鉄分補給の会(2019/06/02)

Age of Steam Expansion: Fukushima/Chernobyl [BGG]

テーマ的にアレなので人は選びますが、福島マップです。3種類のモード(easy/normal/evil)があるのですが、今回はeasyを選択。HAL99さん、やざわさん、domiさん、私の4人。

福島マップの特徴は、第5ターンにやってくるメルトダウンです。写真はメルトダウン直後のものですが、メルトダウンが起こると黄と赤のエリアの線路が全て除去されます!

メルトダウンするとわかっているのに、何故そんなところに線路引くんだと思われるかも知れませんが、この地域は敷設代が安いのです。黄色は無料、赤色に至っては補助金が$2出ます。しかも浪江町や富岡町は初期荷物も多いことから、危険と知りつつここから開始しました。確かに線路代は安いし、荷物も多いわで良かったのですが、予想した通りメルトダウン発生で私とHAL99さんの路線がほとんど吹き飛ぶことに。

この隙に一気に捲ったのがdomiさんで、メルトダウンを機に船引町を拠点に一気に浪江町を制圧し、見事に差し切り勝ちでした。予想はしていたものの、メルトダウン前にこの地域にいると壊滅的なダメージを受けますなあ、ははははははは。危険地域にはほとんど手を出さず独自路線を進んでいたやざわさんは路線的には良かったものの、資金不足で借金に泣きました。

メルトダウンという新たな可能性を見せてくれる蒸気の時代、楽しませてもらいました。面白かったです。


宇宙(仮称) [BGG]

ほぼ最終系に近づいた宇宙ですが、最後のルール校正の確認プレイ。いつもやざわさんにインストしてもらっているので違和感はなかったのですが、いざインストするとかなり大変らしいです。HAL99さんがルール確認しながらインスト。

前回プレイした時に気になっていた点が改善されていました。まずは設備投資。以前は先に置いた人優先だったので、先着で設備投資すると他の人が参入しにくかったのですが、今回後勝ちになったので、設備投資が促進されます。次がロケット打ち上げで帰宅する時、一番最後だとマイナスを喰らうのが踏んだり蹴ったりだったのですが、スタプレに変わってます。細かいけど嬉しい改善ですね。

今回は緑キューブを多めに貯めて現金確保と打ち上げゲージを上げない戦略で行くことにしました。これ自体は悪くなかったのですが、引くカード引くカードが茶色ばかりで肝心の設備投資ができません。初めは雇用時、銀以上アクションのカードを取らないとダメですね。むしろ、それならそれで会議開いて手札改善すべきなのですが、いつもの貧乏性の癖が出て、使い切るまで会議開かないものだから無駄アクションやりすぎました。資金不足で強制帰宅2回もやれば、断トツ最下位もやむなし。無念。次やるのは製品版かなあ。これは買います。


Age of Civilization [BGG]

30分からシビが楽しめるカードゲームというフレコミの作品。テックツリーを育てながら、各ラウンド毎に(任意で)文明を選択して、アクションしていきます。文明毎、能力もワーカーの数も異なります。ワーカー数はアクション数なので、当然多い方が良いわけですが、少ない方が特殊能力も凶悪だったりするので何を選択するのか悩ましい。アクションは毎ラウンド変動するものと固定アクションがあるのがなかなかユニーク。文明によっては、自分だけが選択できるアクションもあったりします。

アクションや戦闘の結果、ワーカーは減少していきます。なので補充が必要になるわけですが、このゲームでは、2回文明を変更するチャンスがあります。文明を変更すると、ワーカーが補充されるだけでなく、能力は継承できるので文明を強化していく様は面白いです。

私は最初、魚釣りが得意な文明でした。魚釣りアクションは(今回のセッションでは)第一ラウンドしか使用できなかったため、プライベートアクションとして使用できるのは有効と判断しました。基本的には技術型でテックツリーを伸ばしていく方向で進めます。途中でカルチャーの能力を習得したのでワンダー能力と合わせ、4金払って4VP効果を終盤連打してなんとか勝利しました。

