WGGプレイレポート(2019/03/23)

18Lilliput [BGG]

NAOさんが持ち込まれていたので、これはプレイしない手はありません。domiさんと3人。

このゲームは簡易版18xxです。ルールは18xxそのものですが、今風にアレンジされており、ワーカープレイスメントでターン制(3人の場合9Round)になっています。

各プレイヤーは会社とキャラクタを1社(2列車1両付き)選択した状態でプレイ開始します。会社やキャラクタには特殊能力が付いており、カタン周りで選択していきます。

アクションは株購入、線路拡張、トークン配置、列車購入、個人資金追加(£5〜20)、会社資金追加(50/70/100)etcで、各プレイヤーが2回アクション実施後、運行フェイズがあります。

初期の会社は本拠地と中央の都市にそれぞれつながった状態でスタート。

各会社は社長株が50%で、10%株が3枚。社長株は売れず、乗っ取りも無し。

会社は配当か無配で、半配当とか未発行分がtreasuryに入るとかは無し。

社長株を購入すれば、会社には100%入ります。

会社は8社ありますが、1人2社までしか運営することはできません。

列車は2,3,4,5,3D,4DでD列車は収益が倍。5以上がパーマネント。4列車は4D登場で収益半減。

無列車でもハラキリは無し。手出し購入は可能。

まずは初期の会社/キャラクタ選択ですが、3番手で連続手番だったため、親和性重視で考えました。

初期2列車2両持っている会社と列車購入が10%引きの人にしました。どちらも会社経営に易しく、しゃがみの機会を極力減らそうと思いました。

このゲームのルートは、中央都市を除き、都市⇒道⇒都市と市松模様に敷設しなければなりません。

初期は自分の本拠地から中央都市に繋がっているだけなので、是非とも2列車2両を走らせたいところ。

しかし、都市の隣は必ず道のため、最低2枚はタイルを引く必要があります。

線路を2枚引くアクションは1つだけあるのですが、当然そんなタイルは残っていません。

仕方なく、1枚引くアクションを2つ選択して2枚引き。なんとか2列車を活かせるようにしました。

ラウンドの最後には列車が1両ずつ消えていく仕組みになっているので、意外と展開は早いです。

3Rに列車2両購入で2+2+3+4にしました。4の時代は台数制限で3両までになるのですが、どうせ私が買わなくても誰かが買う訳なので、これはやむなし。1両放出で2+3+4。仕方ないこととはいえ、この展開の速さを考えると2列車の寿命は短く、先手番でなければこの会社を選択するメリットは少ないかもしれなかったです(先手番なら1アクション目でタイル2枚引きができるので、もう1アクションを有効に使える)。列車2両購入は序盤では貴重なアクションなので、先手番では押さえておきたいアクションです。

次に先手番が来るのは6Rです。おそらくここが2社目購入タイミングとみました。というのも新会社の設立時列車は必ずBANK POOLから列車を買わなければならないという縛りがあります。BANK POOLの列車はラウンドの最後に置かれるもの以外はそれ以前のラウンドに置かれたものなので、旧型の列車です。なので、先に実行しなけれはなりません。

という事は、それまでに現金を貯める必要があります。よって、配当を続けていきました。また他社の株も極力購入して置き、個人資産を増やしておくようにしました。

6RはBANK POOLに5列車が置かれてます。5列車を購入しつつ、もう1両購入するには£90では設立したいところなので、不足分は他社の株を売却し、2社目設立。POOLの5列車を購入。これでもう1両は買えるので、最悪このまま走ることは可能です。

2社目ですが、Domiさんの路線に参入することにしました。自社トークンのある場所で独占した方が良いのかとも思ったのですが、Domiさんは、都市収益が良いキャラクタで村も通れるおいしい路線であり、domiさん株ももっていたのでDomiさんの方に入りました。

とはいえ、複数会社を保有してもアクション数は変わらないので、効率は悪くなります。

その後、DomiさんはNAOさんのトークン配置している都市に2社目設立し、私の1社目をブロックしてきました(いたたた)。

この1手で、私は1社目を伸ばすことを諦めました。2社目で3D購入し、5+3D体制。2社目の株を追加買いして、とにかく2社目を富めるようにしました。

最終ラウンドは収益が倍になるので、NAOさんは4D+4Dで最後追い込みをかけますが、もともとの路線が弱く、思ったほど収益があまり伸びませんでした。

結果、私が僅差でNAOさんを交わして勝利しました。

インスト込みで4時間位かかりました。簡易版18xxとはいえ、慣れた1846と同じくらいの時間がかかったことになります。

でも、中だるみのようなものがなく、9ラウンドで必ず終わることもあり、あっという間の4時間でした。

18xxシリーズのエントリーはもとより、熟練者も楽しめる18xxと思います。私が想像していたよりもはるかに面白かったです。

※ちなみにこのゲームのタイル、裏面はリアルな線路っぽいタイルになってますが、断然こっちの方がなじみがあって見やすいと思います。



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