おてばん例会(2018/12/15)

最近、関西に行ってなかったこともあり、週末を利用して久しぶりにおてばんに参加してきました。

Whistle Stop [BGG]

資源を集めながらアメリカ大陸横断を行い、西海岸に到達して得点を稼ぐゲーム。5人プレイ。

この説明を聞いただけで、鉄道好きにはたまりませんね。

このゲームの序盤の雰囲気は先日プレイしたMatterhornに似ています。

左端に自分の駒(列車)を3両置き、それをゴールに向かって進んでいく様は、山に登るか西海岸に進むかの違いだけです。

しかし、途中のプロセスが全く違います(あたりまえ)。このゲームでは各自4アクションまで実行できるのですが、アクションするためには石炭が必要になります。この石炭、毎ラウンド2つは支給されるのですが、これだと2アクションしかできないので、あとはなんとか盤上の特殊タイルや資源タイルから補給しなければなりません。

1歩移動するだけでも1アクションかかるので石炭はとても重要。移動先に他人の列車がいると進むことはできないのでブロックが可能。自分の列車がいる場合は飛び越せるので、連携プレイは効果的です。このゲームでは石炭よりも強力なのがホイッスルで、これを持っていると2歩移動できます。また石炭では前進しかできないのですが、バックも可能です。

ホイッスルはボードから補給するほか、1歩も移動しないことで1つ獲得することもできます。

ボードには空いているマスがたくさんあり、移動先にタイルが無い場合は手札からタイルを置き、線路や街を建設していきます。これら山から補充し、資源が得られたり、資源の交換ができたりします。街では、指定された資源を運ぶことで、VPの他、株が得られます。株はゲーム終了時筆頭株主の場合に限り、15VP得られます。西海岸に到達すると、到達した場所毎に書かれているボーナスが得られます。まあ、あみだくじのゴールみたいなもんです。

後は各プレイヤーごとに列車の性能を上げていくアップグレードパーツがあり、各自3種類まで装填するこができます。これは市場に売れているのですが、6種類しかなく補充もありません。これだと取ったもん勝ちで先手有利なのですが、獲得コストに1資源を追加するだけで他人から奪うことができます(追加の資源だけ、奪われた人に渡る)。

私は、取り返される心配はあるものの、まずはインフラ整備とアップグレードパーツ集めに奔走しました。6種類中3つのパーツを抑え、さて進めていくかと思ったのですが、私のこういう行動に機敏に反応した不破さん、パーツには目もくれず一目散にゴールする作戦に出ました。

今回のゴールタイルボーナスでまだ残っている列車ごと2VPというのがあったこともあり、私が後方にいるのを尻目にゴールに駆け抜け高得点ボーナスを獲得しました。何せも早くゴールすればするほど得点が高いのですから、追い込み戦略をかけるものにとってはひとたまりもありません。ていうか、こんなボーナス出ている時に追い込みかけるなって話ですわ。踏んだり蹴ったりというか、ぺしぺしにされました。


wildlands [BGG]

ワレスの新作。ワレスというと借金をしてひたすら苦しいゲームのイメージですが、これはファンタジーがテーマの殴り合いゲーム。4人プレイ。

各プレイヤーは能力の異なる5人パーティのセットのキャラを選択。フィギュア好きにはたまらんのだろうなあ。

そして10枚の場所カードを選択。うち5つは自分の初期場所、残りは左隣プレイヤーの宝物の場所です。

他人を殺すか、宝物を拾うと+1点で、5点先取。

初めは全員隠れた状態からスタート。手番に正体を明かしていないキャラがいれば公開しなければなりません。

なので5ターンで全員の居場所がわかることになります。いったいどこにおるねん、と恐る恐る進むさまはなかなか雰囲気が出ていてとても良いです。

自分用デッキから手持ちは7枚。何を使っても3枚までは補充可能。手札上限は7枚。各カードはできる役割と使えるキャラが記載されています。なので、殴ろうとか防御しようと思っても、人物と役割が合致しないと使用できません。なので、強いキャラでも引きが悪ければ、あっさり死んでしまったりします(笑)。

平和主義の私は宝を取りに行きたいのですが、宝を取るためには、宝の場所まで行き、そのキャラが使えるカード3枚出さないと取ることはできません。なので、自然と殴る方向の展開に。とはいえ攻撃カードがあまりなく、なんとか宝確保を目論見ますが、弱った私はまわりから袋叩きにされてあえなく敗退。

好みの分かれるゲームだとは思いますが、たぶん、みんな好きなゲームなんだろうなー。


Mi Tierra: New Era [BGG]

自分の農場に種をまいたり、家畜を飼い、収穫して商品を市場で売って資金を稼ぎ、一番現金の多いプレイヤーが勝ちになる農場経営ゲーム。4人。

ボードには家畜や種を得たり、生産物を売買するマスがあり、その番号順に解決していくワーカープレイスメントゲーム。大聖堂とかケイラスなんかに似ている感じです。

各プレイヤーには農場が与えられ、そこで家畜を飼ったり、畑に作物を植えたりします。まあ、アグリコラですね(笑)。

家畜は鶏、羊、牛、馬があります。羊や鳥は牛は羊毛や卵や牛乳を生産し売買するコースになりますが、馬だけは特殊でロデオ大会用に調教していきます。

畑にはリンゴ・麦・ブドウを植えられますが、畑に種を植えただけでは食物は育たず、水が必要です。これもアクションマスで調達する必要があります。

これらの種や家畜(馬除く)や水は、アクションマスで獲得するのですが、鶏と羊はダイス目により1〜3個とランダムになってます。

水と牛は4面ダイスで1〜2個とれます(鶏や羊より貴重)。

このゲームでは家畜は何頭いても、繁殖はしません!

繁殖したければ繁殖を行うアグリコラでいうところの進歩タイルみたいなものを取らなければなりません。

また、作物は水を引いて種を植えただけでは育たず、管理人が必要です!

管理人は畑の通路部分に置くことでその両側の区画から収穫できますが、異なる作物の場合はどちらか一方しか獲得できません。

私は1番手。このゲーム先手番が有利なので、2つの不利な要素があります。まずは初期素材。羊とかリンゴとか2種類の好きな組み合わせがとれるのですが(1種2つはNG)、ラス手番から獲得していき、全く同じ組み合わせができないようになっています。場に見えている繁殖や自動生産にからむ組み合わせはとられてしまいました。

仕方なく、私は鶏と柵をとりました。各農場には1つの柵はありますが、1種3頭までしか飼育できないので、今のうちに柵を確保。

あとは資金。1番手が一番少なくなっています。知らないゲームの1番手というのは非常につらいんですよね。

柵をとったので家畜プレイ。繁殖や生産の見える鶏と羊を確保の方向で、第一アクションは羊毛自動産出タイルを取りました。羊毛産出を行うマスもあるのですが、5金かかる上、人を消費するので、羊さえあれば羊毛が自動的に増えていきます。

。。。といった感じで後は畑や家畜を揃えて換金〜とやりたかったのですが、ここで時間切れのため無念の途中終了。

他にも書きたいことはいっぱいあるのですが、やってみて思ったことは:

・作物を育てるのは意外と面倒。お金に余裕があれば、市場で購入した方がラク。思い切って無視もあるかも。

・ワーカーは正義。資金はかかるけど初手で増やそう。

農場経営ゲームは私の大好きなテーマなので、これはまたプレイしたいと思いますが、誰か持っているかな?



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