尼亭ゲーム会レポート(2005/05/02) 第25号

Age of Steam
WGG合宿に続いて、このゲームがプレイされました。MIZさん、姉御、若野さん、私です。

前回の敗戦を教訓に、ロコモーティブ重視戦略で臨みました。

2回ある運行フェイズを1列車で2回走行するのと、移動力UPして2列車で1回走るのは同じ収益です。数少ない荷物を安い運賃で運ぶのは、仮に序盤といえど、クレバーな作戦とは思いません。

もっと言えば、ロコモーティブをとって、1回しゃがむ事で3列車を1回走行することも充分考えられる作戦です。

問題はどうやって、それだけの距離を稼ぐかですが、そこまで移動力を上げていれば、他人の荷物を1区間なら使っても良いでしょうし、とにもかくにも、早く基礎収入を上げる事が先決です。

私は積極的に街を切り開く事で、距離を稼ぐ事にしました。この戦略は結構有効なのではないかと思います。

但し、私の場合今回も開発がうまくなかったです。もっと積極的に髭路線や環状線を考えるべきでした。路線が保守的だったのが敗因です。

あと、パス権の使い方も相変わらずいまいちです。このゲームをやると感想戦をしてみたくなるところなんかは1830と同じですね。

これは、かなりオススメゲームでして、MIZさんがはまるのもうなずける気がします。


City Plan
ゲームマーケットで購入したという、若野さん持ち込みゲーム。

ルール説明の時、San Juanみたいなゲームですで、だいたい理解できました。

各プレイヤーは市長になり、マニフェストに掲げた公約を守るように街作りを行います。

街作りに必要なのが、電力でまずいろんな建物を建てるのに必要な電力供給源を立ててから、住宅・商業・工業・公共施設などを立てていきます。

各プレイヤーは自分の手番にカードを引く・建設・マニュフェスト決定等の中から3アクション行います。

カードプレイ時に建設コストの支払いにカードを消費するというところはSan Juanと同じかも知れませんが、全く別のゲームと考えた方がよいと思います。

あと斬新なルールとして税収イベントがあります。これは、住宅を3枚先に出した人とか、3種類先にカードをプレイした人等、公開枚数に応じてボーナス(カード引き)が入る事です。これはゲーム中に1度しか発生しません。

誰かが10枚カードを出した時点でゲーム終了です。

一番凶悪なカードとして説明されたのが、工事現場で、San Juanのクレーンみたいなカードがあります。これは召喚コスト1のカードなのですが、任意のカードをコスト0で、このカードの上にプレイできるというものです。

私にこのカードが2枚来たのですが、MIZさんが逃げ切り戦略をしていたため、実際には1枚しか使い切れませんでした。

私の場合、商業地カードが全然来なかったのと、マニフェスト内容から、公共関連の施設を中心に立てていきました。私の場合、ギルドホールと石切場を足したようなコンボが決まって、うまくやったつもりでしたが、各種ボーナスにありつけなかったため、結局若野さんと同点トップでした。

単純なSan Juanの模倣でなく、ちゃんと独自のゲームシステムになっていて、充分に成立しています。

マーケットでは\1,000で売られていたようですが、購入する価値ありです。


IDO
レールを動かして、駒を押し出すさまをドスコイと表現し、その後尼亭で定着したゲーム用語誕生のきっかけとなったゲームです。

全員がリーチ寸前の3個ゴールさせた状態までは、比較的スイスイ進んでいたのですが、リーチがかかってからは、皆が慎重に駒組している事もあって、膠着状態に。

千日手も危惧されましたが、若野さんが放った一着がMIZさんのアシストとなってしまい、MIZさんが最後の駒をゴールさせてゲーム終了。

私は残り駒が小さい駒だけだったため、駒の移動に発展性を欠く結果となってしまいました。

実際問題として、そこまで考えなあかんアブストラクトゲームなのかという意見も出ました。

私のスタンスとしては、フォートナム&メイソンの紅茶でも飲みながら、きれいで芸術的なボードを楽しむような心のゆとりをもってプレイしてみたいですね。



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