文明を進化させるのは面白いけど、2回しか変更できないので、強化の楽しみが少ないかな。あとワンダー確保が難しすぎる割に効果はイマイチか。拡張とか出ると、プレイに幅が出て面白みは増すかもしれませんね。悪いゲームじゃないです。


Silver & Gold [BGG]

最近はやりの紙ペンゲーム。但し、これはカードに直接ペンで記入していくゲームなので何度でもプレイ可能です。カードには様々なエリアが描かれていて、山から引いた図形で各自のカードを同時に埋めていきます。図形はテトリスタイプのものです。各プレイヤーは2枚のカードでスタートし、完成したら山から別のカードを取ります。カードに書かれた点数がそのまま得点になります。カードの中には条件が描かれていてそれを達成するとポーナスが入ります。

紫が一番数字が大きく(14)、紫を完成すれば+2のボーナスカードが取れたので、ひたすら紫を取る作戦。ボーナスを紫で4回取れたのが大きく勝利。手軽に悩めて楽しめるこれは良作ですね。

このゲームの難点は後片付けが大変なこと位ですかね。カードの消去作業がちょっと面倒です。。。


The Queen of Hansa [BGG]

国産同人ゲームの製品版。近日ホビージャパンから発売予定の試作版です。同人版よりも船の概念が増え、戦略の選択肢が増えたとの事。

3ラウンド制で1ラウンド4ターン。各手番では手札からカードをプレイし対応する色のカードを場から取るだけ。プレイ時は表向きに出すか裏向きに出すか選択します。裏向きに置いた場合は好きな列のカードを取れますが、表向きに置いた場合は出した色のカードしか取れない。だったら裏向きに出した方が得に見えますが、表向きに出すと、そのカードが場に残り、各ラウンド毎の決算の対象となります。決算では色毎の基礎点があり、各列最初に3枚取られた色の基礎点が減少します。後になくなればなくなるほど基礎点が上昇します。

決算は色毎に行います。基礎点にもよりますが、だいたい3位までボーナスがもらえます。トッブが必ずしも良いかというとそうでもなく2位でもカードの合計*2とかのボーナスがとれるので、接戦の2位とかだとトップよりも収入が多いこともあります。トップを追っかけ甲斐があるのは良いルールといえます。

このゲーム決算の種類が多いのが特徴で、船の数ボーナス(場のカードにはカードの数値を上げる効果を持つキューブが乗っているものがあるのですが、船を場に出しているとキューブを持ち越すことができます。キューブ単体でも色の種類ボーナスの決算があるので、船を出してキューブを保持できるのはかなり強力)や貴族ボーナス(サンクトペテルブルグのそれとほぼ同じ)や裏向きカードボーナスがあります。

とりあえず、表向きに出すと決算には絡めるだろうから、まずは表向きで。あと貴族カードはサンクトペテルブルグで強力だったイメージからとりあえず集めていきますが、貴族とか船はカードのランクが低いんですよねー、全く良く出来とるわ。青カードが多かったので青のトップをキープしつつ、様子見。

青はトップを維持するだけでは意味がないので、裏向きで貴族抑えつつ基礎点強化(裏向きに出すと任意の色の基礎点を1つ移動できる)。船を複数出すことでゲーム終了時の船ボーナスとキューブボーナスに絡めるので場の船も枯らしていく作戦も併用。赤と青の決算に絡めたのと、青が最高点になったことや、裏向きボーナスもトップとれたので、最後は辛くも勝利。

プレイした感じでは、決算の種類が多いことから何らかの点は取れるので脱落感が無く非常に心地よいです。決算の多さは戦略の多さにもつながり、リプレイ度も高いでしょう。値段もそれほど高くないので、さあみんなで駿河屋Go!かなあ。。。



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