NIK通信(98/04/10) 第6号

Die Glucksritter
プレイヤーはドイツの騎士となり、一番早く自分の城を完成したプレイヤーが勝ちになるゲーム。

各プレイヤーは毎ターン、1〜6のカードを2枚プレイします。このカードは、自分のやりたいアクションを意味します。例えば1=アクションカードを引く。3=塔を建てる等です。

アクションカードを例にすると、バッティングがなければ、ただでカードを引けますが、他人とバッティングすると、コストがかかります。

要は、バッティングを避けながら、塔を建てていくのが基本なのですが、塔を建てていくと、勝利条件に近づいていくため、どうしても標的にされます。私と安達さんは、アクションカードで塔を壊されて、イーシャンテン状態に戻されてしまいました。

トップ目がつまずいている間に、一日の長があったのは、やはりNIKさん。アクションカードで塔を建てるカードを2枚隠し持ち、妨害を避けながら、最後はきっちり差しきり、力の差を見せつけました。

特別おもしろいゲームというわけではないですが、一度はプレイする価値があるゲームと思います。

Acquire
もはや説明の必要がない定番ゲーム。状況は中盤。フェスティバは私とNIKさんがトップタイですが、NIKさんはコンチを潰した資金があるので、断然優勢。私はタワー株を14枚持ち、ワールド吸収を目論見ますが、そんな引きは私にはありませんでした。

タワー株とフェスティバが凍結してしまったため、資金不足のままゲーム終了、3位に終わりました。甘いなあ、相変わらず。


はにわ(骨折ブランド)
骨折ブランドの新作。どうやらこのゲームがサバンナに続くbone5さんの意欲作のようです。

コンポーネントもハンパではなく、制作費は、※1「あのBIGBOSSを2つは買える」という大作です。

ゲーム内容は、「決算」「複数の戦略」「ジレンマ」という、bone5さんのゲームエッセンスがふんだんに盛り込まれています。

各プレイヤーは、1〜4までの数字の書かれた「風」「水」「地」「火」カードを順番に2枚づつプレイしていきます。プレイしたカードのいずれかに、自分のトークンを置きます。

同じカードが7枚プレイされた時点で決算が起こります。7枚プレイされたカードの上に載っているトークンは写真右上にある、ケースにトークンが多い順に並べられます。

決算が行われると、埴輪が降臨しボード上に置かれるのですが、トークンの一番多かった人は、埴輪の数×5点がポイントとして加算されます。2位はその−5点、3位は−10点がポイントされます。

トークンは載っているけど、決算に絡まなかったカードは、そのプレイヤーの前に置かれます。これらのカードは、毎ターン1枚につき、1〜6点のボーナスが入ります(プレイ枚数が多い程得点が多い)。

このゲームの戦略としては、決算になるタイルを読んで、より多くのトークンをケースに放り込むか、カードを多く集めるかどちらかになると思います。

私は後者のカードを集める戦略に出たのですが、4位以降はボーナスがないというのが致命的で、終盤になると決算ボーナスが40点近くあるものがゼロではさすがに苦しく、私と同じくカード戦略に出たbone5さんは惨敗しました。

ポイントは3位までしかもらえないので、自分より上位の人を同一順位にする事で順位を繰り上げる必要があります。この操作自体はおもしろいですが、決算派に比べて苦労の多い戦略なので、もう少しメリットがないと、カード派はやっていけない気がします。

※1BIGBOSSは、1万円もするゲームという事で当時話題になった。ゲームもアクワイアHOLIDAY AGを足したようなゲームで、なかなかおもしろかったが、バブー氏が必勝法を見つけて快勝したとの噂が広まり、急速に廃れていった不運のゲーム。


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