時事コラム(2020/04/13)

コロナウィルス日本の現状分析

先日に引き続き、コロナウイルスの日本の現状分析です。まずは国別感染者ですが、こちらは順調(?)に拡大しています。感染者の数自体は、それほど心配する必要はなく、重症者が増えなければ問題はないと思います。むしろ抗体ができるので、悪い話ではないとポジティブに捉えたいと思います。

感染症法で入院が義務付けられていることから、軽症者が病院のベットを占拠してしまい重症者の受け入れができないという問題がありましたが、運用で軽症者をホテルで受け入れるようになったため、PCR検査が増やせるようになりました。

もともと検査数が圧倒的に少ない日本ですから、検査をすれば感染者数が増えるのは当たり前で、無症状者・軽症者の陽性が大量に発生したものと思われます。感染者の増大に比例して重傷者が増えていないか、これをトレースすることが重要となるでしょう。



次が国別死亡者ですが、日本は増えています。傾きは収まっていません。しかし、イタリアやアメリカ等の欧米の傾きが急なのに対して、日本のそれは緩やかです。数が全然違います。この対数グラフに対して、45°の角度で上昇していけばピンチですが、この位の緩やかな上昇であれば、医療崩壊の危険性は少ないと思えます。

アメリカは依然伸びが続いているのが気になります。ただ、アメリカよりも1・2週間先行してロックダウンしたヨーロッバの傾きが緩やかになってきていることから、アメリカも1・2週間すると、ヨーロッパと同じような傾きになってくるものと思われます。

 

 

 

 


以降は前回から分析項目を増やしました。まずは100万人あたりの死亡者数です。死亡者の多寡だけで判断するよりかは、その国の人口比で比べた方がより公平に判断できるからです。

これを見ますと、アメリカの伸びがやはり際立っています。日本は100万人あたりに約1人の計算です。かなり死亡率は低いことが見て取れます。こういう情報も併せて出すことで少しは気分も緩和されるのではないでしょうか。

日本の場合、とかく比較されがちな韓国が一つの目安になるのではないでしょうか。今回のコロナ対策が成功しているといわれる韓国ですが、その国よりも死亡者数が少ないという事は安心材料じゃないでしょうか。


次が致死率。他国が右肩上がりで上がっているのに対し、日本の致死率は下がっています。これは、先ほど説明した通り、日本はいろいろとPCR検査が少ないといわれていますが、それほど重症者数が増えていないことから、検査をすればするほど致死率は減っていくと思います。

もちろん、死亡者数というのは感染者数に比べて遅行指標であることから油断はできません。しかし、客観的に見て、欧米みたいにはなっていない。日本はかなりうまくやっていると言えるでしょう。

どうしてメディアは素直に日本はうまくやっているんだっていう事をいわないんですかね。不思議でなりません。


次が感染者の順位です。日本が急上昇してます。検査をどんどん増やしているのですから当然の結果です。この勢いなら韓国を抜きそうですね。感染者は多いけど重傷者が少ないというのが一番理想で 、医療崩壊も起きず、経済も破綻せず、集団免疫獲得という方針で是非進めて欲しいです。




最後が死亡者順位。4/12に若干増えたため順位は少し上がっていますが、韓国共々基本的には右肩下がり出来ています。

最近よくニュースになっていて一番怖いのが医療の現場での院内感染です。病院にはお年寄りや重症者が多いので、ここで感染してしまうと一気に重傷者が増えてしまいます。

医療従事者の感染は、医療崩壊を招きかねないので、体調不良者はむやみに病院を訪れないようにしたいものです。

まあ、こんな分析をずっと続けるつもりはないのですが、客観的な判断を行うためにも折に触れ公開していきたいと思います。



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