SGC(世田谷ゲームクラブ)プレイレポート(2019/09/21)

Roll Through the Ages: The Bronze Age [BGG]

最近、SGCでは手軽いダイスゲームが流行しており、まずはこのゲームから。たまさん、YOKさん、NGRさん、私の4人。

基本的なルールはダイスを振って、お金や物資をもとに文明を購入し、VPや特殊能力を得て、モニュメントを建築していくゲームです。

ダイスは初期は3個。2回まで振り直し可能。ドクロが出たら振り直し不可。ドクロは2個以上で災害発生。

労働力の目が出たら、モニュメントか都市に振り分け可能。都市はダイスの数、モニュメントはVP用。

毎ターン、都市=ダイス数分の食料が必要。

購入はドクロや物資の目を使って行います。6個まで備蓄可。1〜5種類のリソースは文明の曙のトレードカードと同じようなもので、同種を多く集めるほど効果が高くなっています。入手方法は仮にダイスの目で6種類のリソースが獲得できる場合、1,2,3,4,5,5といったカタン周りでリソースがとれます。

5種類の文明カードを取るか、モニュメントが全て建築されたら終了します。5つの文明カードをとったら終わりなのでこりゃ早いかなと思いましたが、単に文明を取っても、モニュメントの方が高得点なのと、文明も安いものばかりではないので、5ターン終了はなさそうに思いました。

リソースは6個までしか備蓄できないのですが、各リソースの目盛1や2で購入していたら効率が悪いので、奥の方まで貯めて購入したいところです。なので、私は初めはケンにしてリソース温存作戦にでました。

しかし、とにかく食料の目が出ず飢饉状態になったため、一番最初に勝ったのが農業。これがあると食糧の目を+1できるので窮余の策でした。

そんな私を尻目に順調だったのがYOKさんで、毎回のように都市建設していき、着々とダイスを増やしていきます。

こりゃもうあかんな、投了投了と思っていたところ、ついにというか食糧爆発。農業取ってたことが生きました。食料を大量在庫にし、以降の食糧の目をあまり取らず、買い物に特化できるよう、次にとった文明が採石技術です。リソースで石を+1カウントできます。これで買い物を有利にもっていきます。次ターンにこの効果を活かして、石工を取りました。このまま文明だけでは勝ちきれないため、これで労働者ダイスを+1します。こうしておくと、労働者3の目が出た時に1つ使用するだけでダイス5個体制になります。

YOKさんはここでついにダイス7個に。万里の長城にも着手を始めました。こうなってしまうと、今からダイス戦線に参入しても追いつきません。私の次のダイス目がなんと、オール労働者!。これまた石工が生きました。一気に万里の長城完成!

これで形勢一気に挽回。こうなると、あとはエンディングに向けてまっしぐら。次は疫病対策で医術を取り、最後に宗教とって5文明達成で終了。たまさんを僅差で交わして勝利!

YOKさんの7ダイスが活躍する前に終えられたのは非常に良かったです。

軽いダイスゲームながら戦略性がしっかりあり、とても面白かったです。短時間でこれだけのゲームに仕上げられているのは素晴らしいですね。


海洋公園 [BGG]

ついにプレイしました中国ゲーム。平遥と並んで気になっていました。水族館の経営者となり魚を飼育しながら魅力を高めつつ勝利点を集めるゲームです。きとうさん、NGRさん、私の3人。

水族館なので魚を仕入れてくるのですが、魚には当然エサが必要。エサを供給するために市場から購入します。購入したものをゲーム開始時にドラフトで得た設備に格納することで、毎ターンエサが生産されます。

魚を仕入れると、それだけ水槽が汚くなります。なので浄化するために資金が必要。各ターンの終わりには魚ごとの魅力点(VP)分の資金が得られます。

つまるところ、魚を仕入れ、餌を仕入れ、水族館を浄化し、一番VPの高い人が勝ちとなります。

基本はこの手順を8ラウンド繰り返すだけです。私の初期装置が餌が無くて弱っている魚を回復できるマンだったので、そういうところに特化し、エサをギリギリまで絞って、回復させる作戦で進めました。

それでもお金が足りません。設備の増設や水槽浄化は進むにつれてコスト増になってます。資金は常にかつかつでなかなか魚を仕入れる余裕がない状況。

今回私は安く設備を置けたり、魚の治癒といった極めてセーフティなプレイで水族館経営できたこともあり、序盤の優勢をいかしてなんとか勝利しました。

資金のかつかつは良いゲームの証とも言えますが、カード効果がサマリでなくカード自体が日本語化されていれば、もっとプレイ感は向上したのかなと思います。


Krass Kariert [BGG]

手札を無くすのが目的で3敗したら負け終了となるゲーム。たまさん、きとうさん、YOKさん、NGRさん、私の5人。

配られた手札の順番を変えられないのが特徴。手札7枚、個人用場札2枚でスタート。親から順番にカードプレイ。カードは1-12で12最強。出すのは3枚まで。2枚以上出す場合はセットかシーケンス。シーケンスよりもセットが上。親以降は強いカードでなければプレイできない。1枚プレイに対し、2枚以上出しても構わない。たとえば10の切り出しに対し、単独なら11か12。2枚以上なら、4-5とか5-5など。仮に4-5と出した場合は、5-6とか1-1とか1-2-3の方が上の要領です。プレイできない場合は個人用場札より1枚手札に入れますが、手札のどこに入れても構いません。2枚共手札に入れた後でプレイできなければ、負けで1ライフ失います。3回負けたら終わりです。

これが基本ルールで特殊カードがあり、STOP(即トリック勝利)、X(ワイルド)、3Draw(トリック勝者が3枚ドロー)があります。

はっきりいって運の要素もかなりあるのですが、このゲームでは手札が入れ替えられないため、2枚の場札をどこに入れて、どういう順番でプレイするのかを考えるのが悩ましくも面白いです。とりわけ、よっしゃ勝ったあと手札出し切ったかと思いきや、3枚ドローのカードが飛んできて、そこで終わらなかった時の悔しさは何とも言えません。

適度な運の要素と戦略性これが絶妙にミックスされた名作と言えます。5人いる時は是非プレイしたいゲームですね。



トップページへ戻る     一つ上のページへ戻る