平日ゲーム会(2019/11/13)

City of the Big Shoulders [BGG]

HAL99さん、ひだりさん、私の3人。18xxシリーズのワカプレなゲーマーズゲームとして注目度が高かったゲームですが、実際にプレイしたまわりの人の評判もすこぶる高く、非常に気になっていたゲームがようやくプレイできました。

最初に各プレイヤーは能力の異なる好きな会社を選択。初期資金は$175。ひだりさんは「この時・・・」といった刹那、私:「あー、この色の変わったところがIPO時の株価ですね」と。まさに18xxゲーマー同士の阿吽の呼吸の瞬間でした。会社の初期株価は$35〜$60で、社長株は30%。払った分会社資本で社長株のみ設立可。配当は未発行株が会社。株式構成は30%*1,20%*1,10%*5。個人保有は60%まで。社長は20%株保有不可。完全に18xxの説明ですな。

ゲームの流れは株の売買・タイル配置・アクション実施、運営ラウンド・終了フェイズです。

株の売買は18xxと同じソフトパス。タイル配置は、このゲームの最大の特徴といえます。各プレイヤーには始め3枚のアクションタイルが配られ、そのうち1枚配置、1枚廃棄、1枚保持します。配置したアクションは公共のアクションとなりますが、そのアクションを実施した場合、配置した人に収入があります。

その後がアクション実施で、さっき配置したアクションを実施していきます。このゲームでは線路を引く代わりに商品を生産し、販売する事で収益を得ます。その収益を配当して、その配当額が株価以上で・・・それが現在株価の2倍以上なら・・・とかは18xxゲーマーなら想像できる部分なので割愛します。でこのゲームでは無配はまずありませんとひだりさんきっぱり。あぁ、列車買わなくてよいからですね。実に明快なルールで非常に馴染みやすいです。そう、18xx経験者ならほとんどインスト不要と言えましょう。

各プレイヤーの初期ワーカーは2人ですがmaxは5人。商品を生産するには労働者と資源が必要。アクションは資源の入手や商品の獲得、労働者の自動化など様々です。資源は運営ラウンドでも調達できるのですが、自分の好きなものが手に入るかどうかは手番次第。自分の選択したアクションを他人が踏んでくれると収益が得られるので、他人に選択してもらえるものを選ぶのは重要ですが、反面自分の先行している能力があるなら、敢えて枯らして他人にアクションさせないことも必要。このあたりの駆け引きは難しくもあり楽しくもあります。

今回初プレイという事もあり、とりあえずひだりさんの勧める会社(Swift)を選択。売却時の商品単価が高く、キャピタルアセットが保持できるのが魅力です。キャピタルアセットは毎ラウンド特殊能力が発動できる優れもので、可能ならこの能力を持つ会社を取りたいです。半面、生産力が3と弱く、2台目設備のリソースが高いうえにフル生産には人手が5人必要です。フル生産できるとワーカーが1人増えるので、可能なら1手目にフル生産したいのですが、コストがかかりすぎて断念。

18xxでもそうですが、何社経営するかは非常に重要なポイントです。HAL99さんがインスト時にさりげなく確認してたのは、さすがです。しかし、このゲームはワカプレです!。複数会社持っても、アクションフェイズで強化できるのは会社単位なので効果が分散してしまいます。そのため、できれば十分にワーカーを増やしてから複数会社を経営したい。

で、私はワーカーが増やせなかったことから会社設立は4ラウンドになりましたが、HAL99さん・ひだりさんは3ラウンドでした。このゲームは6ラウンド制なので、1ラウンドの遅れは致命的です。3ラウンド目に無理くり建てることも可能と言えば可能ですが、二兎を追う者は一兎をも得ず。私は2社目設立は断念し、ひだりさんの会社の株を購入し様子見です。

4ラウンドになってようやく2社目設立。しかし、このあたりで閉店時間の影が・・・。協議の結果5ラウンドで打ち切りとなりました。ひだりさんの判定勝ちでしょう。

初期会社選択はもちろんの事、どういうアクションを選択するのか、初期株価はどうすべきか、2社目設立のタイミングは等、やりたいこと・試したいことがたくさんあります。18xxシリーズの入門編としても良いかもしれません。これは噂にたがわぬゲームですね。面白かったです。是非再戦希望です。



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