東京JAGAゲームレポート(2005/10/9)

Oel fuer uns Alle
この前、友人宅のゲーム棚でこれを発見し、我が家でも放置されている事に気づき、急遽翻訳して持ち込んだゲームです。

日本有数のゲームコレクターO田氏のリクエストでプレイする事になりました。
このゲームは、関東のM氏やレアゲームコレクターのM島氏からもコメントを頂き予想外の反響に驚きました。

このゲームは、石油の試掘権を獲得し、ボーリング(専用のボーリングボード上で自分のピンを移動させていく) を行います。首尾良く発見できれば、石油を汲み出していきます。

更に、こうして汲み出された石油はタンカーで輸送して需要の多い都市に運び込む事で資金を稼いでいきます。

スエズ運河は小振りのタンカーしか通行できなかったり、OPEC非加盟のアラスカ(当時)は、積み込みコストがかからない等、細部にまでこだわった作りになっています。

ボーリングを行うところや、石油の汲み出しが非常に楽しいのですが、手間がかかる割に儲けが少なすぎるんですよね。
石油ビジネスの辛さ・厳しさを体験させてくれるゲームなのでしょうか?

ちょっとヌルめにルール改訂を行い、再戦してみたいと思います。


Pyramidos
素晴らしいアクションゲーム。

自分のボールをボードの下から指ではじき、ゴールまで運べば得点になります。ゴールは4箇所あり、それぞれ1点です。


このゲームの一番の肝は、ピラミッドという名前から想像できるように4つのゴールの中央に積み上げる事です。 積み上げれば2点となり、それでゲーム終了です(写真参照)。

ゴールまでの道のりは子供ゲームという事もあり、細かいルールは決まっていないようで、一応、水路を渡っていく事が前提のようですが、皆さん1オン狙いをしておりました。

私も何度か挑戦しましたが、ことごとく失敗。私には地道に進んでいくのが良いようです。

見た目も非常に良いためギャラリーも多数。会場に訪れた子供達からも熱い注目を浴びておりました。


写真はKさんが見事完成した場面です。ギャラリーからの拍手喝采となりました。

私でも欲しくなったゲームです。


Garden Game,The
往年のゲーマーならみんな欲しかったであろうゲームです。
ゲームカタログで、その存在を知り、購入を試みるもなかなか入手できませんでした。 が、近年のインターネットの普及により海外ゲームもかなり購入し易くなりました。

このゲームも最近になってようやく入手できたのですが、ルールが良く解らずかなり苦労しましたが、ようやくゲームできる形になったので持ち込みました。

写真を見てもらえばわかると思いますが、とてもきれいなイラストです。
ゲームの箱はナイアガラのようにそのままボードになる作りです。

イベントカードもボード上のマスも全て総天然色(古い表現だ)で、非常に凝ってます。 カードには全て異なる花が描かれており、ゲーム盤に植えていくという発想!

これは決してTVゲームでは体験できません。 まさにジスイズボードゲームという感じがします。

Tさん、ワーバスのKさん、KEIさん、私の4人プレイです。


このゲームでは、自分の庭に花を植えていきます。 規定枚数を植えた時点でゲーム終了です。派手なイラストの割にルールは地味なラミー系といった感じ。 最低同色で2枚以上の連続があれば、何枚でも植える事ができます。 この時、複数のスートも植えられます。

イベントカードがかなり凶悪で、Act of Godカード。何せ神が行われる事なのですから。
全ての植えたカードと手札を失うなど。今までの苦労が水の泡。

但し、面白いのがメガホンというルール。
他人から一気にカードを召し上げられるため、案外カードは揃いやすくなっています。

今回はショートルール(16枚植えれば終了)で行ったため、あっという間に終わってしまいました。

もっとメガホンが飛び交う様を体験してみたかったです。非常に消化不良なので標準ルールで再戦希望です。


Privacy
最近のJAGAでかなりブレイクしているゲームです。

参加者はお題の回答を投票し、「YES」の数を当てるゲームです。
ジャストで3点、ニアピンで1点。30点に達した人が勝ちになります。

ここまでは良くあるゲームなのですが、この問題がタイトルのPrivacyからわかるように大人向けのものになってます。

・●ンドームが破れたことがある
・乱●パーティに参加したことがある
↑↑、伏せ字にしたくはなかったのですが、健全サイトを目指している故、泣く泣くマスク処理しました。

やっぱりこの手のゲームをやるには女性も参加してないと面白くないと、2名強制召集して11人プレイです。

このお題はカードに4種類書かれているのですが、次の山札の背に書かれた数字がお題になるという非常に秀逸なルール。

今までは、ダイスを振るとか、好きな問題を選択するなどあったと思いますが、この自動ランダム選択は素晴らしいと思います。

オリジナルはドイツゲームで、G藤さんが日本語訳を作成しています。

全てがエ●チ系かというと、そうでもなく、環境問題や倫理問題もあります。
また、ドイツ文化に根ざしたような問題は、日本向けにアレンジしているようです(東西ドイツ統合関連とか聞かれてもねぇ)。

ゲーム終盤、●毛関連の問題に。ちょうどそこに、ギャラリーとしてAさんが来られ、
Aさん:「今、何の問題?」
Kさん:「陰●の処理してるかどうかって問題。要はパイ●ンかどうかっていう。柳生一族の陰●。(笑)」

ふだんできそうに無い会話をこのゲームを通して行う。それによって今まで以上打ち解ける事もできるのではないでしょうか?

一同大受けのこの問題ですが、YES者はなんとZEROでした。そういうものですか・・・。

結局、この問題では得点が伸びず、「次のシートベルトを締めるかどうか」といった、盛り下がる問題で終了してしまい、
やっぱり「●毛で締めたかった」という意見が飛び交っておりました。

このゲームは問題が全て、今はMさんがJAGAバージョンを作っているのだとか。期待して待ちましょう。


Die Fugger
評判の高いカードゲームです。

以前プレイした時は、間違って6人でやってしまい、年がら年中カードをシャフルしていた気がします。

フリンケピンケ風にカードを出していき、5枚たまったところで決算。出されたカード枚数の状況により各カードの価値が増減していきます。

決して読みきれる訳ではないのですが、プレイヤーの心理状況を読みつつカードを出していくセンスが問われるゲームではないでしょうか?

私は1点及ばず2位に。相変わらずの勝負弱さですなぁ。



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