バブー通信(99/11/23) 最終号?

思い起こせば丁度2年前、この梅田の地にアジトを構えたbabu-氏ですが、アップキープに耐えられなくなった上、転勤が確定的になったという事で、ついに閉鎖する事になりました。

よって、今回はバナナ亭最後のゲーム会です。メンバーはbabu-さん、bone5夫妻と私です。

ラストパラダイス
bone5さんがバネストさんの所で購入した、クニチーア初期の作品。環境保護を気にしながらリゾート開発を行うゲーム。

ゲーム内容ですが、基本的には競りゲーで、競り落とした土地をボード上に置くのですが、ボード上の配置方法によって、様々なボーナス点がもらえます。また、購入した土地を開発せず、森林を残す事で、環境ポイントを獲得する事ができます。

競りの方法ですが、各自チップを握り、一斉公開します。面白いのは、この競りの代金は競り落とした金額ではなく、2番目に多い金額だけ払えば良いという事です。

いくら高額ビッドしても、2位が安ければナメられるという、お決まりの思考パターンでビッドは高騰。ゲーム終了時、全員が初期にもらった金額以下になり、何もしなけりゃ勝っていたという、爆笑のオチになりました。
競りゲーは苦手な私ですが、これはおもしろいです。

Spree!
絶好調のチーパスゲームシリーズ。今回はトランプを2セット(当然オプション扱い)使用する買い物ゲームです。

各プレイヤーは、ダイスを振って、自分の手札と同じマスに止まることで買い物を行い、車まで戻る事で得点を得ます。先に決められた得点を獲得したプレイヤーが勝者です。

但し、店内は無法地帯で、他人と接触すれば略奪、他人と至近距離になれば狙撃が起こります。

カードの中には特殊カードがあり、AはいわゆるCounter Spell(他人の「狙撃」「略奪」「移動力アップ」を無効にする)、10と2は、移動力アップが可能です。

他人の商品を略奪するためには、接触した上で、相手と同ランクのカードをプレイしなければなりません。この時、Aをプレイすれば防げるのですが、狙撃だと、狙撃宣言に対してAを使用しない限り、一度狙撃が成功すると、無抵抗状態で防御できません。狙撃はダイス1個振りで相手との直線距離分の目+1以上出せばよいので、ほとんど成功しますし、狙撃に成功し続ける限り、連続した手番プレイが可能なので、ほとんど撃ち合いゲームと化していました。

プレイしての感想は、今までのチーパスゲームの中でも3本の指に入る名作との評価が高かったです。プレイ時間は結構かかりますが、次回のKGCの時にでも再プレイしたいゲームです。

ダイナマイト
広島出張時に購入したアクションゲーム。工事地帯で爆発を避けながら先に一周した人が勝ちになるゲームです。

やる事は、サイコロを振り、爆発マークがでたら中央の爆発スイッチ(写真参照)を押すだけ。橋のどこかが爆破され、そこに居た人が吹き飛ばされて振り出しへ戻されます。

電池要らずでプレイできるのはGood。毎回プレイする程のゲームではないけれど、たまにやる分にはいいかも。

COUNT YOUR COIN
バンカースで知られる老舗メーカー、はなやまから\480という安価で発売されているカードゲーム。

0〜2の数字カードを伏せて出し、その合計数を当てるゲーム。しかし、各プレイヤーの出す数字には必然性が全くない。つまり0を出せば安全だけど、得点が少ないとか、前回0を出したから、次はこれしかプレイできないといった相手の手を読むことができない。これは、気の抜けたコーラを飲んでいるようなもので、ゲームとし て破綻している。

はなやまといえば、ゲーマーならずとも知っている有名メーカーであり、このような駄作を発売するとは、非常に残念で仕方がないです。\480とはいえ、安物買いの銭失いでしかありません。よって今風にいうなら、このゲームは買ってはいけない

ここで重大な問題が。ここバブー亭は、もうすぐ引き上げという事で、電気もガスも止められており、16:30とはいえ、もはやプレイ続行不可能。ここで何と日没コールドゲームが宣言されてしまいました。バブー亭最後を飾るにふさわしいフィナーレとなりました。さようならバブー亭!!、さようなら1999年。

バブー亭に別れを告げ、プレイに適した場所は無いかと、うろうろしていたら、小ぎれいな喫茶店を発見。中にはいると、人目に付かない明るい場所があり、ゲームをするのには最適。こりゃいい場所見つけたわと一同喜びましたが、よく考えたら、こんな所、babu-さんの家にでも行かない限り来ること無いよなあ。使えないな・・・。

アッダー・マッドネス
チーパスライクなパズルゲーム。エイリアンが牛を押すという訳の分からないSF風の味付けがされています。

プレイヤーはボード上に牛を並べていきます。全部置ききったら、エイリアン駒で、牛を押しますが、同じ色の牛は押せません。自分の牛を押すと1点減点になります。
以下に例を記します。

まず、一番上の写真は、エイリアン(A)で押した状態です。左は8点、右は3点です。この時、自分の牛が仮に"4"だとしたら、左は6点になります。右は変わりありません。










真ん中は、押す列に隙間がある場合です。この時は隙間までしかカウントされないので2点です。もろちん、左側から押せば5点です。









一番下の写真は、エイリアンの移動範囲です。エイリアンはタテ・ヨコ・ナナメに3マスまで進めます。初めは外周にいますが、中に進入できます。

オリジナルルールでは、初期配置は自分の牛を各自が置いていくルールなので、全員が自分の牛を固めて並べたため、ゲームが破綻しました。よってルールを変えて、自分の牛は置けないルールでやりました。

そうしたら、ゲームとしては成立しましたが、おもしろいかと言われたら・・・うーん。何か初期配置だけのゲームかという展開になってしまい、テコ入れしてもこの程度じゃあイマイチだなあという評価でした。

しよせんはものまねで、チーパスは越えられないな、というより、それだけチーパスが偉大なのかも知れません。ていうか、こんなゲームに何でここまで詳細な解説書いたんだろうと言う思いが強いです。


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