九段下ゲーム会(2019/12/28)

主に世田谷の会場が取れない場合の避難先として不定期に行われる九段下ゲーム会。HAL99さん、YOKさん、私の3人。

Robo Trick [BGG]

Domiさん考案の3人用トリックテイキングゲーム。

コントラクトブリッジでデクレアラーのパートナーがDummyとなって手札を全てさらしてプレイしていくやり方がありますが、あのDummyがロボットとなり、決められたルールに従ってプレイしていく感じのゲームです。

4枚がウィドウで、うち1枚が切り札宣言カードで公開。12Round行います。

プレイの前に2枚を左隣に渡してからゲーム開始。プレイはロボットから行います。

トリックに勝つと、勝者が人の場合、ロボットが出したカードをもらいます(表向き)。但し、貯められるのは3スロットしかなく、4勝以上した場合は裏向きにして置きます。ロボットが勝った場合も同様に自分の手札を裏向きにして置きます。こうして12トリックプレイした後、自分の前に出した表向きのカードから裏向きのカードをひいた得点がそのラウンドの得点です。絵札以外はカードのランクが得点、絵札はK(最強)が15点で後が10点です。

12トリックプレイするのに9トリックまでしか表向きに置けないため、必ず誰かが喰らうことになります。

ロボットのルールは、以下のようなもので、毎回変動します:

リードは 1)ランク:大 2)スート:長

フォローは 1)ランク:小 2)スート:短

アンフォローは 1)スート:短 2)ランク:小

ロボットの初手や、こちらの切り出しに対するロボットの応手は見えているので、これを踏まえつつ何を出していくかがボイントです。

私はスペードのスートが長く、これを活かしてトリック取ってとか悠長なことを考えていましたが、これが疑問手で、YOKさんのダミースペード打ち出し、私がスペードフォローし切り札プレイというパターンでダミーの絵札を狩られ高得点を献上してしまいました。私のスペードが長いという事は、他者はボイドの可能性があるわけですから、それを阻止しなければなりませんでした。

4Roundプレイした結果、YOKさん:+7、Atog:+5、Hal99:-30でYOKさんの勝ち。このRoundでのミスが最後まで響き、YOKさんの逃げ切りを許す羽目に。ぬかったわい。

Domiさんの創作ゲームといえばカムレッドという名作がありますが、これもひけをとりません。定番級。今度、hal99さんのとこからGMで製品版が限定発売されるようなので、さっそく予約しました。これは面白いです。


Nova Luna [BGG]

パッチワークとハビタットを足したようなゲームですよという、如月さんみたいな説明でしたが、どちらもプレイした事はなく、「アバター操作してチャットできる富士通のサービスと何か関係が?」位しか知識のない私にはさっぱりわからずw

私的に解釈すると手番の流れが簡易グレンモア。場からタイルをとって自分の前に配置。タイルに書かれた数字だけ駒が前進し、駒の一番後ろが手番。配置したタイルの前後左右の色と取ったカードに書かれた目標が合致すればクリア。同じ色が連続する場合は効果も持続。こうやって、うまーく連鎖しながら先に20個目標達成で勝利。

グレンモアでもそうなのですが、手番ってやっぱり多く行いたい。なので、他者よりも手前だったり、他人の上に乗って連続プレイできそうなタイルをまず取ることに。いつもの手なり作戦です。

目標達成は、あくまで置いたタイルに隣接する色しか影響しません。また目標達成時、同じ色は重複して利用できます。つまり、青を4連続で並べて置いて、そこに接するように「青青」と「青青青青」のようなタイルを取れば、一気に2つの目標が同時達成となります。まあ、誰もが考えることだとは思いつつ、同色を固めつつ、極力連鎖になるような取り方をしました。また、多くのタイルを取る=多くの目標を作れる可能性があるともいえます。別に目標達成できなくても何らペナルティがあるわけではないので、手なりにとって後からそれを活かすように進めていくという私のスタイルに合致してたようで、HAL99さんを1手交わして勝利!

いやあ、これは良いですね。素晴らしいです。短時間で楽しめる傑作でしょう。惜しむらくは箱絵を見ただけでは伝わらない部分でしょうか。AHのムーンスターのようなイラストで全くそそられないんですよねえ。人は見た目には依らないといいますが、まさにそんな感じのゲームです。買いましょう。


The Taverns of Tiefenthal [BGG]

クワックサルバーの続編。別名:クワックサカバー。前回プレイして面白かったので、HAL99さんにリクエストして持ってきてもらいました。

前回プレイした時は、ビール無視してプレイしてたので、今回はビールを厚めにやってみようと思いました。とはいえ、流れというものがあるので、まずは手なりで進めます。ビール戦略の難しいところは、序盤早めに始めすぎると、客だらけになってしまうし、さりとて遅すぎると意味がありません。

なのでまずはダイスが正義でしょうと、ダイスを増やす効果を優先し、インフラ整備し、客を追い出せる客を取って圧縮を進めつつ、ビールを増やす作戦に。でも振り返ってみると結果的には悪手で、ビールを増やすならとにもかくにもビール+1のカードを真っ先に取るべきでした。

当たり前っちゃあ当たり前ですが、このカードがあるかどうかでビールの獲得量が格段に異なります。序盤はダイスが〜とか言ってないで、真っ先に揃えるのはここでした。8ラウンドしかないのですから、そんな悠長なことをやっている場合ではないです。ここさえ取っておけば、高確率でビールは揃いますし、優良顧客を獲得する事で、カードが増える客もいるわけですから、6金溜まったら、真っ先に買わなければなりません。全ての勢力をビール倉庫と収穫+1に投入しなければ恩恵が受けられません。

あともう一つの誤算は、戦略がHAL99さんと被っていたこと。同じ戦略なら上家有利は自明で、HAL99さんがビールに行くなら私は切り替えてYOKさんを締めにいかなければなりませんでした。HAL99さんと潰しあいをしている陰で、YOKさんが一人悠々とビールを外して進めて勝利。うぐぐぐ。大局観が悪かったです。。。

いやあ、これは素晴らしいゲームで、まずはかけつけ一杯でこのゲームからやりたい位です。拡張もいろいろあるようなので、いろんな戦略を試してプレイしたいですね。



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