SGCゲームレポート(2007/09/16)

Drops & Co
数少ない私が保有する子供向けゲーム。

上から落ちてくるキャンディを自分の色の缶に入れるのが目的。自分の缶と同じ色のキャンディは2点ですが、他人のキャンディだと1点しかもらえない。紫のキャンディだとマイナス1点。

ベルトコンベアを使いキャンディを動かしていきますが、アクションはダイスで決めるので思い通りのアクションができるとは限りません。

紫のキャンディは他人の缶に入れるべく、ベルトコンベアを操作しますが、缶移動アクションが出て自分の缶が接近する事もあり、良くできてます。

見た目は昔Apple][のゲームでGUMBALLという名作がありましたが、あんな感じ。

やや作りが雑というか、キャンディがうまく滑らなかったりしますけど、こういうアナログ系のゲームはよいですな。


Tanz der Hornoshsen!(ボードニムト)
一度やってみたかったゲーム。

基本ルールはニムトとほぼ同じ。ニムトをボードゲーム化したらこんな感じになりました〜というところでしょうか。

私のHPをご覧になる方には、こんなメジャーなゲーム不必要って??

ただ、最近はあまり見かけませんね。BGGに比べてちょっと国内では評価が低いかなという感じがします。

ボード版にする事でシンプルさが欠けているかな。特にタイル購入するあたりがちょっと面倒かなという気はしました。

しかし、雰囲気は出ていますし、悪くないと思います。


Wildlife Adventure
エクスペディションのオリジナル版。個人的には昔JAGAの小田さんに教えて頂き、いたく気に入ったゲームでした。なかなか国内では入手難なゲームでしたが、海外オークションにて入手。ようやくプレイする事ができました。

エクスペディションをご存じのかたであれば、遺跡が動物になっただけと思って頂ければよいです(^o^)。

各自配られた動物カードと対応する場所にプラスティックの矢印を動かし、到達したらカードを公開。矢印自体はプレイヤー共通の資源なので、自分の動物の近辺には他人と思惑が一致していないとたどり着くのは困難。

一番効率が良いのは、他人の(動物のいる)目的地の途中経路に自分の動物がある事ですね。何もせず労せずして目的地にたどり着きます。

手番には1本しか矢印を置く事は出来ないのですが、クーポンを消費する事で2本置いたり、路線を複線化したりする事ができます。

ドイツ語版につき、動物名が全てドイツ語で書いていますが、イラストがあるので、だいたいはイメージが湧きます。

各自思惑が異なるため、ランダムウォークを繰り返す矢印が思い通りの方向に進んでくれた時の満足感がたまらない魅力。

プレイヤーによっては、ヒネまくる展開もあるかもしれませんが、それぞれのレベルで楽しめるゲームと言えます。

私の評価は一軍確定ゲームです。


Sequence
最近SGCに来られている女性の方にできるゲームという事で、手持ちゲームの中から真っ先に思いついたのがコレ。海外ではメジャーなゲームですが、日本ではサッパリというゲームのひとつ。

チーム戦でトランプを使用するゲームのせいか、カード文化がそれ程根付いていない事も原因の1つかも知れません。

このゲームは2人用と3人用がありますが、3人用はすべきではありません。全然面白くないです。断然2人用ですべきです。ベストは4人によるペア戦で、初めてゲームをする人同士でプレイするのに最適です。

ルールはいたってシンプルで、基本的には五目並べ。手札からカードをプレイし、そのカードに対応するマスにチップを置き、シーケンス(5連)を達成すれば勝ち(3人用だと1箇所で良いですが、2人用だと5連を2箇所必要)。

J(ジャック)は特殊カードで片目のジャックと両目のジャックがあり、それぞれ任意のチップを除去するか、好きな場所にチップを置く事が出来ます。

3人用だと、あっさりとシーケンスが達成できてしまう事があり、あっけない幕切れになりやすいのが欠点ですが、2人用は結構難しく発熱した終盤戦が楽しめます。

カードに対応する場所は全て2箇所あるので、どのカードをどこに効率よく使用するのかとか、Jの使用タイミングなどが難しく戦略性の要素もかなりあります。

今回は、私とこの方がペアになったのですが、相手のシーケンスを効果的に阻止してくれて、息の合ったプレイを実現、見事勝利しました。

ルールはシンプルで短時間で終わりますし、日本語版がでているので訳の心配もありません。

食わず嫌いの人も多いと思いますので、是非プレイして欲しいゲームです。


ルールの達人
カワサキファクトリーの作品。

トリックテイキングゲームですが、各プレイヤー毎、トリックの勝利条件が異なります。このトリックルールは、通常のプレイするカードとルールカードに分かれていて、これらを両方プレイする事により、プレイヤーのルールを宣言するという仕組みになっています。

今までありそうでいて無かったこのルール、カワサキ氏のセンスが感じられます。

ルールカードと数字カードは好きな順番でプレイして構いません。よって、先にルールをプレイするとそれを阻止するようなカードを他人は出してきます。一方、数字を先にプレイすると、ルールを予想して、それを潰すような手を打ってきます。この駆け引きが面白い。

トリック自体は1トリック勝負なので展開もスピーディ。サクサクプレイできるのも魅力の1つです。

ルールの種類やボーナス方法等には改良の余地はあるかも知れませんが、充分商品価値がありますので、是非購入して頂きたいゲームです。



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