MMGゲームレポート(2004/05/08)

山科で開催されている森田氏主宰のゲーム会に参加してきましたので、そのレポートをしたいと思います。このゲーム会は、昔の百合ヶ丘ゲームパーティの流れを汲むゲーム会です。百合ヶ丘といっても、ほとんどの方がご存じないと思いますが、以前森田さんが川崎在住時に自宅を開放して開催されていたゲーム会です。

このゲーム会はゲームをコミュニケーション媒体として、人と交流を図り、ゲームを楽しむことを目的としています。この主旨は私の主旨と合致しているため、非常に居心地の良い場所になっています。

今回、デジカメは持っていったのですが、撮るタイミングを逸してしまい、テキストのみになりますが、ご容赦を。

TILTY
アクション系ゲーム。ダイス目に従って、各種パーツをピエロに乗せていき、パーツを落とした人が負けになるゲーム。

見た目の派手さもあり、2回もプレイされていました。皿と皿の間にパーツを重ねて置くやり方が流行していたようですが、反則技っぽいという意見もありました。

このゲーム、私が以前某ゲームショップで見つけていたのですが、森田さんも同じ店で購入されたようです。狭いですねぇ。

YellowStonePark
この前のWGGゲーム合宿でプレイして、是非リプレイしてみたいと思い、森田さんにリクエストしていたゲームです。

前回プレイしていたので、私のインストで西谷さん、岡田さん、私でプレイしました。ゲームをほとんど所有していない私ですが、なるべく直近プレイしたゲームについては森田さんの負荷を減らす意味でも、積極的にインストしていきたいですね。

前回は5人プレイ、今回は3人プレイ、多人数の方が面白いという意見もあったゲームですが、面白さは全然変わりませんでした。

岡田さんが快調に飛ばして、2Round終わった地点で岡田さんが4点、西谷さんが34点で、西谷さんの負けはほぼ確実と思われたのですが、ここからドラマが始まりました。

岡田さんの歯車が噛み合わなくなり、ザザーッと取らされる一方、西谷さんは8枚・9枚目を置き、徐々に点数を減らしていき、このRound終了時、西谷さん27点!、岡田さん28点、私が27点、一気にだんごレースになりました。

次のRound、岡田さんに以前の冴えは戻らず、またしても25点の大量失点を喰らい、ジエンド。私と西谷さんは同率トップでした。

1枚出すか、2枚出すか、このジレンマが素晴らしいですね。定番ゲームです。

Holiday AG
最近、尼亭でCoupをプレイしましたが、この時、HolidayAGを凌駕するゲームではないかという話がでました。はて、HolidayAGと何が違ったかなと思い、森田さんにリクエスト、プレイ実現と相成りました。

Coupが良いと言われていたのが、HolidayAGで使われるイベントカードが無い事です。HolidayAGでは、チップを2つ余分にもらえる+2カード、会社の価値を+1付加するカード、チップの総交換可能カードがあります。

今回私は、手持ちカードが全然無い緑と紫がトレンドとなりました。いくら手材料が多くても、キーカードが無いと高得点にならないし、さりとてボード上に鞄が無いと誰も参入してこない。何か主張が無いと勝てないし、主張すると叩かれる。この悩ましさがこのゲームの魅力です。

私は主張を作りたかったばかりに、ピンクに入れ込みすぎました。ある程度のレインポーは必要ですね。

まだまだ続くと思ってたら、私の手前の西谷さんにキーカードを2枚連続プレイされ、10連達成。10連達成すると鞄をツモれないし、1枚しかプレイできないため敢然に予定が狂いました。なくなくピンクを上家が多く持つ黄色に交換して、次の手に期待しますが、紫を出されてゲーム終了。

確かに、これらイベントカードは無くても十分かもしれませんね、新版アクワイアのイベントカードが全くプレイされなかったのと同じ理由で。ただ、もともと面白いゲームですし、ゲーム性を損なう程でもありません。これも定番ゲームといえるでしょう。


Fist of DragonStones
う〜ん。どこかで見たことがありそうなルールをまぜこぜにしたようなゲームですね、これは。

ファンタジー仕立てで、様々な特殊能力を持つキャラクターを競り落とし、金貨→Stone→ポイントとステップアップしていきながら、先に3点とったプレイヤーが勝ちになるゲームです。

変わっているのがセリに使用する硬貨で、Round後に戻ってくる妖精金貨と戻ってこない金貨、競りで同点の時だけ使用する、戻ってこない銀貨が、ゲームにメリハリをつけています。

基本的には、妖精金貨の範囲内で、各色Dragonを競り落とし、各種Stoneを揃え、ソーサラーでポイントゲットするのが基本になると思います。あとは、ダメモトで1枚握りで金貨が取れればラッキーといった感じでしょうか。

私は同色4枚で2点キャラを獲得しリーチし、他者もうまーくすり抜け、全員リーチ状態。ここで登場したキャラがにせもの魔術師で、全財産を支払って、ポイント1点になるため、競り勝った人が勝ちになります。

ただ、Witchというキャラがいて、競りの時に黒硬貨をプレイすると、全員がキャンセルになります。私はWitchを持つ人の心理を考えて見ました。

Witchを持つ人がキャンセルさせれば、確かに他者を無効にできますが、自分も勝てないので、全財産握ってくるはずと考え、私も全財産握りました。結局10対11で1点差を凌ぎきり、私が勝ちました。

面白いゲームでしたが、何となく新鮮さがないですねぇ。私がすれてるだけなんでしょうか?


Shark
久々にやりたいなーと思っていたら、さりげなく置いてあった。さすがは森田さん、ツボを心得てますねぇ。

このゲームはフリーソフト版でたまにやるので、ルールはだいたいわかっていたのですが、実践をやるのは、もしかしたらJAGAに入る前の自宅ゲーム会以来でないかという懐かしいゲームです。

アクワイアに似たゲームですが、アクワイア以上にリアルなルールであり、アクワイアを越えたゲームかという気もしました。しかし、ランダム要素が強くて、特に序盤でショボいと一気に差をつけられてしまいます。今回もその影響が西谷さんにモロに出てしまいました。既に設立した青の目が別のエリアで出て、しかも1点なので収入なしという一手パスが痛すぎました。

序盤は資金が少ない以上に株価が安いので、一気にザキュっと株を買えます。始めに差が付くと、株価が下落しにくいゲームだけに後手後手になるんですよね。もちろん、吸収させて違約金を払わせる作戦をとれれば良いのですが、そんな程度では済まないくらいに差が付いてしまいました。

しかも、なかなか15点に行かず、延々とゲームを続ける事になりました。早く終わらせるか、西谷さんに有効なアドバイスをもっとした方がよかったかも知れません。

ともかく、このゲームはバランスが難しいですねぇ。序盤2Roundの間は得点ZEROなら、ふり直しできるとか、まだボードに出ていない色はいつでもプレイできるとか、何らかの救済ルールを入れればもっと面白くなると思うんですが、いかがでしょう。このまま眠らせるには惜しいゲームだと思いますよ。なんといっても、潰れて違約金を払わせるルールや大会社は育ちやすいルールはどう考えたって、アクワイアより現実的な気がします。

6ニムト
いやー、何年ぶりだろ、このゲーム。関JAGA創世記は良くやりましたし、今でもおそらくどのゲーム会に行っても準備はされているんじゃないかと思います。ただ、あまりにも定番すぎて、今更的なイメージがあってなかなかプレイされてなかったのですが、久々にプレイしました。

4Roundプレイして、0/2/5/10=17点。最後の失点が大きく、2点差で負けてしまいました。名作はいつやっても楽しいですね。

 

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