尼亭ゲーム会レポート(2007/01/27) 第38号

sensation
みっしーさんの持ち込みゲーム。
みっしーさん、姉御、MIZさん、私の4人。

青・黄・緑の3種類の列で各4種類の駒のうち、一番になるものを事前に予想して、それを当てるCrazy Raceみたいな感じのゲームです。

手札と相談しながら、例えば、「青の列は紫、黄の列は赤、緑の列も赤」のように予想します。

当たれば各列毎1点。各自1列だけは得点を倍にできます。
ゲームは3列のうち2列で、どれかの駒がゴールすれば終わりになります。

よって、完璧に当たれば、3点になります。

ゲームは一斉公開によるカードプレイで駒を進めていきます。
親だけ2枚カードプレイができ、そのうち1枚は特殊カードです。

駒は各色毎、全員の合計値分進ませます。例えば、2人が赤2と赤6のカードをプレイしたなら、赤の駒は8マス進む事になります。
後戻りのマスが数箇所あるので、進めたつもりが後退してたりする事もあります。

レースは3コースあり、現在のコースでしか移動させる事はできません。例えば、今が黄色の列の場合、青や緑の列の駒を移動させる事はできません。カレント列を変更するには、特殊カードをプレイする必要があります。

特殊カードは親の特権で、列移動の他、移動が倍になったり、何も移動しなかったりします。

駒の移動は偶然の要素が多い上、列移動は親しかできないので、あまり戦略的なプレイができません。
運ゲーだとしても、そのランダム性がゲームをより面白くしているかというとそうでも無い。

これをプレイするなら、Crazy Raceの方が断然面白い。sensationというタイトルもよくわからないし・・・。

という事で、これはイマイチだなぁ・・・。

Lemming
先日のSGCでなかなか好評だったため、私が持ち込みました。

レミングといえば集団で海に飛び込んで自殺する動物というイメージがありますが、まさにそれがテーマのゲーム。

崖に向かって飛び込もうとするレミングをコントロールし、自分の3匹のレミングの生き残りを競うゲームです。

レミングは黙っていれば、崖に向かって全力で移動してしまうため、レミングの移動先に対応するカードをプレイする事で、蛇行したり、他のレミングにぶつける事でブレーキを掛けます。他のレミングにぶつかると、ビリヤードの要領で連鎖していきます。この時、助走をつけてぶつかる事で、他のレミングをより多く進ませることができます。

敵レミングにぶつかると、自分のレミングはそこで止まるため、うまく敵レミングのバックにつけて、ストッパーレミングを見つけるのがポイント。

衝突処理はビリヤードなので、良い角度でぶつかると、バックさせる事ができます。

今回のセッションでは、姉御がいち早くこの技見つけ、自分のレミング同士が協力し合って、ぶつけながら後退していく技を使っておりました。

反面、孤立してしまうと最悪で、ぶつけられるは、ストッパーが無いわで、あっという間のダイビング。いいところなく敗北してしまいました。

今回の尼亭でも姉御には気に入っていただけた模様です。尼亭の辛いメンツをクリアすれば、どこに出しても遜色の無いゲームといえるでしょう。


Grand Prix
ミッシーさんといえば、レースゲームですが、これはラベンスのゲームです。

各プレイヤーは3台の車を保有し、3周のポイントを競うゲームです。
車の移動にカードやダイスは一切使用せず、各車に4,5,6のいずれかの数字を割り当て、それを元に移動するシステムになっています。

スリップストリーム(他車の真後ろにつける)になると、更に4マス移動。これは連鎖するため、一気に移動できる可能性があります。

全員が同じ条件というのは良いのですが、トップと2位以下が最善手を続けると、追い越せないようなコース設計になっています。

別にランダム要素を無理やり入れる必要はないと思うのですが、そのためにややフラストレーションがたまる感じ。

3周というのも結構長く、かなりヘビーな印象を受けました。

アイデアは悪くないと思うのですが、今のままだと、ちょっと重さの割には物足りないかな?


Flower Power
この会社のゲームとしては、以前モナリザを紹介した事がありますが、これもモナリザ同様、コンパクトな木箱に納められている3部作(私が勝手にそう呼んでいるだけ)のひとつです。

同様のタイトルのゲームもありますが、内容は全く異なります。

結論から言うと、これは久々のヒット作でした。尼亭でレンチャンプレイされるのは久しぶりです。それも私が持ち込むレガシー系では、ほとんどありません。快挙といってよいのではないでしょうか?

このゲームでは、事前に順位予想をします。というより、自分が何位になりたいかという事を紙に書いておきます。そして、いざレース開始。

 

 

レースは手番プレイヤーが誰かを指名し、互いにカードを公開します。手札は2枚(※カードと★カード)しかなく、その組み合わせで進んでいきます。組み合わせは以下の通り:

※※=1/1
★★=2/2
※★=3/0

レースの途中には花のマスがあり、ここに止まると花カードを獲得します。逆に蜘蛛のマスに止まると獲得した花カードを1枚捨てなければなりません。

誰かがゴールした瞬間にゲームは終了。自分の予想が合っていれば、花カードは獲得できますが、失敗すると、そのラウンドに獲得した花カードは全てボッシュートです(チャラッチャチャチャ〜)。

ゲームは誰かが花カードを6枚集めるまで続きます。moonさんのサイトでは、逆転の要素が少ないと書かれていましたが、花のマスは6箇所あるので、全てくまなく網羅して順位予想が的中し、他人の予想がハズレれば、逆転は充分可能です。

順位がばれちゃうと、集中して指名されるか、あるいはシカトされるかになるので、自分の態度を隠さなければなりません。
ビリ予想でも、※カードを出して3マス進む演出したり、相手の思惑をはずすため、蜘蛛マスにも喜んで突入する気概が必要です。

WGGは、嫌らしい近代プレイのできるゲームを好む性質があるので、姉御には満足していただけた様です。

このセッション終了後、おとまるさんが到着。おとまるさんを交えて再戦。近代プレイの第一人者にも評価していただけました。

SGCでは、それなりの評価でしたが、WGGでは好評でしたので、海外遠征(WGG合宿)時には、持って行きたいゲームですね。ぜひとも柊さんとプレイしたいです。



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