Rococo [BGG]
貴族の服の仕立て屋となり、ドレスを作ってVPを稼ぐエリアマジョリティ。やざわさん、HAL99さん、しのさん、私の4人。
名前はよく聞くものの、結構レアなゲームなので気になっていました。
このゲームはデッキビルドで職人カードを引いていくのですが、この職人毎にできるアクションが異なります。
親方はどんなアクションもできますが、見習いは限定的なアクションしかできません。
なので、親方が欲しいのですが、職人を増やすアクションは親方しかできない!
このシステム自体は、やざわさんの宇宙とまったく同じなのですが、宇宙のカードシステムはこのRococoのオマージュなんだそうです。
今回私は、お金がかつかつなゲームだと聞いていたので、毎ラウンド資金をもらえる泉を抑え、目先の材料仕入れ→ドレス作りに特化し、安定収入のインフラ構築を優先しました。他者は有能なカードをいっぱい獲得していて、とてもうらやましく思ったものですが、逆にカード購入にあまり手数をかけなかった分、リソース獲得や仕立て作業に注力でき、その結果としてVPを採れる機会も多く、なんとか勝ち切ることができました。
ミドル級のゲームで戦略性がある好ゲームだと思いました。
Smartphone Inc. [BGG]
スマートフォンを作り、各地域に販売網を構築し、販売してお金を稼ぐ経済ゲーム。
これも私がプレイしたいゲームのベスト3になっている作品でしたが、ようやくプレイがかないました。
このゲームの特徴は、各種アクションの選択方法にあります。アクションは各自のアクションボードを組み合わせて行います。
できるアクションは搬送・製造・タイル拡張・技術・販売価格上昇などです。ボードの組み合わせというのがミソで、2つの両面ボードの組み合わせで表現します。
こういうシステムの場合、組み合わせた時の隠れる部分のアクションができなくなることはもちろん、極力隠れないようにしたいのが人情というものなのですが、隠されたマス分はスマホ製造に使用できるようになっています。
スマホの販売システムはオートモービルに似ています。世界中の需要をにらみながら、どの位のスマホが売れるのかを計算してプロットします。
スマホ販売に重要なのが価格戦略。このゲームでは販売価格が安い人から順番にスマホ販売用マスにそのターンに生産したスマホを置いていきます。価格が安いほど、置けるマスが多く用意されています。また、その地域ごとに設定された技術を保有していると価格に関係なくスマホを売ることができます。
なので私の戦略としては、序盤はしゃがんでもまずはインフラを整えるべきで、そのためには技術重視で高価格戦略にしようと。
発想自体は悪くなかったと思いますが、このゲームは5Roundしかないという事を軽視してましたね。悠長にインフラ整備なんかしているうちに、ゲーム中盤まですぎてしまい、肝心のスマホ販売がおろそかになってしまいました。客がいっぱいいるのに在庫なしという事ですね。4G完備で最高価格、インフラが整ったときには、最終R(笑)。これで他社に大きく水を開けられ完敗でした。
いやあ、これは素晴らしいですね。オートモービルよりも手軽にプレイできますし、経済ゲーム好きにはたまりません。これは欲しいゲームです。
Brass: Birmingham [BGG]
本日のメインイベント。通称:白ブラスです。オリジナルのブラスに比べ、マップも変わりましたし、陶器・ビール・工業製品が増え、戦略の幅が広がっています。借金も30金固定となり、簡素化されたのも改善といって良いでしょう。
私は手札と土地が工業製品関連に偏っていたので、これを活かす場所に建てたかったのですが、HAL99さんが海外ルート開通し、1議席残っていたので、ここに参入しましたが、やざわさんが単独で南部開発する展開となり、目先の商品売却にとらわれた悪手でした。
序盤はdevelopを積極的に行い、鉄道フェイズに備えるようにしました。半面、除外するプロダクトには再考の余地がありました。鉄とか石炭はどうせ置いてもそれほどのダメージにならないので、除去しなくてもよかったかもしれません。
あとはコットンと陶器は完全無視し工業製品に特化させたのですが、LVが高くなっても価格が高くなるだけでイマイチ魅力を感じませんでした。これなら陶器のVP20を狙った方がいいかなとも思いました。
私は盤上に多くの駒を配置しつつも、鉄道の引き方がまずく、結局これを活かせませんでした。結果HAL99さんの勝利。
旧ブラスに比べるとプレイアビリティが上がり、戦略性も増えたので、これは繰り返しプレイしたい定番ゲームです。ネットワークの概念やビールや売却の扱いなど、微妙に異なるのでルールを再確認したうえで再プレイに臨みたいと思います。これも欲しいゲームですね。
それにしても今日は素晴らしいゲーム揃いで、大変充実した一日でした。