ククのルール
(ルール)
ククは非常にシンプルなゲームです。カードは20種類2枚づつ、40枚のカードを使ってプレイします。
各プレイヤーに配られるカードはたったの1枚です。カードにはランク(強弱)が決められており、カードを公開して、一番低いカードをプレイした人が負けになります。
ランク表はこちら。
任意の方法で親を決め、ゲームは親の右隣からプレイします。カードを出すだけでは、単なる運のみのゲームになってしまいますので、各プレイヤーには1回だけ、カードを右隣の人と交換する事ができます。
自分の持っているカードが最弱であると考えられる場合、右隣の人とカードを交換する事ができます。
しかし、交換は必ず成立する訳でなく、交換を要求された人が、ランク表の「不成立」のカードを所有している時は交換は成立しません。更に、カード交換にはリスクが伴います。もし、交換を要求された人がマットか人間を所有していた場合、交換を要求した人はその時点で失格になります。
逆に交換を要求した相手が「マット」を持っていて、交換が成立した時は、交換を要求された人が失格になります。
また、要求された人が猫を持っている場合、交換を要求したカードをもともと所有していた人が失格になります。もう少し詳しく説明しましょう。例えば、親の右隣の人が「ライオン」を持っていたとします。「ライオン」は19番目のカードで、ほぼ負けは確定のため、当然右隣の人にチェンジを要求します。その人も当然右隣の人にチェンジを要求するでしょうから、「ライオン」がどんどん廻っていくことになります。
その途中で誰かが「猫」を所有していた場合(所有者は「ニャオ」と宣言します)、もともと「ライオン」を持っていた、親の右隣の人が失格となり、「猫」の所有者に交換を要求した人の交換は成立せず、「ライオン」で勝負する事になります。
交換された人が「家」か「馬」を所有している場合、交換された人は「パス」と宣言し、交換の権利はさらに右隣の人に移ります。
このゲームでは、一番低いカードをプレイした人及び失格した人が負けになります。言い換えれば、たとえ自分のカードが「お面」であっても、「ライオン」がいる事がわかっているなら交換する必要はありません。
親は最後にプレイするため、カードの交換相手がいません。そのため、親は山札と交換します。
「クク」を所有している人は、ゲーム中いつでも「クク!」と宣言する事でゲームを打ち切りにでき、これをオープン請求といいます。オープン請求された場合、その時点でのカードで勝負します。よって一度も手番が回ってこない場合があります。オープン請求は現在進行中の交換を無効にすることはできません。交換処理を行った後、ゲームが終了します。この時、「パス」があれば、その処理は継続します。
このようにして交換を行い、最弱の人と失格者が負けになります。
(プレイの手順)
通常我々でプレイを行う時は「1−2−3」又は「1−2−1」方式でプレイを行います。これは、ゲームの序盤は負けた人がチップを支払い、終盤は(通称:大人の時間)負けた人がゲームから抜けていきます。「1−2−3」とか「1−2−1」はチップを払う枚数を表しています。
1回のゲームは複数のROUNDから成っています。
・まず各プレイヤーにチップを配ります。10〜15枚が普通。
・回の始め、各プレイヤーは参加費(アンティー)として1枚チップを払います。以後、その回には、負けない限り、チップは払う必要がありません。
・序盤(第3ROUND)までに負けた人(最弱or失格者)は、そのROUNDに対応したチップを払います。
・「1−2−3」でプレイしている時は、ラウンドが進むにつれて支払うチップ数が多くなります。
・第4ROUNDからは、負けてもチップを払う必要がありませんが、ゲームから抜けなければなりません。抜けた人は次の回から参加できます。
・このようにして、最後に残ったプレイヤーが、その回に支払われた全てのチップを総取りします。
・これで、1回が終わり、また全員でアンティを払うところから始めます。
・ゲームの終了条件は誰かが破産するか、決められた所定の回数をプレイした時点で一番チップの多い人が勝ちになります。