SGCゲームレポート(2005/11/20)

Square Mile
MBの懐かしい土地開発系ゲームです。

ゲームはPlanningPhaseとBuildPhaseのふたつに分かれていて、PlanningPhaseで土地の初期配置を行います。

配置は山から引いたPlanningCardに書かれた指示に従います。

これがなかなか面白くて、まずは鉄道の敷設を行います。鉄道が引かれた場所は工場 が建つ建設予定地になります。以後、学校やショッピングセンター、教会等の建設予定地が確定します。MBのゲームらしく鉄道敷設や道路建設の各パーツが意味無く凝っていてこれがマニア心を揺さぶります。

次はBuildPhaseです。このPhaseは売却・建設・土地購入のアクションが行えます。

購入した土地には、道路を4方敷設する事で分譲する事ができます。
分譲して初めて建物を建てる事ができ、その後売却して資金を稼いでいきます。

このゲームは結構資金がシビアです。利益率の高い建物の建設には多額資金がかかるため、運用資金を捻出する必要があります。
建設途中の土地でも銀行に時価で売却できるため、土地を転がしながら儲ける事になります。

この道路はご近所さんと共有しているのがミソ。つまり自分が一気に4方建設すると、手番は稼げますがご近所さんもおいしくなる。
さりとて道路を建設しないと土地の価値が高まらない。うまく交渉して互いに引き合うなどの駆け引きも必要となります。

私は無計画に建設したツケが回り僅差で負け。競りで突っ張りすぎたのも資金ショートの原因でした。
予想以上に面白かったので、またどこかでプレイしたいと思います。


Beat The Market
これは昔Games誌のゲーム紹介で見かけたゲームのひとつで、たまたまオークションに出ていたため購入した、債券・ブルーチップ・新興市場・商品先物の4種類の有価証券を売買しながら資金を稼ぐビジネスゲームです。

ゲーム盤はモノポリー風の作りになっていて、止まったマスの銘柄を購入するというのが基本的な流れです。GOのマスを通る事で1年が経過。4年行って一番資金を稼いだ人が勝ちです。

各年度末には、債券収入、2・4年目には資産の10%が給料として支給されます。

株の購入価格は基準価格からの増減をあらわす+-ダイスで決まります。
商品先物の値が一番荒く、債券は元本保証されています。

同じ債券を集めると配当が倍になるため、取引を活性化されるようにデザインされています。

あと、モノポリーでいうところのチャンスカードの存在がBullカードとBearカード。
Bullは良いイベントしか無く、Bearは悪いイベントしかありません。

いろいろ工夫のあとはみられるのですが、いかんせんモノポリーの影響が強く、オリジナリティに欠けます。
またチャンスカードは運の要素が強すぎて、今となっては古さが目立ってしまいます。

悪いゲームでは無いと思いますが、ウリの要素に欠けるので、ちょっと辛めの評価にして見ました。


Westminster
これはゲームカタログで見かけ、どうしても欲しかったゲームですが、10年も前に購
入しながら一度もプレイできておりません。ルールがよく分からず、途中で挫折していたのですが、最近ようやく訳了してプレイがかないました。

各プレイヤーは政党の代表になります。ゲームはまず32の選挙区のうち16の選挙区で総選挙が行われます。各プレイヤーに配られた投票カードを使って選挙区毎投票を行い、議席を確保していきます。

そうして一番議席の多かったプレイヤーが政権を取り、党員から首相が任命されま
す。4議席以上持つプレイヤーはまず議員立法の作成を行います。

その後、議会でこの法案を提出。3回可決をすれば法案は可決となり、ゲームに勝利します。

法案が可決されるかは多数決です。法案採決マスに議員が入ることで採決が始まります。但し、このマスには政権与党しか入れません。

与党席と野党席がボードに描かれていて、与党は単独過半数もしくは、誰かと連立を組んで、与党席に座った議員の数が野党より多ければ法案は可決です。

単独で政権を取れれば、閣僚ポストが与えられ、これは議席にカウントされるため、以後の採決時に有利に働くようになっています。

よって与党は各プレイヤーの駒の配置状況を考え、野党席までの移動力が足らなかったり、各種イベントで欠席している時を狙って、場合によってはどこかと共闘し、とにかく法案を通そうとします。

1回目の採決は連立政権でも良いのですが、3回目の採決は単独過半数を取る必要があります。

ゲームとしては非常に凝っていて、本格的な選挙ゲームといえるのですが、この3回目のハードルが高すぎるため、時間の関係で打ち切りになりました。

3回目のハードルを下げ、移動方法をもう少し工夫すれば、かなりいけるゲームになると思います。


Maritim
先日、尼亭でプレイし面白かったので、これはSGCでもやらねばと持込ました。

灯台の灯りを頼りにブイを回って一周するレースゲームです。

シンプルなコンポーネントで、これだけの戦略性があるとは驚きのゲームですね。

私は途中までいい感じで進んでいたのですが、終盤「潮の道」から外れてしまい、最後まくられてしまいました。

今度は団体戦でやって見ても良いかも知れませんね。


Arche Opti Mix
動物カードを一定のルールに従って場に並べていくカードゲームです。

置いたカードのスート毎にポイント計算をしていくタイプで、骨折ゲームが得意とす
るジャンルでもあり、慣れたら面白いゲームなのでしょうが、インストを聞きながら、途中で頭が崩壊。カードサマリを見ながらで無いとプレイできない感じ。

天候・重さ・草食/肉食・動物の種類・特殊能力を全て把握する必要があり、制限事項が多すぎ。

結局、最後の最後まで良くルールを理解できませんでした。長考の連発ですみません・・・。

う〜む。こんなに複雑にしないとゲームにはならないものなのだろうか。
カードのイラストはきれいだと思うのですけどね。



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