onaka亭ゲーム会(2021/05/02)

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Red Rising [BGG]

同名のディストピア社会を描いた作品が基となっているゲーム(らしいです)。YOKさん、onakaさん、HAL99さん、私の4人。

手札を場札とチェンジして手札改善し、高得点コンボを目指すゲーム。

基本的には、手札から1枚場に出して、場からカードを取ってくるだけ。ただ変わっているのが、場は4列あり、取った列に応じてボーナスがあること。青列はLV上げ。LVに応じてVP獲得。赤列は1個1点の宝石がもらえます。黄列は統治者駒を獲得。ゲーム終了時に保持していたら10VP。そして緑列は研究キューブを場に置けて、これがエリアマジョリティとなっており、ゲーム終了時に順位に応じて1個4/2/1点になります。

ゲームの終了条件は、誰かの青(艦隊)がLV7、赤(宝石)が7個、研究キューブが7個溜まったらゲーム終了になります。まあテラフォーミングマーズみたいですね。

写真の例でいくと。基礎点は左上の数字。1枚あたり20点くらいには、なってます。

これにそれぞれ特殊ボーナスがつくので、どう揃えていくか、これが面白い。

でも基礎値の高いカードには、だいたい毒があります。例えば一番左の40点のカードですが、見た目は強力に見えますが、ゲーム終了時、自分が一番宝石持っていない場合、-30点になるため、その場合は単なる10点カードとなってしまいます。

手札はだいたい5枚なのですが、増やせるカードがあるのは有利。純粋に基礎点が増えるから。

但し、誰かから手札を1枚奪うとかそういうものもあるので、手札が多い場合、狙われやすくなるのも事実。

マニュアルによると300点目指しましょうみたいなことが書かれているようなのですが、無理やろw

そもそも手札を増やすのが、ただでさえ難しいのに、7枚になったらまず狙われるので6枚として、1枚あたりの期待値がボーナスも含めて30点として180点。マジョリティや艦隊ボーナスで、50点として240点取れればいいかなって感じでした。

ゲームは3種フラグを揃えれば良いのですが、もうひとつ特殊ルールがあり、ひとりが2条件達成すれば、それでも終了というものがありました。今回はHAL99さんが2つの条件を独占して圧勝。

特殊効果だらけなので、何をどう揃えていくのかの悩ましさを楽しめる人には、おすすめです。面白いゲームだと思います。


Lost Ruins of Arnak [BGG]

日本で発売されるも、あっという間に売り切れになった人気ゲーム。YOKさんは、紙一重の差で買いそびれたんだとか。いやあ、皆さんの情報力はすごいですねえ。

未知の海に浮かぶ無人島で島を探索し、失われた遺跡の発見が目的のゲーム。

ゲームの流れとしては、初期手札に書かれたアイコンと同じマークの場所に労働者を配置してアクションを行っていくワカプレ部分と、より良いアクションをするために、効果的なカードを購入していくデッキビルドが基本になっています。

ここでいうワカプレは主にリソース集めとなっていて、リソースを集めたあとはVP行為が必要になるのですが、主にカード点、冒険点、探索点です。

カード点は、購入したカードから得られます。購入するリソースはお金と時間があり、序盤はお金で買えるものがほとんどなのですが、冒険を重ねていくに連れて時間で買えるカードが多くなっていきます。時間という概念でいろんなカードが手に入るのは面白いです。

冒険では、時間を使って怪物と戦います。戦いに勝利するとVPと、なにかの効果が得られます。

勝てなくとも、何かのリソースはまず手に入ります。負けた(≒逃げた)場合、恐怖カードを取らされます。

デッキビルドなので、お邪魔カードがくるイメージです。

そして探索ですが、Snake Templeと呼ばれる、曲がりくねった回廊を進んでいき、ついた先に遺跡がある建て付けになっています。

この回廊を進むためには、各エリアで所定のリソースを払わなければ進めることができません。ただ、支払うと何らかの報酬ももらえたりします。また進めるにあたっては各プレイヤーに虫眼鏡と本という二種類の駒があり、本は虫眼鏡を超えて進めることはできません。

但し、ボーナスは虫眼鏡ボーナスと本ボーナスが用意されていて、均等に進めなければいけない分、本のボーナスのほうが強力です。本では各ラウンドに1回発動できる助手を雇うことでできるので、これは早期に確保しておきたいところです。

そうやって回廊を抜けた先には遺跡があり、到着順にもらえるボーナスに加え、リソースを支払うことでVPが変換ができます。

今回私はHAL99さんの"教え"に従い、冒険はほどほどに素直に回廊を進めていきました。回廊は、先着者だけにもらえるタイルがあるので、後ろからは進ませにくい部分があります。そんな感じで独断で進められたこともあって勝利。

とはいえ、冒険でもらえる効果は侮れないし、アクション数が増える効果のカードを多用したonakaさんの戦略は魅力的でした。特に先行者優位の特権は与えず、均等に進めても良いかなとは思いましたが、面白かったです。これに拡張が出たりすると良いかも知れませんね。


CheDeng(チェーテン) [BGG]

残り時間も少なくなってきたこともあり、締めはチェーテン。

ルールはかんたんだけど、さくっとプレイできて盛り上がるこのゲームは大好きなゲームのひとつです。

というより、数少ない好きな短時間ゲームのひとつかも知れない。

50点持ちでプレイ。

誰かが出せなくなって"呑む"事を行うと、途端にその人を集中攻撃し出すのは、このゲーム特有の非常に嫌らしいプレイで、怪我をした山下泰裕の足を狙わなかったラシュアンのようにフェアプレイ精神はないのんかと、思わず言いたくもなるのですが、それを逆手に取った近代プレイという技も編み出され、当時一斉を風靡いたしました。

ちなみに近代というのは、呑んだら狙われるので、まず持っているのに敢えて呑む。そして他プレイヤーが無いと踏んで、その数字を出しまくって、枯れた頃に、実は持ってましたとプレイして、終盤の指導権を得る戦法です。

まぁ、肉を切らして骨を立つこの戦法は、"近代チェーテン"と呼ばれ、始めに意味なく呑む事から、失点はもともと多くなるのを覚悟でプレイする必要があるのですが、成功確率は低いものの、実は持ってましたとドヤ顔で出してマウント取りするこの作戦はハマった時の爽快感が半端無いため、使い手が絶えません。

そんな近代思い出話に花を咲かせながらプレイしましたが、最後はYOKさんがonakaさんの出し切りで70点喰らってぶっ飛びで終了。

いやー、これは素晴らしいゲームですね。



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