SGCゲームレポート(2010/01/24)

Steam Barons

蒸気の時代を簡略化したといわれる、Steamの拡張版。

蒸気の時代に株の要素を足したゲーム・・・と言われては、参加しない手はありません。

moonさんのインスト。その他、かゆかゆさん、NAOさん、私の4人。

このゲームではアーバニゼーションやロコモーティブは無く、線路は3枚引き、商品は盤上のみ、5ターン限定、とかなり簡素化されています。代わりに登場するのが株式です。

各プレイヤーは順番に各社1株ずつ、株をセリにかけ、落札者が社長になります。以後は18xxなどと同じ要領で筆頭株主が会社経営を行います。各社の社長は、線路を引き、収益を計算します。一番収益の多かった会社は株価が上がり、収益の低い会社が下がる。基本的には、この繰り返しです。

個人のお金は、株の売買のみのため、せりの厳しさは軽減されます。逆に収益の多い路線の株を購入する事に精力を注ぐことになります。

序盤、全ての会社の株価は$5。いくら位が相場が皆、わからず手探り状態。ただ、FirstBuildやFirstMoveが無い以上、先に線路を引いた方が有利であるため、1-2社目は$6-$7で、3番目に立った会社からは定価($5)でした。

6社出るのはきつかろうと、1社は結局最後まで出ず。

私は4番目に設立しました。会社の順番はランダムなこと、序盤は収益は少ないこと、これを考えれば、必ずしも先手が得とは限らないと思いました。特に、おいしい路線には必ず参入してくるプレイヤーがいるはずですから、バランスはそれなりに取れるんだろうなあと楽観的に考えていました。

でまあ、予想通りというか、荷物が固まっている北西に3社が集中。ただ、私の路線の荷物は遠方が多かったので、他人に荒らされずに済んだのが幸いしました。特に、青荷物が多く、誰も運べないと思っていたようですが、ちょうど先手番で動けるタイミングでもあり、山をバキバキ進めば、運ぶことが出来るようになります。しかも青2個を時価の$7で2株仕入れられたのが大きく、これで優勢になりました。

18xxのようなルールと蒸気の良いとこ取りをした感じであり、とても楽しめました。


Vasco da Gama

今流行りのワーカープレースメントゲーム。最近のゲームはあまり知らない私ですが、大聖堂とかケイラスあたりから、良く見かけるゲームじゃないかと思います。

このゲームは船を航海図を手に入れ、船員と船長を雇い、出航させて、ポイントを稼ぐのがゲームの流れになります。

これらの航海図とか出航とかがそれぞれアクションになっています。面白いのがボード中央に置かれている数字駒で、これがプレイ順番になります。

今までのゲームは様々なアクションは実行順が決まっていて、そこに自分の駒を置いていくといった感じでしたが、プレイ順を選択できるようになったというのが斬新なアイデアですね。

で、このプレイ順ですが、誰もが一番手を選択できないように、数字の若い番号はコストがかかる(可能性がある)ように設計されています。

私は、とりあえず、国王とか司祭とかのキャラクタ取りに走ったのですが、案外競合して失敗。キャラクタを無視し、出航と人集めに専念したNAOさんが圧勝でした。

この類のゲームは、非常に安定しているというか、ハズレは少ないですね。反面尖がった部分も少ないのですけども。

面白いゲームだと思います。


Assyria

イスファハンで有名なイスタリのゲーム。軽いゲームなのかなあと思いきや、インストを聞いただけで、かなりおなかいっぱいに。

このゲームは、自分の家をより多く建設してポイントを稼ぐゲームなのですが、ポイントを稼ぐ手段が多く、何を狙えば良いのかがわかりませんでした。私は隣接した家を建てる、井戸重視作戦に出たのですが、これが敗着。先細りするのでNGと早目に見切りをつけるべきでした。

他者は皆、らくだを確保して、土台構築→増改築→アッシュール→貢物戦略。気づいたときは時、既に遅し。

らくだの重要性を軽視してました。

このゲームは、食料の確保と飢饉の処理を行う部分が、斬新で面白いですね。



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