Spielplatzゲーム会レポート(2004/11/14)

今日はSpielplatzのゲーム会に初参加してきました。babu-さん、bonoe5さん、Danzigさんが揃って参加するとあっては、行かないわけにはいきません。ここ西長堀の地は、阪神電車との親和性が高く、非常に行きやすいですね。

The Patrons of Venice
Toccata Gamesの布教活動を行うべく、早速このゲームをプレイしました。

今回は今までと異なり、Reserveアクションが飛び交いました。今回のメンバーはほとんどが初プレイにもかかわらず、的確な着手を行ってきます。非常にレベルの高いゲーム会ですね。

私は序盤に出遅れてしまって、いいところなく敗退してしまいました。1手目にCloth/Canvusビジネスを始められたのが3人もいたので、これも影響していたかも知れません。

こういう展開時は、早めに相手の原料をReserveして、対抗する必要があるかも知れません。

この後、monster中川さんの希望もあり、メンバーを換えてリプレイしました。何度プレイしても飽きません。ヘビーローテーションになりつつあります。

Cloud9
気球に乗って、上空まで昇り、墜落する前にうまく雲に脱出する事でポイントを得るゲームです。

各プレイヤーはダイスを振り、その目(色)のカードを持っているかどうかを予想し、持っていると思う人だけが、上昇できます。持ってないと思う人は、そこでオリてその場所のポイントをもらいます。

上昇すればする程、振るべきダイスの数も多く、手札も減るため失敗しやすくなる訳ですが、獲得できるポイントも多くなるという悩ましいゲームです。

勝とうと思うと、どこかで勝負しなければならない。しかし、あまり強気に攻めるとひとりだけポイントを失う事になります。

ダイスで、のっぺらなものがあれば、その目は免除されたり、WILDカードがあれば、それだけでクリアできたりと、”夢”を適度に追う事ができるのが、良くできたゲームですね。

私はダントツの最下位でしたが、楽しむことができました。


Goldbräu
醸造所とビアガーデンを拡張していき、より多くのお金を集めるビジネスゲームです。

基本的には、エアラインズのように、ビアガーデンを拡張する事で、基礎点の拡大を図り、決算時、より多く自分の支配マーカーがあれば資金を獲得できるのですが、筆頭株主に得点が入るのではなく、出資比率に応じて資金が分配されるのは斬新なシステムです。

ビアガーデンの拡張も、バウエルンシュラウみたいにフェンスで囲っていくのは視覚的にも面白いですね。

醸造所は、ビアガーデンの上がりを50%持っていくので、醸造所にも影響力を持っていないと、稼いでも稼いでも上前をはねられてしまうという厳しいゲームに仕上がっています。

とまあ、コンポーネント的にも、テーマ的にも非常に面白そうに映りましたが、実際はイマイチでした(^-^; 。

どうして、イマイチだったかというと、

まずは、重い事。各プレイヤーが行うアクションは毎回プロット公開型で、バッティングすると購入価格が高かったりします。よって毎回のアクションに判断を強いられ、それが3週間ありますから、約20回行うのはちょっと辛い。

それから拒否権ルールというのがこのゲームに存在します。これは、既にその醸造所なりビアガーデンに過半数の影響力を持つプレイヤーが店長を派遣している場合、新たに派遣される店長を門前払いする事ができます。その時、自分のカードをプレイしてそこにキューブを送り込む事ができるため、更に勢力が拡大します。

各スペースに対応するカードは6枚あり、キューブを1つしか置いてない弱小勢力は、そこから排除されてしまいます。つまり、富めるものがより肥える、まあ現実的といえば、それまでですが、ゲームとして考えた場合、逆転が難しくなります。

私は、途中から勝ち目が無くなったため、お姉ちゃんを移動させたり、大酒飲みを移動させたりばかりしてました。これが負けを加速させたのかも知れませんが。

これが1時間コースのゲームなら、リプレイしても良いのですが、この位の重量級クラスのゲームでは、貴重な時間を費やしてリプレイするかというと・・・・ちょっと厳しいですね。もしあるとすれば、尼亭かWGG合宿の固定メンツ位でしょうか。


GrandPrix-F1
F1のレースゲームです。これもgeekで見つけて購入しました。

各プレイヤーの手札には、90p分のカードが配られてます。1周は最短で30マスあり、4周走ります。

当然、4周するにはカードが足らなくなるので、ピットインしてカードの補充をしなければなりません。

1回休むと20p、2回休むと40p、3回休むと50p分補充できます。

砂利道やピット内では速度制限があります。途中雨が降ることもあり、速度低下が起こります。

前が塞がれて進むことができなくても、カードはプレイしなければなりません。

初期では4と6と10のカードしかないため、10のカードしかない時に前方が塞がれるとミゼラブルな結果になります。

途中特殊なマスがあり、1〜3のカードを補充できたり、逆に4p分カードを捨てさせられたりします。カード補充で奇数のカードを引けるのは案外重要です。

今回私がピットインのルールを一部抜かしていて、メチャクチャ厳しくなってしまいました。落車、不敬罪続出で(ゲームが違う〜)、ポールポジションのプレイヤーと2番手のプレイヤーの行った行ったで決まってしまいました。大変申し訳ありませんm(_ _)m。

これは、どちらかというと結構やりこむゲームですね。ブームが起きるかどうかは不明ですが、今度は上級ルールを採用した上で一度、尼亭かどこかで仕切直してリプレイしたいゲームです。


Garden Competition
Patrons of Veniceに比べ、やや評価が低いゲームですが、前回に問題があった枯渇に関する点は、Ken Stevens氏に確認の上クリアになった(unlimitedなタイルとお金)ため、早速リプレイです。

メンバーは、叶さん、danzigさん、下山さん、monster中川さん、私です。

このゲームのルールブックには、なるべく自分のジャッジカードに書かれた情報は伏せておくようにと書かれています。

このゲームでは、ポイント獲得の元となる13枚の審判カードのうち3枚しか見えていないため、残りをどう推測するかが非常に重要です。3枚のうち2枚は隣のプレイヤーとの共有情報ですから、とりあえずは、これらの情報のカードを利用して花を揃えていくことになります。

他人の情報も重要ですが、ブラフもあるため、注意が必要です。局後danzigさんと、近代やってる余裕はないやろーという話をしていました。確かにそうなのですが、アクションを使って隣人に紹介する時や、隣人からタイルをもらう時、安価で初牌の種を買う等で、さりげない近代は演出できるのかなと思ってます。

今回勝利したdanzigさんは、まわりにうまく紹介する事で多くの花を獲得できたのが大きかったようです。同点の時は、次の庭の親密度で勝負が決まるため、知り合いになるべき隣人の輪を作る事は効果的な戦術でしょう。

一方、苦しかったのが下山さんで、みずてん攻撃が裏目にでました。ジャッジカードに無いタイルは一切得点が無いため、みずてんは効率が悪いようです。

プレイ後の感想も上々で、danzigさんからも好印象を得ました。十分リプレイに耐えられる好ゲームだと思います。



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