YOKさんゲーム会(2019/11/24)

Land(ラント)

11/23のGM翌日という事で、YOKさんが購入した作品をさっそくプレイです。YOKさん、うっちー、私の3人。この作品は慶応HQの新作で、今までの3部作を見る限り、どうしても期待値は高くなります。

今回は、中世ヨーロッパをモチーフに他プレイヤーと領主の座をかけて争うゲームになってます。

ゲームの流れは、作物(麦、ブドウ、リンゴ、チェリー)を仕入れ、契約カードを入手し、これを達成して資金を得て、そのお金で技術開発や建物を建てていきます。

技術開発は交渉技術・建物技術・保存技術の3つ。上から順に:
交渉技術は契約達成時の資金強化
建物技術は建物建設時のVPと移動力強化
保存技術は作物の保存数拡大と契約達成時のVPです

建物は決算時のVPやマイルストーンに影響があります。

決算はゲームを通じて2回。誰かが6軒目と10軒目の建物を建設した時に決算となり、10軒目の決算を行うと終了フラグが立ちます。

建物を建てると、その場所の色のディスクを獲得します。決算は建物の区画数とディスクの色毎に行います。ディスクについてはマイルストーンカードに記載された組み合わせを揃えることで、その効果を得ることができます。このマイルストーンは先取りではなく、達成した人全員が恩恵を受けます。

本来はこれに加え目的カードがあり、ゲーム開始時の指針となるはずだったのですが、このカードの存在がわからず今回は目的なしでプレイしました(そういう意味では初回から、このゲームの本質に近づいたとも言えます)。

肝心のアクションですが、基本はワカプレ。手番に2アクション実施します。建設と技術はお金のある限りいくらでもできます。このゲームでは同じアクションが2つ存在し、1つ目の方がメジャーアクションになっています。メジャーアクションは先着1名。マイナーアクションは何人でも入れますが、効果は弱くなっています。また、前回実施したアクションはできない縛りがあります。

うっちースタプレで、まずは保存技術レベル上げ。アクションで作物を入手する際、初期では各種3つまでしか格納できません。メジャーアクションはmaxまで、マイナーアクションはmax-1までなので、倉庫のキャパを上げるのは妥当でしょう。しかも達成時にVPまでついてくるとあれば上げない理由はありません。

私は違う道に行こうかなとも思ったのですが、ウイングスパンの悲劇もあり、他の技術に比べ序盤は明らかに保存技術が優れていると思い、素直にうっちーについていきました。YOKさんはさすがに同じ路線には行けないと建設から入りました。どうやら先にマイルストーンを取りに行く作戦のようです。

私は初期マイルストーンを赤赤黒黒のやつにしました。理由としては2つあり、色特化することで決算で1位を確定させることと、黄が人気化しそうだったので、競争激化を避けたためです。ただし、よくよく考えるとマイルストーンは先着じゃないので、一緒だっていいじゃん!。あと、私の目指した赤赤黒黒の効果は区画数が3以下の時は、好きなリソースひとつもらえるという効果なんですが、このゲーム良く見ると決算時の区画数ボーナスが3区画で5VP、以降11,17,23と6VPずつ増えていくので、区画を増やさないと決算時VPがもらえません。しまったなー、またやらかしたなあと思いましたが、まあそんないきなり増やさなくても、とりあえずは3区画に留め、リソースをもらい続けてから考えようと思いましたが結果的にこれが吉と出ました。

このゲームでは手番のアクションが2なので、通常は作物の獲得とカードの獲得で達成となるのですが、作物が1種類しかとれないと、契約達成が難しいのですが、手番開始時に好きなリソースが+1できるので非常に助かりました。これに保存技術効果で毎ラウンドVPが取れたので、このVPの差が勝因だったのではないかと思います。

プレイした感想は、非常にまとまっています。半面、洗練されてはいるものの優等生的というか尖ったところが無い感じはします。ただ、これもそれまでに出した作品がすごすぎたからでしょう。クリスタルキングが大都会と蜃気楼を出した後、あみんが待つわと琥珀色の思い出を出した後の苦悩のようなものでしょうか。

いや、ちょっと辛すぎたか。作品としては素晴らしいです。今回目的カードを抜いてプレイしてしまったので、これが入ることで戦略も変わることでしょう。また再戦してから評価してみたいです。


NOKOSU DICE

カードとダイスを使用したトリテ。HAL99さんから面白いと評判だったので、YOKさんに代理購入してもらいました。

3人プレイなのでカード9枚と4ダイスで12トリック実施。ダイスはカードと同じようにプレイできますが、ラストダイスは使えず、残すダイス目がそのラウンドの宣言トリック数になります。

カードは全くランダムですが、醍醐味はダイスの獲得です。4つのダイスのうち1つはランダムですが、あとの3つは場に出された10個のダイスの争奪戦です。各自3つずつ9個とりますが、残ったダイスの目と色が切り札になります。

時間の関係で2ラウンドのみ。1ラウンド目は能天気にダイスをバンバンプレイしてしまい、気が付いたら1とか2の目のダイスしか残っておらず、トリックオーバーで死亡。2ラウンド目はダイスを狩られないようにしつつもある程度手札が強かったので、高めの数字で揃えましたが、全員コントラクト達成でボーナスはZERO。

いやあ面白い。これはトリテの傑作です。手札を見ながらダイスで調整しつつもダイスは相手の公開手札のようなものなので、何を切り出したらよいかの参考になります。また切り札もダイスの獲得で調整できます。タイトルの通り、切り札とプレイで何のダイスを残すのかが重要となります。トリテプレイするならこれだけあれば良いじゃんって感じです。

ちなみに今回の切り札は数字があることを完全に忘れてました。誰も数字で勝った人はいなかったようですが、みんな知ってたのかしら???



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