We Will Rock You
この名前を聞くと、ズッズッチャー、ズッズッチャーで有名なクイーンの曲が思い浮かびますが、そう、このゲームはこのリズムがテーマの曲です。各プレイヤーには、決めのポーズカードが配られます。例えば、Vサインとか、ホールドアップとか、スタンハンセンのウィーとか。
で、このズッズッチャーに合わせて、まずは自分のポーズをそして誰かの決めポーズを指名します。指された人は、同じように繰り返していきます。指されたひとが気づかなかったり、リズムに合わせて相手のポーズを表現できなければ負け。
負けた人はその決めカードを誰かに渡し、自分は新たなカードを補充します。これにより、誰がどのポーズだったのかが混乱していきます。
まぁ、これだけといえばこれだけのゲームです。雰囲気的には、グルナイのゴチバトルでスペシャル料理を食べるためのゲームみたいなものですね。
アクション系パーティゲームで、忘年会などでも良いかもしれません。でも、私にとっては一番苦手なゲームです・・・。
Ur:1830BC
古代メソポタミアの時代、各プレイヤーは国王となり、自国の土地に水源から水を汲み上げ、灌漑していくことが目的のゲームです。
このゲームはRoads&Boatsやインドネシア、アンティキティなどのゲーマーズゲームをリリースしているsplotterのゲームですが、いまひとつ人気がありません。希少性もなく、普通に売られているゲームです。
入手がたやすいにもかかわらず、プレイされている人もあまりない不遇なゲームになっています。
その理由の一つは、ゲームのタイトルから想像できるように1830へのオマージュとして創作されています。
この事が一般のゲーマーを遠ざけているような気がします。また18xxゲーマーにとっても、わざわざ古代の水源確保しなくても鉄道を楽しみたいと両方のゲーマー層からそっぽを向かれた、まさにマーケティングの失敗といえるような気がします。
しかし、それがゲームしての完成度が高いかどうかとは、また別の話です。
各国の土地を購入して、国が建国していく様は、株式の購入に相当しますし、小国の活動はプライベートカンパニー、
労働者による水路敷設と登用は列車の運行と購入ですし、水の分配と収穫は、配当と、ことごとくこのゲームのシステムに18xxシリーズのそれが利用されています。
但し、それが単なるパクリではなく、全く別のゲームとして機能しています。
今月、一之江で初プレイを行なったところ、かなりの好感触で、これは是非とも再戦せねばと、呼びかけ、ストーンRさん、Giftzwergさん、かみさん、rkusabaさん、かみさんが集まり、私と5人プレイになりました。
このゲームでは、労働力Mが400(18xxのディーゼルに相当)と割安な事から、自腹を喰らってもあまり大したことがなく、案外ぬるいねみたいな話をしていたのですが、これが大甘でした。
先行したrkusabaさんと、かみさんが無配を嫌って全配当していたのですが、3の時代がきて、小国の吸収が進みました。
当然これは建国ラッシュとなり、あっという間に時代が進む事になります。
このゲームでは、購入されている土地の数が運行順になるのですが、建国資金捻出のため、初期に立った国の土地が売られる、重要なフェイズの運行順が一番最後になってしまいました。
この結果、先に会社を立てたrkusabaさん、かみさんは手番が来た時には、M(ディーゼル)しか残っていないというミゼラブルな結果となりました。
この自腹が非常に大きく、年金生活をしていた私とGiftzwergさんに有利な流れとなり、Giftzwergさんが15ドル差という僅差で勝利しました。
まだ2戦しかしていないものの、非常に斬新な感じを受けました。慣れた18xxシリーズのシステムと水源確保というのが非常にマッチしていて、そんじょそこらの鉄道ゲームを遥かに凌駕しているといえます。
戦略もまだまだ練りこまれていませんから、当分マイブームは続きそうです。これからは30といえばUr:1830BCでしょう。
これは尼亭やWGGでも、受けるんじゃないか、鉄道嫌いな姉御も、はまってくれるんじゃなかろうかと期待しております。
Klondike
子供向けゲームで有名なHABAの作品。
このゲームでは順番に巾着袋から3つの玉を取ります。玉には砂金と砂と石の3種類があり、砂金を取れば、そのまま得点になります。
砂と石ばかりなら、収穫なしで手番終了。
もし、砂金とそれ以外が混在していたら・・・お盆の上で砂金の仕分け作業を行います。これがこのゲームのだいご味です!!
お盆を傾けて、うまく不純物を取り除ければ、得点になります。
手番プレイヤー以外は、その仕分けが上手くいくかを外ウマで賭けることができます。
この仕分け作業が非常に難しく、ほとんどがことごとく失敗。まさに時流に乗ったゲームといえます(笑)。
まあその難しさ故、ファイトが湧いてくるのも事実。
ただ、このゲームは非常に評価が高いものの、その難易度の高さから絶版になったんだとか。
難易度が高いという事は、大人の我々にとってみると嬉しい事ですけどね。
Taboo
チーム戦によるクイズゲーム。出題者は自分のパートナーに、お題が何かの説明をするのですが、超強力なNGワードが設定されており、いかにNGワードを外して1分間にどれだけこたえることができるかがポイントになる出題者泣かせのゲームです。
欧米では大変人気のあったゲームですが、どうも日本ではこの手のゲームが受けません。言語依存という事もありますが、ローカライズしたところでボードゲームが一般的ではない日本では難しいのかもしれません。
今回は、ストーンRさんが日本語版を作成されました。
例えば「ナレーター」というお題では、NGワードが
声、テレビ、声優、アナウンサーなどが設定されていて、これを外した質問で相手に伝えるのはなかなか難しい。化石になったり苦悶の表情になるのは間違いありません。
相手チームは、NGワードを発していないかをチェックします。もし言ってしまった場合は、付属のブザーを鳴らして相手の得点になります。
こういうアイテムはゲームを盛り上げますね。
NGワードが強力な上、1分間というのは非常に短かく、パーティゲームながら、かなり上級者でも楽しめる内容になっていると思います。
反面、一般人が楽しめるかというとどうでしょう?? 今の日本では難しいかも。
あるとすれば、お題のターゲットを絞ってマニア向けに特化すべきでしょうね。