WGG通信(2019/12/15)

City of the Big Shoulders [BGG]

先日、HAL99さんと平日会でプレイした時、最後までプレイしきれなかったのですが、danzigさんからのお誘いや、みゃあさんが未プレイという話だったので、こりゃ行かなあかんなと、おてばんと合わせて久しぶりに大阪に行ってきました。場所はボードゲームラボDDT、中津にあります。新幹線利用するものにとってはアクセスが良くて良いですね。danzigさん、みゃあさん、ミトさん、私の4人。

前回プレイした時は、途中でタイムアップだったので、フルでプレイできるのは初めて、ルールも再確認していざプレイ。前回はswift社が良い会社という話だったものの、それ以外がどの程度ダメなのか、いまひとつ実感がわきませんでした。swift以外ではB-B-Cという会社がよさげに見えてのでこれにしました。

B-B-Cは売却単価が高く、アセットも持てるしええやんけーという事で即決選択しました。しかし、この安易な選択が死を招くことに。確かに嫌な予感がしたのですが、見事に的中しました。順を追って解説しますw

今回の初手でB-B-C選択というのは、swiftが取られている状況では、悪くはないんだと思います。しかし、場のリソースとマッチしない状況での選択はありえませんでした。アセットで茶茶とれるものの、人とアセットで手が限定されるんですよね。手を限定するという事は、どんなおいしいアクションがあっても取れないという事。今回がまさにそうで、アピール値が+2というカードをみすみす流し、swift社にとられる羽目に。人も一人でよかったのに早期稼働を目論み2人雇用しましたが、結果的にこれが敗着。私は茶茶がとれるから、あとは場から買えばええやんと思っていたのですが、danzigさんに茶を枯らされ、アセットでの獲得は1種のみに。このあたりはルールをよく理解してなかったからかもしれませんが、アセット獲得した瞬間に権利行使すべきでしたか。で、運行ラウンドで資金ショートとなり、緊急資金調達をする羽目に。事実上これで敗戦です。いやあ最初の会社資金と手番順は非常に重要ですね。

でまあ結果として資金はできたものの、株価が安いから、みんなに株を買われてあっという間に株が無くなってしまいました。「株が無くなる=配当で会社に資金が入らない」ため、1ACTIONは会社に資金を入れる手を打たざるを得ません。この状況はみゃあさん経営のswift社も同様でした。swift社は私と違って順風満帆、一点の曇りなし、小川知子のゆうべの秘密(幸せすぎて 幸せすぎて〜)でも歌いたくなるような状況ですが、逆にこの状況がみんなから株を狩られれてしまうという事態を招きます。

他の人はというと、danzigさんは1社集中型、ミトさんは穀物会社でショボいので〜と他社の株を買う作戦とそれぞれ特徴を出します。私は会社立て直しで精いっぱいで2社目の余裕は全くなし。とりあえず行けるところまでいくしかない感じです。ただ、茶茶もらえるアセットは優秀だけど、早期見切りも必要でした。というのも所詮は2リソースもらうだけです。それなら、この効果はマネージャーで担うべきでした。そしてアセットは入れ替えて、特殊効果を取り続けていくべきでした。できるアクション数が限られているので、より濃密なアクションを選択していかなければなりません。

私は高単価の会社であることを活かして、商品追加するアクションを好んで選んでいたのですが、これもどうだったでしょうか。そのターンのリソース確保に精一杯でアセットを取ってないし、マネージャーも取れてないので、アピール値が全然上げられませんでした。アピール値が低いと運行手番が後なので、不安定な市場でのプレイを余儀なくされます。それよりも何よりも痛いのがワーカー。アピール値が上がらないと、当たり前だけどワーカーが増えません。とりあえずフル稼働でワーカー増やすことにかまけて、アピール値にまで手が回りませんでした。もともとアピール値が1の会社だったので、今更上げるくらいならこの会社は放置で新規会社に期待することにしました。

3ターンにワーカーが増えたので、次にようやく新会社(A-A-P)設立。こいつで遅まきながらガンガンアピール値あげて、なんとかワーカー獲得するぜと意気込みますが、アピール上げは人気アクションなので、なかなか上げられず、あと一歩というところまできて気が付けば最終ターンでアピール値上げるアクションはスタプレしかなく、それでワーカーもらっても$20損するだけの意味なし芳一。オーマイガー。だったらアピールなんてずーっと無視すればよかったじゃん。とやることなすこと裏目というか、噛み合わない展開。私以外の三つ巴なので、あとは戦況を見守ることに。

