SGCゲームレポート(2006/09/17)

Stop Thief
前回のSGCで好評だったため、再度プレイです。
このゲームは、電源ゲームとボードゲームの良さを兼ね備えた希有なゲームです。

もともと、推理/探偵ゲームというのは、犯人役とそれを捕まえる役に別れてプレイするのが通常です。犯人役は、自分の身分をあかさず隠密行動をとる訳ですが、その役をコンピュータにやらせてしまっているのがすごい。

コンピュータはウソをつきませんし、言われた通りの行動を取ります。これはゲームでは非常に重要な事です。

犯人の移動アルゴリズムが判りそうで判らない絶妙のバランス。とても1970年代のゲームには見えません。

どうして、この手のゲームがもっと出ないんですかね?

老若男女が楽しめる素晴らしいゲームだと思います。個人的にも、もっと普及に努める必要がありそうです。

今回は、東京上京してきたbone5氏が最後は25%の確率の勝負に勝ち、勝利しました。


Sumo Arena
Auto ScooterのLite版というようなフレコミでしたので、これは買わねば!と思い、入手したゲームです。

このゲームは相撲がテーマなのにマルチプレイです。これがアメリカの相撲観かいなという気もしましたが、初っ切りと思えば良いのでしょう。

各プレイヤーが出したカードの数字の大きい順に解決し、カードに書かれた方向・数だけ進みます。この時、相手の力士がいれば、その方向に押します。土俵を割ったら、そのプレイヤーは負け抜けになります。

カードプレイはカード番号の降順なのですが、プレイ後の補充は昇順に行います。つまり、早く移動できる=攻撃・防御に有利な反面、カードの補充では不利になります。これはなかなか考えられたルールですね。

あと、”チャージ”という特別ルールがあります。これは、同じ移動方向のカードを2枚出し、1枚のカードのように扱えます。強力な反面、補充は1枚しかできません(”チャージ”は疲れるんだそうです。)。

また、カードの数字は小さい方のものが採用されるので、攻撃相手に交わされる可能性が高いです。
よって、相手を押し出すつもりが、自爆して負けになったりします。

この土俵際の攻防も相撲らしく発熱したプレイが展開されます。今回私はあっさりと押し出され、写真係と化していました。

チーパス風のコンポーネントながら、ツボはしっかり抑えていて、面白いゲームに仕上がっています。
値段も安いので、購入する価値は充分あると思います。

また再戦してみたいゲームです。


Golf Profi
最新、個人的に大ブレイクしているゴルフゲームです。
時間の関係で今回も9ホールです。

このゲームの最大の特徴は、ハンディキャップ制を取り入れている事です。

ハンデの多寡により、使用できるクラブが異なり、経験を積み、良いスコアを出す事で、飛距離が飛ぶ、より正確なショットを打てるようになります。

初心者はHC54からのスタートですが、私はHC48からのスタートです。
私が他のプレイヤーと違うのは、森で使用するクラブがパワーアップしている事と、ラフで4面ダイスが使用できる事です。

森で使用するクラブは8面ダイス。初心者用には”0”の文字が。つまり空振りがあります。

今回は初プレイながら、快調に首位を走っていたN川さんに試練が。森に打ち込んだ後、3回連続で空振り!。10打以上の大叩き。アイクズツリーならぬ、N川’sウッズでした。

私は結局7アンダーでした。これで、次回からまたハンデが減って、別の良いクラブが獲得できそうでする

リプレイアブルなゲームが少ない中、これは非常にリプレイ性の高い楽しめるゴルフゲームです。
ゴルフゲームというのは数こそ多いものの、決め手に欠くゲームばかりでしたが、これは決定版ではないでしょうか?

このゲームを販売しているAZA Spieleは寡作ながら、良質のゲームを出してますね。今後が楽しみです。


Airways
各プレイヤーは実在する航空会社を担当し、より多くの乗客を目的地に到着させた人が勝ちになるゲームです。

基本的にはスピナーを回し、その目だけ進んでいくスゴロクタイプのゲームなのですが、様々な仕掛けがゲームを盛り上げます。

まずは、管制塔。ボードには10箇所の位置通報点があり、そこに到達する毎、管制塔と交信し、通過許可を得なければなりません。

次が各種のスピナー。離陸体制に入った時、どの滑走路を使用するかを決めるインジケーター、天候不順かどうかを決めるスビナー、信号スピナーの存在が脇を固めます。

このオタッキーな凝り方がマニア心をくすぐるんですよね。ゲームに登場する航空会社も実在のものなので、今は亡きパンナムのロゴを見ると非常に懐かしく思います。

やや時間が掛かりすぎるのがネックですが、アレンジして短縮ルールでプレイすれば、結構いけるんじゃないかと思います。


Land Grab
土地開発のレガシーゲーム。

お金を一番儲けた人が勝ちというゲームの多い中、スタジアムを建設した人が勝ちという勝利条件はなかなか斬新です。4人ゲームなのですが、5人集まったため、私がバンカー&インスト参加です。

問題はスタジアムの建設用地を確保する事。3×3のマスを自力で揃えるのはかなり厳しい。よって、プレイヤー同士の交渉が必須になるのですが、今回は皆、初プレイという事もあり、全く交渉が成立しません。いや、しないどころか交渉自体が行われませんでした。

おそらく、モノポリーとかをやり慣れている人であれば、もっと活発に交渉していたと思います。

相手の邪魔をしているだけの存在の土地は意味がありませんから、当事者間でとにかく揃えていく。とりあえず、リスク覚悟で、お互いに揃え合う事をしないと、先に進みません。

このまま、時間切れで終わるのかなあと思いましたが、Onakaさんが、結局自力で揃えて勝利。

今回私は直接プレイしなかった訳ですが、バンカーでも充分楽しめました。冷静に相手の手が見れるので非常に参考になりましたし。特に私のゲームは初プレイである事がほとんどな訳ですから、こういう形でもっとプレイしていく必要があるかも知れません。



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