WGGプレイレポート(2019/07/28)

カマリ [BGG]

10人でプレイしたいゲームなんですという事で、全員参加でやることに。

各プレイヤー3枚手札で、スペードが切り札のマストフォロー。親の左隣から任意枚数のカードチェンジが可能。但しチェンジしたカードは公開しなければならない。各ラウンドには5フェイズあり、任意のフェイズに出/オリを決めます。出を決めたら、当事者間で3本勝負。

各フェイズは1〜5までありますが、順番にレートが上がっていきます。フェイズ1では1トリック1点、フェイズ5は1トリック5点です。各プレイヤーは1つのフェイズしか出られません。そのため、自分の強さに応じたフェイズに出ることになります。

カードチェンジしたら公開しないといけないのですが、ここでダイヤの4とかハートの5とかだと勝てないので、フェイズ1にでも出るしかないか・・・となります。半面、切り札がめくられたりすると、一転強い手だということになり、警戒されたりします。

こういう全体ゲームだとククが思い出されます。ただ、ククの場合1枚勝負でしかないので運の要素が強すぎるきらいがありますが、こちらだとトリテですし、出/オリも戦略性があります。

また多人数でプレイすることで、5フェイズで独り勝ちがでないのも良いかと思います。ただ、手番の関係で全員が親番をやる必要があるため、10人プレイだと50フェイズする必要があるのはさすがに長すぎで、もう少し短時間でできるのなら良いかなとは思いました。


Villagers [BGG]

疫病で壊滅した村の再建をすべく、街にあふれる様々なスキルを持つ人を集めながら村を発展させていくゲーム。

山からカードを引いて、それをテックツリーのように上から規則に従ってレベルを上げていくのですが、ツリーの1番目(LV1)のカードが重要になります。必ず場に出ているとは限りません。但し主要なLV1のカードは基本の山があり、そこから補充ができるようになっているので事故らないようにできているのは良いですね。

カードの効果がイマイチ不明なので、とりあえず手札にある種類に特化させるかと思ったのですが、後から聞いたらそいつはVP系のツリーでした。サンクトペテルブルグでいったら序盤に青のカードを集めるようなもので、初めにこれやったらVP効率は良いかもしれないけど、金が無くて死亡します。うむ、どうりでこのツリーは人気が無いわけだ(笑)。

仕方なくこいつを損キリして、他のツリーに触手を伸ばしますが、こういう路線変更は致命的。中途半端なだけでいいところなく負け。序盤はドローや建築能力強化をしないと勝負になりませんね。

ということで、このゲームはカードの効果を理解して、やり込むタイプのゲームといえます。


8_28 [BGG]

バースト系のカードゲーム。初期手札は非公開ですが、以降は表向きにカードを1枚ずつ引いていき、8か28に近づけるようにします。ハードパスではないため、パスしたあとも復活可能。

全員がパスした段階で初期手札をオープン。8に近い人と28に近い人にそれぞれチップがもらえます。

カードは1/11というのが多く、1にも11にも利用できます。やってみるとわかりますが、まずはジャスト8を狙いに行き、バーストすると仕方なく28を狙うという事が多いです。なので8は意外とライバルが少ない。逆にこれを利用して、5位なのに一旦パスしておく手はあります。カードは手札以外は公開なので、1枚目でいきなりパスした人は28はあり得ないので、8を引いたかなと思わせることができます。みんながガンガンカードを引いていけば8は無いので、あとは高みの見物。ライバルがいれば、しゃあないかなあと出ていく感じでしょうか。

短時間で楽しめて悪くないゲームだと思います。


Maka Bana [BGG]

マカバナ島で観光客のために、より多くの小屋を建てるゲーム。

小屋を建てるためにはプロットした各種カード(住所・地形・シンボル)で決まります。隣接するところに建てることで、より高得点になるのですが、建てるのが手番順であることと、敵が建てるだろう場所をガードするStatueがそれを阻みます。

statueはプロット後、1枚公開した後に置くことができるので、公開された1枚のカードを手掛かりに他人のプロット先を探ります。

但し、各自ゲーム中、1回しか行使できませんが、攻撃ばかりではなく他人に小屋を乗っ取られる可能性があります。なので、一度建てても安心できません。

ルールはとても良く出来ていると思うし、面白さも伝わるのですが、この手のゲームはセンスがいると思っていて、どうも私は苦手です。それでも誰かトップ目と思われる人が出ると、とたんに締めだすので、均衡した展開になりました。しかしいかんせん戦略に一貫性のなかった私はボーナスが少なく敗北。

これは好きな人にはかなり刺さるゲームなんだと思います。私は苦手だけど、推理ゲームの風味もあるので第一印象よりは悪くはないかな。


Las Vegas Royale [BGG]

ダイスを使ったエリアマジョリティのカジノゲーム。

各プレイヤーはダイスを振り、好きな目を選んでその目の場所にダイスを配置。各ダイス目の効果はランダムに配置されたボードによって決まります。使用したダイスはその場所に残り、エリアマジョリティとしての効果に。

各ダイス目ごと、1位と2位(各色のダイス目の合計)にボーナスが入ります。

シンプルなルールでさくっとプレイできて非常に素晴らしい。ダイス目の効果が毎回ランダムに変わるので、違った展開が楽しめます。運の要素もかなりありますが、これはそれを楽しむゲームでしょう。実に面白い。気に入りました。



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