KGC通信(99/11/27) 第9号

今月は、大物ゲストのHAL99氏が急用で参加できなかった上、MIZさんや名古屋勢も不参加だったため、前回同様参加者は6名でした。

Huzzah!
今や飛ぶ鳥を落とす勢いのチーパスゲームですが、そんなの中で絶版になった数少ないゲーム。当然、絶版になるにはそれなりの理由があるので、期待と不安が入り交じってのプレイとなりました。

ゲーム内容は、9つのステージでパフォーマンスを行い、より多くの観客を集めるゲーム。

cパフォーマンス開始時は誰も観客がいないので、群衆カードで客を寄せていきます。観客がたくさん集まったところで、フィナーレカードをプレイすると高得点になります。

ゲームを盛り上げる要素が野次ルール。他人の演技中にパフォーマーのプレイされるだろうカードを予測し、見事これが合致すれば、演技交代。折角集めた観客をそっくりそのまま引き継いで、そこから演技を続けることができます。

とまあ、ユニークなゲームでオリジナリティーにあふれているのですが、いかんせんゲームパランスが悪い。何せ9つもステージがあるので、演技会場が隣接していると、野次を飛ばそうにも移動だけで何ターンもかかる可能性があります。どう考えてもステージはプレイ人数−1程度でしょう。

結局、近藤さんの圧勝で終わりましたが、このゲームの最適人数は、今のままならルール上maxの8人。しかし、「そうまでしてこのゲームをするんか」といわれたらしないでしょう。という事でお蔵入り確定か?

Batik
アクションとパズルの要素がミックスされたゲーム。食事をしている間でもゲームをする。うーん、ゲーマーですねえ。

プレイヤーは交互に自分のタイルをボード(写真)上に入れていきます。入れた結果、ボード上部のラインを越えたら負けになり、その原因となったタイルを失います。

プレイを続けていくうちに、どんどん減っていきます。自分の手番になった時に入れるタイルの無くなった人が負けになります。

タイルの少ないプレイヤーは、ボード上に空間を多く作り、少なくても勝負形に持ち込めるようにするでしょうし、多い人は持久戦を狙いに行きます。そうするためには戦略だけではなく、運の要素も入ります。

注目の三島さんと酒井さんの戦いは、酒井さんのストレート勝ちでした。酒井さん、このゲーム4戦全勝で負け無しだそうです。私も一度御指南をお願いしたいと思います。

Ko:nig der Elfen
エルフェンランドのカードゲーム版。カードゲームということで、その語呂の良さから、エルフェンカードという愛称が早くもつきました。

基本的なルールは、ボード版と変わりません。地形については、マジックの様に、自分の前に土地をプレイし、各プレイヤーの地形をぐるぐる回っていく仕掛けになっています。

このゲームでは、このプレイした土地に得点が書かれていて、より多くの又は高得点の場所を探索する事を目指します。新しく取り入れられた要素として、地形の得点を倍にしたり、進行方向を変えられるスペシャルカードが付加されました。

元から非常に面白いゲームでしたが、カード版になってもその魅力は衰えることはなく、bone5さんをして、「もうボードはいらない」と言わしめるほど。

難点は、ちょっと時間がかかり過ぎる事。カードの所有枚数に制限がないので、どうしても長考に陥り勝ちです。

このゲーム、bone5さんのインストをきいているだけで、面白そうな雰囲気があり、「WGG評価で見た目6はある」と私がいったところ、bone5さんは怪訝そうな顔をしていましたが、プレイするうちに、私の直感が正しかった事をbone5さんも認めてくれたようです(本人は不満そうでしたが・・・)。

オリジナリティはあまりありませんが、最近のゲームでは一押しです。全作からの改良度という意味でも、AirlinesからUP以上の進化があります。

Spree!
先週のbabu-さん宅でプレイして好評だった、Spree!をリプレイしました。

今回も、「どこが買い物ゲームやねん」と思わずツッコミたくなるような無法地帯での銃撃戦の展開になりました。射撃はほぼ確実に成功するので、もう一回プレイできる上、ノーリスクで追い剥ぎできるというメリットを目の前にぶら下げられたら、隈河さんといえど、銃撃戦に参加します。

特にメンバーが6人に増えた(前は4人)なので、立ってる人はとりあえず射撃という感じでした。

相変わらず面白いゲームですが、気になることがひとつ。序盤軽快に飛ばしていた近藤さんは、手札が6だらけになって、身動きがとれず沈んでいきました。このゲームって手札交換できませんでしたっけ?。もしルールになければ、手番を全て費やす事で、好きな枚数だけ交換できるって事にしません?

Space Beans
ボナンザの宇宙版。このゲームは基本的なルール(畑に豆を植えて刈り取る)はボナンザと同じですが、交渉がない上、手番プレイが終わったら手札を全て右隣に渡すという強烈な変更点があり、似て非なるゲームになっています。

手札を渡すのが何故強烈かというと、下家の欲しいカード(畑に植えているカード)は自分の畑に植えない限り、アシストになるため、自然と同種の豆が連続して畑に植えられる傾向になります。

もちろん、前作同様、揃えさせてあげる協力プレイも考えられるのですが、このゲームにおいて、自分の命運を握っているのはあくまで上家なので、いくら自分が下家にやさしくしても、上家にイケズされては意味がありません。という事で、必然的にカードを絞るジレンマたっぷりのゲームになってます。

ただ、そのジレンマは良いんだけど、場が一色になる弊害を解決する何かが欲しかったですね。皆の雰囲気ではあまり評価は高くなかったのですが、私はボナンザよりおもしろいと思うぞ。


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