尼亭ゲーム会レポート(2006/08/26) 第35号

6 Tage Rennen
自転車レースゲームです。6日間(6レース)のスコアで勝負を決めます。

今回MIZさんが遅れたため、時間調整も兼ねて5人プレイ。
メンバーは久々参加の、おとまるさん、姉御、若野さん、TTBさん、私の5人です。

このゲームは1周が早いのと、6周やりきらなくてもそれなりに楽しめるため、ちょっとしたレースゲームに最適です。

前回SGCでプレイした時、それなりに評価されていたのですが、ここ尼亭(WGG)では、予想外の高評価でした。

このゲームでは、手札からカードプレイして移動した先のマスに他の自転車がいる時、そこにいる自転車の数*移動してきたマス分だけ追加で進める事ができます。

 

手札だけでは絶対ゴールできない設計になっているため、他の自転車を利用して進むのが基本。大きく出遅れたりすると自力走行を余儀なくされ、どうしようもなくなります。

また、初手の戦略として少ない目を出す傾向にあります。何故ならたとえば、5のカードをプレイすると次のプレイヤーも5を出し、5マス余分に進める事から、極力利用できないよう、1のカードを出すなど、ちまちました展開になりがちです。

これは、他人の動向を窺いながら、のろのろ移動していく、自転車レース特有の序盤戦をシミュレートしています。

そして突如、スパートを始めます。誰かが抜け出すと、取り残されないよう、大きな数字のカードがプレイされていきます。この辺りが見事なんですよねー。

極めつけが選手交代のマス。カード交換を行えるのですが、手札にハイカードが多く残っている時は手札のまま、ハイカードが少ない時は交換し易くなっています。これは、選手が疲弊していた時は、乗り換えを行うという事を再現しています。

また、序盤に単独で先頭に飛び出した時も、結局自力で進まなければならないため、ちぎって勝つのも難しくなっています。

つまり、自転車レースにする理由付けがあり、トッププレイヤーの縛りがあり、最下位に転落すると取り返しがつかない白熱したゲーム性。これがこのゲームの評価を押し上げたといえます。

例えば、アベカエサルは、カーレースですといっても問題無いでしょう。しかし、このゲームは自転車レースでなければならない理由があって、それが見事に再現されていると思います。

辛口ゲーマーが多い尼亭でこれだけ評価されたら、どこに出しても問題ないでしょう。次回WGG合宿持参確定ですね。


Stock Market!
前回SGCで好評だった、投資家の投資心理を見事に表現した株式投資ゲームです。MIZさんが加わり、フルの6人プレイです。

このゲームは、手札の株価材料と他のプレイヤーの動向を見ながら投資していくアイデアが秀逸でかなり上質の投資ゲームに仕上がっておりますが、今回は、このゲームの欠点が出てしまいました。

このゲームでは、各会社の株の発行済み株式は200000株までなので、それ以上購入する事ができないのですが、MIZさんが序盤で大儲けしたため、6社中3社の筆頭株主になり、他のプレイヤーは株を買いたくても買えない状態になってしまいました。

私もこの煽りで、1社の株しか抑える事が出来ず、あとはMIZさんのけつなめ状態。これを80%集めて大逆転に賭けます。

すると、突如カミカゼが吹き、最終3ターンで私の持つテムズ社の株が突如暴騰。株価が一気に4倍になりました。

一方のMIZさんの会社はスキャンダルや不祥事が相次ぎ、株価が下落、大逆転勝利となりました。

今回のセッションでは、序盤は素晴らしく面白いゲームなのですが、中盤以降の中だるみ感が課題になりました。

これを解決するため、次回は一時に買える株数に制限(50000株まで)をかけるか、発行済み株数を増やしてやってみようと思います。


Monopoly Express
締めに軽〜く。

グリードの雰囲気を持っていて安価なので、最近購入者急増。ケースが他のゲーム(蒸気の時代等)に使えそうなのもgood。

今回は見せ場無く負け。なかなか高得点するのは難しい。ルール解釈を誤り、?マークを何処でも置けるルールでやってしまい、ダークブルー(3500点のところ)が有利すぎる展開になってしまいました。

正しいルール(ひとつのカラーグループに?はひとつ)で行ったとしても、家を建てる難しさとダークブルーを考えた場合、ダークブルーの有利性は明らか。

ダークブルーには?は置けないというルールがバランス的に考えると良いと思うのですが、そんな難しい事を考えず、さらっとプレイするゲームですね。



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