みゃあさんはswiftで先行するものの、株が一気に売り切れたので、どうするかと思っていたのですが、アピール値が高い会社なので、フリー製品とかいろんな特殊効果があり、高株価を維持。しかも3社経営で目的タイルを3つ独占し大本命か。

Danzigさんは1社経営なので、ワーカー全てを1社に集中できます。とくに製品増やすアクションを独占して大量生産大量販売で$800超を叩き出します。みゃあさんが3社経営で下家に位置するdanzigさんは20%株を一番多く持っていることもあり、ここが対抗。

ミトさんは、人気薄会社だったことが幸いし、株が大量に残っていたため会社の資産は潤沢。なので、しり上がりにswift社との差を縮めていく不気味な存在。とくにdaznigさんの1社経営の優良株とswiftを多く保有しているので、ここが▲といった感じです。

結果はというと、なんとミトさんの勝利!。みゃあさんマークの陰に隠れ、最後はきっちり勝つというマルチゲームのお手本のような見事な勝ちっぷりでした。さすがです。逆に言うと、swift社も序盤早々に株が売り切れると目的を3つ抑えても厳しいことがわかります。良い他社株(特にdanzig株30%保有でみゃあさん0株なのが大きかった)を抑えつつ、あまり人気のない会社経営で株を温存できたのが勝因でしょうか。1846ですと、半配当という会社にも個人にも資金が入る作戦がありますが、このゲームは半配当が無いのでとても厳しい。1度はしゃがんで無配をやらないといけないかも知れませんね。

という事で、またしても大敗を喫したわけですが、18xxではないけど18xxと同じ位に経営戦略で考えさせられる好ゲームであることがわかりました。これは素晴らしいですね。繰り返しプレイしたいゲームです。


Azul [BGG]

1時間位残っていたので、軽くAzul。いつもは-1点を喰らう展開が多かったのですが、今回は取らないプレイをしてみました。一方積極的に取っていくのがdanzigさん。-1点位大したことないし、手番を取れるのが大きいわと。確かに。私は得点できる配置にこだわり、置いていきました。私は横長に置いてたのですが、danzigさんは縦長。縦1列に揃うと7点ですが、横1列揃っても2点にしかなりません。あかんなあ、今回はdanzigさんかなあと思いつつ、私は青の10点狙いでこれが決まれば勝てるかなと思いましたが、最後danzigさんが青タイルを1箇所に寄せてミトさんに取らせ、10点阻止プレイに。あかーん、danzigさんにやられたあと集計したら勝ったのはまたミトさん!

まあ確かにdanzigさんがあれだけスタプレ取ってたので、相対的に有利な位置にいたとはいえ、danzigさんのプレイが派手だったので、ノーマークだったぁ、うぐぐぐ。今回もみゃあさんがどんな近代プレイを打つのか、danzigさんのボーナス状況はどうなのかばかりに気が行ってしまい、陰に隠れたミトさん素晴らしいです。私も見習わないとなあ。お見事でした。


18EUバリアント [BGG]

もう少し時間が余ったので、関西WGGの面々でへビロテでプレイしているという18EUのバリアントについてお話を聞いてきました。18EUバリアントはBGGで公開されているものですが、オリジナルとはかなり改変されています。全く別のゲームと言って良いでしょう。

一番違うのが、マイナー会社の扱いです。オリジナルですと、各会社のスタート地点が決まっていて、番号順にそこを本拠地としてプレイしていく訳ですが、こちらはマイナー会社の番号順にどこの地点から開始するかを選択できるようになっています。当然数字の小さい方が先に良い場所を抑えられる可能性がありますが、各マイナー会社には特殊能力がついていて、後ほど強力な効果となっているとの事。これは悩ましい。いやあ、これは素晴らしいルール改変ですね。是非プレイしたいですね。ただ、この特殊能力については序盤に強力すぎる効果があると聞いているので、良い効果はもっと後ろに倒すようWGGルールで改訂しても良いように思います。いずれにしても早期プレイが望まれますね。



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