これは首都圏某所で不定期な平日に実施しているゲーム会をレポートします。
DragonMaster [bgg]
クニツィア作の2人用カードゲーム。
このゲームは2人対戦用ですが向かい合って座るのではなく、L字型に座る必要があります。
各自配られた8枚の0〜3のカードを交互に並べていきます。
並べるのは写真のように、必ず4X4に収まる形でなければなりません。
ゲーム終了時、自分から見て縦に並んでいる4列が自分の得点で、横に並んでいるのが相手の得点になります(これでL字型に座る理由がわかりましたね?)。
点数の計算方法ですが、1列に同じ数字が何枚あるかで決まります。
1枚なら、数字がそのまま点。
2枚なら、数字 * 10点
3枚なら、100点です。
4列の数字で一番小さい数の列が得点になります。写真の例ですと:
横がHAL99さん、縦が私です。
3203
1021
3203
2102
HALさんは上から、32点、12点、32点、21点
私が左から33点、21点、102点、33点となり、21vs12で私の勝ちでした。
カードからは全くドラゴン感がなく、タイトルも平凡で超地味なゲーム。
各種5枚ずつあるのですが、ウィドウが4枚あるので、完全読み切りはできないのもミソ。
別に高得点を狙う必要はなく、1列相手にショボい列を作らせばよいので、適度な読みあいが面白いゲームです。
手軽にできて短時間で終わる上、読みが楽しく2人用の定番といっても良いと思いますが、インスタ映えしないし地味だよねえ(笑)。
RoundTheWorld [bgg]
各自、定められた時間内に、魅力的な周遊プランを準備する、リアルタイムカードゲームです。
カードには出発地と目的地が記載されていて、それを自分の場に出していきます。ゲーマー向けに言うと畑だと思ってください。
リアルタイムゲームですから、自分の山札をどんどんめくっていきます。次のカードの出発地が場に出した目的地と合致していれば、それを場のカードにつけることができます。つけられない場合(ほとんどそうですが)、別の畑に置いてもよいです。畑の数は無限です!
場の周遊プラン(カード)につける場合、目的地にではなく、場の出発地と山札の目的地が合致しても出せます(時間の概念は無視するんですね)。
3枚以上の組み合わせで出発地に戻った場合、周遊プランが完成します。例えば最短だと、(東京/ロス)→(ロス/パリ)→(パリ/東京)で完成です。
ゲーム終了時、完成したプラン1枚1点なので、もっと長期間のプランを組んでも構いません。
プレイ時間は5分です。5分で完成しなかった周遊プランや山札はマイナス点になります。
どうしてもプレイしたくないカードは各自の山札の一番下に戻してもよいですし、他人につけても構いません。
4枚以上プレイしていて、出発地のカードを戻すことでプランが完成する場合はそれもOKです。
前述の例でいうと:
(東京/ロス)→(ロス/パリ)→(パリ/マドリード)→(マドリード/ブリュッセル)→(ブリュッセル/ロス)
の時、(東京/ロス)のカードを戻せばプランが完成するので、そうすることもできます。
いざプレイ。
やってみると、他人のことなんか気にする余裕はなく、とりあえず出してみて、くっつかなかったら、別の畑に出す。
畑が4つ位になったら、山札に戻す。もしくはそこではじめて他人につけることを考えるといった感じ。
5分というのは絶妙な感じで、山札がなくなるかなーという位の時間配分です。慣れてきたら4分で良いかもしれません。
カードも色別で分かりやすく見やすいですし、出し方がかなり柔軟な親切仕様です。
リアルタイムって言われるだけで拒否反応を覚える人もいるかと思うのですが、これはなかなか個性的なゲームです。
いまならまだバネストで絶賛発売中です。
横濱紳商伝 [bgg]
本日のメインディッシュはオカズブランド重量級の代表作、横濱紳商伝がアークライトから発売されますが、その製品版をプレイ。
18種類のアクションボードをランダムに並べ、各自部下を送り込んでその影響力をもとにアクションを行うワーカープレイスメントゲーム。
各手番では3人までの部下をボードに配備(同じところに置く場合は2人まで)し、社長は部下のいるスペースを線路が引かれているかの如く移動し、止まった先のアクションを実行します。
アクション効果は、そのマスの影響力に依ります。社長や部下、そのマスの建設物や技術カードの効果により、多いほど良い効果をもたらします。
4ポイント以上で建設ができ、5ポイントで先着一名のボーナスがあります。アクションを行った後、そのマスにいる部下は手元のストックに戻ります。
ゲーム開始時は、盤上影響力か少ないため、4ポイント以上集めるのが難しくなってます。部下は分散させると3か所に置けますが、集中では2個しか置けないのが憎い仕様です。
そのため、幅広く置こうとすると、初期は8人しかいないため、部下が分散しすぎてコマ不足になります。
また他の社長のいるマスではアクションできず、通過するのにも1金が必要なため、好きなアクションができる保証もありません。
私は移動範囲を限定し、特定のアクション(技術)に集中させることで部下の節約を図る作戦に。
考え方自体は正しかったと思うのですが、技術特化するには現金が少なすぎました。
技術→銀行→技術→銀行だと、2回に一回しか有効なアクションができず、効率的ではなかったようです。
もっとお金が不要なアクションを絡めてるべきでしたね。
ゲーム自体は惨敗に終わりましたが、毎回ボードが変わるのでいろんな展開がありますし、勝ち筋も複数あるため飽きが来ません。
ワーカープレイスメントの好きな人には絶対おすすめのゲームです。マストバイですね。