大津ゲームパーティー報告(00/08/20) 第7号

最近は他のゲーム会とバッティングしたり、休出日と重なったりで、日程が合わない事が多かったのですが、久々に大津ゲームパーティーに参加する事ができました。

Chair×Chair
イスを積み上げていき、崩したら負けになる国産バランス系ゲーム。森田さん、永井さん、下辻さん、私の4人プレイです。

素直に積めば、それなりに高くなるのでしょうが、濃いゲーマーというのは、いかに他人に崩させるかという事を主眼においてプレイする傾向が強いため、今回も予想通り、うまくいけば2周、ヘタすると1周目に崩す展開になりました。

しかも、その崩す人は決まって森田さんか下辻さん。私と永井さんが順調に手持ちを減らしていきお互いノーミスで進みましたが、手番の関係で永井さんが置ききり、勝利を収めました。

面白い事は面白いと思うのですが、厳しい見方をするならば、ゲーム自体は特に目新しさもなく、イスにする必然性も無い。ピエロの曲芸を扱ったバランスゲームの秀作TILTYには遙かに及ばないといえるでしょう。



ラビリンスカードゲーム
以前、このゲームの元ネタのボードゲーム版である、LABYRINTH DER RINGEをプレイした時は、イマイチだったため、いやな予感がしたのですが、こちらの方は前作の欠点を改良し、誰もが楽しめるカードゲームに仕上がっています。

基本ルールの道をつなげて、同じマークを2つ以上揃える事という概念は継承されていますが、バトルというゲームの面白さを崩壊される要素がなくなったのと、カードゲームにする事で、手軽くなりました。

このゲームでは、同じマークを揃えると、揃ったタイルのうち、今置いたもので無いタイルを取る事ができますが、取られた結果、盤上に残るタイルが孤立してはいけないため、折角繋がっても取れないケースが頻繁に起こります。

ですので、自分の手番で繋がるのならともかく、そうでない場合は、なるべく他人に取られないような、ひねくれた、いびつな置き方をする事になります(プレイヤーによるかも)。

今回のゲームでは一度に2枚タイルを取るというケースは一度しか起こりませんでした。なんでもタイルを取れるルールはさすがに緩すぎますが、もう少し一発逆転を狙いやすい方がゲーム性に富んでいる気がします。



North America Rails
吹留さん、中野さんが到着し6人揃ったところでメインディッシュの線路引きゲームである、North America Railsが行われました。

このゲームはEmpire Builder、Euro Rails等の一連の鉄道ゲームシリーズです。Empire Builderと異なる点は、メキシコが含まれている事でしょうか。

私は初期手札が結構偏っていて、カナダ路線になったのですが、これが敗着でした(このゲームの初期路線は、カタンの初期配置に等しい)。儲けが少々少なくても、大都市に効率良く路線を引く方が結果的に他人に利用してくれるので有利という鉄則を忘れておりました。

私は、これで序盤大きく出遅れてしまいました。先に飛び出したのが下辻さん。ニューヨーク、シカゴに環状線を敷設し独走かと思われましたが、シアトル、メキシコなどの辺境地開発に遅れました。

このゲームは遠くに運ばないと儲からないので、都会だけでは勝ちきることは困難です。

そんな中、飛び出したのが森田さんと吹留さんで、彼らは6大都市へのアクセスも一番早く、順調に収益を伸ばし、2人のマッチレースの展開になりましたが、僅差で森田さんが勝ちました。6人のフルプレイ($250万稼いだ人が勝ち)のため、終局まで9時間かかりました。皆さん本当に、お疲れさまでした。




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