。今回ドイツ軍が何故か人気薄だったので私が担当しました。

捕虜側は、城から脱走するための逃走用グッズ(ロープ、ペンチ、鍵、出場パス)と、脱走後の逃亡キット(変装グッズ、コンパス、食料等)を集めていきます。

逃亡キットを揃えなければ、そもそも捕虜側は脱走させる事ができません。キットを揃えて準備が整えば、逃走用キットを集めていく事になります。

ドイツ軍は、手ぶらの捕虜を逮捕する事はできませんが、中庭の外にいるか、逃走用グッズを持っていれば、捕まえて牢獄に入れる事が出来ます。

捕虜は看守の目を盗みながら、脱走のチャンスを伺います。捕虜はある程度、捕虜同士で協力しないとなかなか脱走を成功させるのは難しい。今回は、3箇所で一気に脱走が発覚、まさに同時多発テロ!

ただ、看守側もライフルで狙撃カードを使ったりして、必至の防戦を行います。また、2人の脱走だけはさけるため、1人目は逃がして勝利条件だけは達成させないようにします。

後は全員集合(点呼の事。初期配置に全捕虜を戻す)をかけて、不穏な動きを封鎖、警備強化します。

捕虜側は制限時間が気になったか一気に「Do or Die」勝負を賭けてきます。これがことごとく失敗し、MERCURYさん以外が全員ゲームから脱落したところでゲーム終了としました。

トンネルを掘って、脱走計画を練るなど、映画「大脱走」さながらの臨場感を味わう事ができます。

久し振りにプレイしましたが評価も上々で皆さんにも楽しんで頂けたようで満足しております。


Doolittle & Waite
ゲームカタログ'90で存在を知った法廷がテーマのカードゲームです。

このゲームでは、各プレイヤーの中から一人を被告に指名し、残りが原告になります。各ラウンド毎、事件カードをめくります。そのカードに書かれている金額が被告が敗訴した時に各原告に支払われる賠償金です。

被告は、なるべく安い価格で和解する事、もしくは裁判で勝訴する事を目指します。原告はより多くの資金を被告から得ようとします。

交渉が決裂した場合、判決になります。判決は被告がダイスを3つ振り、カードに書かれた数字を越えれば勝ちです。

このゲームでは、まず各プレイヤーが手札を見た後、被告が各原告に和解金をオファーしていきます。

手札には、主に判決時のダイス目を調整する値が書いてあります。

このカードは交渉の過程で公開していきます。これが裁判でいうところの証人喚問や証拠提出というプロセスに相当します。

手札には悪い証拠のカードがあるけれど、自信たっぷりに交渉し、安い金額で和解をまとめる・・・これがこのゲームの最大の醍醐味です。

まあ良くあるブラフのゲームかも知れませんが、法廷という、真剣勝負の駆け引きをテーマにしたという事にデザインセンスを感じます。

ただ、このゲームは初心者向けではありません。パワーゲーマー向けです。濃いゲーマーを自認する人は是非やってみて下さい。


The Garden Game
前回プレイした時、ショートルールであっという間に終わってしまったため、今回は標準ルールで行いました。

とにかくボード、カードのイラストが素晴らしいの一言。女性デザイナーが作ったようですが、思わず納得。

ただゲームバランスはムチャクチャです。少なくともゲーム好きで無い事だけは確か。あまりにも強引な解決法はいかがなものか。

全てのPlantとSeedを失うとか、今までの苦労を全て吹き飛ばしてしまう、パリーグのプレーオフみたいなカードはいただけません。

とはいえ、メガホンルールは秀逸。一気にカードを集められるのでゲームがスピーティになりますし、記憶力も必要になります。

そして花を植える(=カードをボード上に差し込む)行為は非常に楽しいもの。植えた花を観賞できる3Dゲームです。

このゲームはゲーマーであれば一度はプレイして、花を植えなければならんでしょう。


All Ball Call Game
通称ABCゲーム。和製マンカラです。オワリという名前もあります。

マンカラといっても知らない人多いかも知れません。私は昔PC8001のパソコンゲームで「KALAH」というのがあり、これがマンカラのルールでした。

マンカラは2人ゲームなのですが、多人数でできるようにしたのが、このABCゲームです。

プレイヤー間に置かれたスポットが各プレイヤーの手持ちボールを減らしていくため、必ず決着できるようになっています。
このスポットで手番が終わった場合、もう一度できるため、連鎖プレイができるかどうかというのも重要な戦略になります。

ルールがシンプルでわかりやすく、それでいて戦略性がある。素晴らしいゲームだと思います。



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