鉄分補給の会(2019/10/14)

Towers of Am'harb [BGG]

人間が地球でまだ歩いていなかった古代、太平洋の無人島であるアムハーバーで繰り広げられるクトゥルーフレーバーのゲーム。しのさん、HAL99さん、やざわさん、私の4人。

各プレイヤーは8x8マスの中に複数置かれている得点タイルの周囲8マスに自分の駒(大:3点、小:1点)を置き、一番影響力の大きい人に得点が入るという典型的なエリアマジョリティです。

駒の置き方に非常に特徴があり、ボード外の四方がそれぞれのプレイヤーのエリアとなっていて、4段のバベルの塔が配備されています。

手番には、塔の一番上のパーツ(便宜上バベル)だけ移動できます。このバベルは8マスのうちの2マス分の大きさに対応しており(つまり4マス相当)、移動した先のエリアがそのあとのアクションで自分の駒を置けるエリアとなります。

そして駒を置くとその場所に置かれているリソースをもらえます。但し、その場所のまわりの8マスに他人の駒がある場合、リソースを払わなければなりません!

得点の高いタイルのまわりは人気が集中するので、コストがかかる仕組みになっています。ここで重要なのがバベルの高さです。バベルは4階建てですが、初めは一番上しか移動できないので、ABCD地点があったとして、仮にD->Aに移動したとすると、1-0-0-3の状態になっています。バベルの塔は一番上が一番小さく、大きいものは一番下に配置しなければなりません。なので、今移動した場所は次は選ぶことはできません。

で、この移動した先の塔の高さ分のリソースは免除になります。なので、うまく移動してコストを軽減することが重要になります。

各プレイヤーには特殊能力があり、同じリソースをふたつ支払う事で特殊能力を使用できます。

私のキャラは、他人には使用できない炎駒が使えるという事で、超カッケーと思い選択しましたが、その能力は得点トークンの上に1点駒を置けるという超地味な効果でした。。。

ゲームは自分の駒(3点と1点とかをチェンジできる)という強力効果を持ったHAL99さんと、同点の時に勝ちになるというしのさんの一騎打ちで、私とやざわさんは底辺に沈みました。。。

バベルの塔を活用した配置の縛りとリソース軽減システムはとても良く出来ていると思いました。あまりエリアマジョリティには良い思いの無い私でも面白いゲームだと思います。


Mooncake Master [BGG]

ドラフトで渡されたカードをもとに高得点の月餅を作るゲーム。

3枚カードを引き、1枚は自分、残りは両隣に渡す。手にした3枚をもとに月餅づくり。これを4回繰り返します。カードは月餅の1/4なので、最終的には3つの月餅が出来上がります。

出来た月餅のクオリティで得点が入ります。1色=3点、2色=1点、餅1つにつき1点、2種のナッツペア毎1点、欠けた餅無し=1点です。

作成途上の月餅は公開情報なので、誰かが一色で染めだしたら、ドラフトでは違う色が回ってくるし、餅は2つ揃わないと完成しないので、ろくでもないものしか回ってきませんw

更にボーナスとして「餅が2つで1色の月餅が食べたい」とか「ナッツが5つ入っている月餅が食べたい」等の顧客が毎回訪れるので、これらの客のニーズを満たしてもボーナスがもらえる仕組みになっています。

ドラフトするごとに一喜一憂、終始爆笑の展開で大いに盛り上がりました。これは手軽にプレイできてとても面白かったです。


Glen More II: Chronicles [BGG]

テーベの東みたいな、後から手番を行うゲームという事しか覚えてなかった前作のグレンモアをパワーアップしたゲーム(なんでしょう)。拡張がたくさん入っているようですが、今回は1番目のやつを選択。

基本的には、テーベシステムでタイルを取り、それを自分の陣地に配置。その周囲のタイルが発動の繰り返し。なので、いかに効率良くタイルを取り、それを発動させるかです。

また、良く出来ているのが、タイルの数は少なければ少ないほど良いというシステム部分。というのも、後ろから手番をやっていくシステムだと、牛歩戦術を取ることで多くのアクションが行えます。なので、できるだけゆっくり行きたくなるのが人情というものなのですが、そうするとより多くのタイルを取ることになります。タイル数はゲーム終了時の得点に関係していて、一番タイルが少ない人との差分*3VPが失点になります。なので、「お前のその1手は3点行動かい?」と問われているに等しいです。

ここまではグレンモアと同じですが、グレンモア2では、ニュートンの旅ボードみたいなものが追加されています。ここは貴族タイルに止まった時に選択できるのですが、リソースがもらえたり、各自の建物の発動や資産に応じた得点がもらえたりと様々な効果があります。この貴族タイルは建物を増やさないので、建築数を抑えるのにも非常に有効。前作よりも選択肢が増えるという意味で有効な拡張ですね。

私はこのゲームの有効な戦略とか手筋的なものがなかなか呑み込めず、とりあえず手なりで打ちましたが、しのさん、HAL99さんがぶっちぎりの一騎打ち状態。私とやざわさんが底辺に沈みました(どこかで聞いた気が)。。。

やっぱり初めに指針を建ててプレイしないとだめですねー。何が指針かも良くわかっていないですが、次回はもう少しましなプレイをしてみたいです。是非とも再戦希望です。


Brass: Birmingham [BGG]

前回ルールいろいろ間違えていたので、正式ルールでの再戦となりました。今回はプレイ向上のため、しのさん自作の進入禁止マーカーを使用。ボード全体が暗くて視認性があまりよくないので、これは絶対あった方が良いです。そしてHAL99さん自作のルールサマリ。売却ルールや鉄と石炭の使用で微妙に異なる部分が確認できてプレイがスムーズになりました。老眼対応で非常に見やすいのも良いです。

今回は、なるべく序盤に借金して次フェイズに備えようとしたのですが、借金しすぎで資金払ってまでプレイするのはやりすぎでした。。。

どの位借金すべきか、何を建築すべきか、そのあたりの大局観がダメダメ過ぎましたね。

あと私の悪い癖は、線路の有効性でしょうか。とりあえず、自分の好きな建物を建てて、「あれ、となり建てられないや。仕方ないから線路引いて建てて」みたいな感じで線路が2点行動位しかなってないのはいけませんね。無理にカードを使用する必要はないので、私がまだやったことが無い3枚捨ててワイルドカード2枚引く効果をもっと活用して有効な場所に建てることをやらないといけないのかも知れません。

あとはHAL99さんにBirminghamから5本も線路を伸ばされてしまいましたが、これも阻止しないといけませんね。。。という事で結果としては、しのさん、HAL99さんの一騎打ちで私とやざわさんは底辺に沈みました(今日何度目やねん!)。

全く良いところなく敗戦でしたが、いろんな戦略がとれそうなので、是非とも再戦希望です。



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