HAL99さんゲーム会(2021/05/29)

[TOP][ゲームインデックス][動画インデックス][ゲーム会一覧]

Kanban EV [BGG]

以前から非常に気になっていたラセルダの作品。hal99さん、まおさん、やざわさん、私の4人。

私が前作のKanban: Driver's Editionを輸入しようと思っていたのですが、どうも、周りの評価が賛否で非常に分かれていたため、購入を思いとどまっておりました。

自動車販売のゲームと聞いていたので、オートモービルみたいなゲームかなと思っていたのですが、テイスト全然違いました。
ゲームはワカプレで、車の設計書入手、部品調達、車製造、車購入/改良、オールマイティのいずれかのアクションを実施します。

各アクションは2つずつあり、2pと3pマスのポイント制。ポイントは時間とも言えます。
アクションの結果で、時間を獲得することができ、これを貯めておくことで、各種アクションポイントを残業で増やすことができます。ただし、1アクションでは4pまでしか使用できません。

各ラウンドでは、工場長のサンドラが各部門をチェック。査察を受けたセクションで一番成績の低いプレイヤーがマイナス点を食らいます。このマイナス点、車が2台以上あるとか、部品が3個以上とか査察先によって条件は異なりますが、基本は1点です。但し、前述の時間の貯金が5に満たないと、その分マイナスとなります。

15点持ちで始めるのですが、序盤HAL99さんは、貯金をあまりしてなかったため、1回の査察で5点ずつ3回喰らって、ついには0点まで下がってしまいました。
さすがにこりゃたまらんと貯時間に励みましたが、この失点が大きく、得点が伸び悩みました。

私は勉強アクションに励み、会議や資格で優等生を演じていたのですが、コツコツと車を改良して多くの車をリリースしたやざわさんが最後に捲くって勝利。お見事でした。

同じ種類のアクションができなかったり、サンドラの査察に怯える感じがなんかリアルで良かったです。今までプレイしたラセルダ作品の中ではこれが一番おもしろかったですね。


London (Second Edition) [BGG]

ワレスのゲームですが、これは以前、初版プレイした時に記録的大敗を喫し、自分の大局観の悪さに愕然としたゲームですが、これはその第2版。

初版ではゲームボードがありましたが、それがなくなって、シンプルになりました。また、BOROUGHといわれる地区カードを先に借金して抑えるルールが有効だったらしいのですが、2版では1度に1枚しか買えなくなりました。

手番では、まず1枚のカードを引いた後、カードを出す、カードを取る、プレイしたカードを活性化する、BOROUGHを買うのいずれかです。

カードを出す場合は、基本的には1枚プレイし、そのカードと同じ色のカードをコストとして支払いますが、中にはお金が必要だったり、コストが不要のカードもあったりします。カードはコストさえ払うことができれば、何枚でもプレイが可能。

カードの出し先は、各プレイヤーごと、同じ列(スタック)に出しても良いし、別の列に出しても良いです。同じ列に出した場合は、下に出したカードの効果は発動しません。但し、そのカードにVPが書かれている場合は、ゲーム終了時の得点にはなります。

出しただけでは、何の効果も発揮せず、活性化しなければ、カード効果は得られません。そこで活性化のアクションですが、カード効果の発動後、貧困トークンを受け取ります。これはゲーム終了時のマイナスです(これが一番貧困トークンが少ない人との差分というところがニクイ)。

受け取るトークンの数は、(その時に活性化したかどうかに関わらず)存在するカードの列数と残り手札分です。

この残り手札の枚数分マイナスを食らうというのが秀逸でして、しびれます。

プレイする前に1枚カード引けたり、カードを引くというアクションでは3枚まで引けて、それも場札と山札の組み合わせで柔軟に変えて良いなんて、なんてフレンドリーなゲームなのと思いましたが、このルールを聞いて、その疑問が氷解。さすがワレス。

私はこの手札がマイナスになるというルールを甘く見てました。また、どうせプレイするなら一度に多くの効果を発揮したいので、列数を増やしがちですが、これも地道に受領するトークン数に影響します。カードの多くがインスタント効果なので、なるべく永続効果のカードにしようと思っていたのですが、そういうカードは得てして効果自体が微妙だったりするので、無理にそういうカード効果のために1列使うのではなく、上書きして最大限の効果を狙っていくべきでした。

HALさんややざわさんは経験者なので、ここには勝てないにしろ、まおさんだけは仲間だと思っていたのにいつにまにか貧困トークン全部返済しているし!

すでに貧困トークンは、私の体全体にまで転移しており、もはや回復の見込みはなし。失意のままプレイ終了。HALさんとやざわさんの一騎打ちを遠い目で眺めながら、もうひとつの底辺対決。にもならない4点という、他者から大きく離された、最果ての網走番外地的な惨憺たる結果に終わりました。

いやあ、これはゲーム力が試されるゲームです。初版のプレイした時よりも断然面白く感じました。YOKさんが所有してないなら、これは買わなければなりません。素晴らしいゲームです。


Dice Forge: Rebellion [BGG]

ダイス目を作っていくゲームの拡張。

はじめは大した効果は期待できないけど、ダイス目を改善していくことで、強力なアクションを実施することができる...それが非常に楽しいゲームです。

たまさん一押しゲームでSGCでも何回かプレイしておりましたが、久しぶりにプレイ。

このゲームは、Space Baseみたいに他人の手番でももらえる効果があるので、ダウンタイムを感じずそれが楽しい...んだけど、今回のGolem拡張で、Golemを進ませたりとか天空ダイスを振りたいがため、みんなが+1のダイス目に拡張したせいが同時解決が複雑すぎて却ってゲーム性を損なう展開に。

あれー?、前sgcでプレイしたときはこんな展開にはならなかったと思うのですが、どこか間違っていたのかしら。

ま確かに、1歩進ませるだけなら、勝手にリソースとかもらうだけなのでいいけど、天空ダイスとか、アップグレードとかが絡むと、とたんに手番がわけわからなくなってしまうんですよね。

これが正しいゲームなのだとしたら拡張は内のほうが良いかもしれない。カードを新しくするけどGolemは不要かも。

再度ルール確認した上で再戦してみたい。たまさんにまた持ってきてもらおう。



トップページへ戻る     一つ上のページへ戻る