一之江レガシー&レアゲームレポート(2010/02/06)

久しぶりのレガシー会。今回はmoonさん、ぢ〜ぷさん、枇杷さん、I村さんの5名です。

Wunderwatschler

ぢ〜ぷさんが到着するまで、軽くやりますか〜と、取りだしたのがコレ。

調子に乗って、ライブ動画も(笑)。

このゲームは筒ゲームで有名な、Edition Perlhuhnの作品です。

以前、eBayで、Edition Perlhuhnの作品ならなんでも良いや〜と、みずてん購入。ドイツ語ルールのため放置してました。

ルールはとても簡単。ダイスを振って、2,4,6なら、出た目だけ自分の駒を進め、1,3,5なら、その目だけバックする。

もし、進んだ先に駒があった場合は、その駒が進行方向に押し出されます。これは、連鎖もあり得ます。

但し、自力でゴールする場合は、丁度の目を出さなければなりません。

自分の駒は4つあり、これを全てゴールさせるのが目的です。ゲーム開始時は、駒が盤上に無いので、奇数が出たら何もできないし、4つゴールって結構ハードル高いだろ?? 終わるのか?? 感もありましたが、I村さんが終始、好位につけての逃げ切り勝ち。

戦略なんか全く無い運ゲーの様に思えますが、奇数目はバックしてくるため、前方にいる相手の駒と奇数の位置に置かず、後方にいる駒と偶数の位置にポジショニングする必要があり、漫然と進めていると、みんな振り出しに戻されてしまいます。

とってもシンプルなルールですが、うまくまとまっているんじゃないかと思います。勝利条件は、3個ゴールでもいいかも。


Coast-to-Coast Rails

同人系の鉄道ゲームです。2009年の作品で、レガシーでもレアでも無いのですが、まぁ、限定100セットのFirst editionという事で、エントリーしてみました。

このゲームは、Coast-to-Coastという名が示す通り、アメリカ全土を舞台に西海岸と東海岸を接続する事を主目的とした鉄道ゲームです。

こう書くと、鉄道ゲームに造詣の深い方は、18C2Cのような超大作ですか! と思われるかもしれませんが、これは、競りが中心のライトなゲームに仕上がっています。

このゲームは4Roundから成り、株を購入したり、線路を引いたりするのですが、株式と線路は全く同じキューブを使用します。

株式フェイズは全て競りで入手します。勝者は2株、最後に降りたひとは半額払って1株入手します。全5社全てがセリの対象になるので、15株がプレイヤーによって獲得されます。

その後、建設フェイズになります。建設フェイズでは、各プレイヤーが自腹で線路を引いていきます。パスをしない限り、線路は引き続ける事ができます。地形によってコストは異なります。同じエリアに複数の会社が接続できますが、費用は地形コスト*会社数になります。

都市に接続すると、会社の株価が上がります。また、西海岸と東海岸を接続(CtoC)すると、株価は倍になります。ラウンドの最後に株価と同価値の配当が支払われます。

4Round行うか、3社がCtoCを実現するとゲームは終了です。

要は、CtoCが達成できそうな株を買うという事になりますが、これが非常に難しいのです。

たとえば、美味しそうな株を購入したとしても、線路引きが単独になってしまえば、莫大なコストがかかります。

ある程度、相手に協力してもらえる体制が望ましい。

今回、私は単独になるのは危険と慎重に進め過ぎ、琵琶さんの捲りを許してしまいましたが、紫をブロックするなり、もっと競り上げて、資金を奪っておくべきでした。

株と線路が同じため、下手するとキューブ不足でCtoCができなかったりして、都市の寄り道も無計画にはできません。

セリは手探り状態でしたが、正直、それほど相場は関係ないかな?

美味しいセリをし過ぎると、絞められるので、そのあたりはうまくできてるなあと感じました。

再戦機会は、いくらでもありそうなので、どこかに持ち込もうと思います。


Yukon Company

これは、私のレガシーゲームの中では、珍しくプレイ回数も多いゲームです。

毎回言ってる事なのですが、商品を安く仕入れて高く売るビジネスゲームですが、一枚のカードで、購入・売り先・売却・イベントを表すというアイデアが素晴らしい。

このゲームの作者であるDirk Hennは、アルハンブラとかショーマネージャーとかメトロとか、いろんな作品があり、メジャーブランドとしてリメイクされていますが、傑作であるこの作品がリメイクされないのは残念です。通好みだからかなあ。

今回、私は珍しく順調で、中盤トップに。号外カードが"B"に1枚出ていたので、なんとか、これを選択させようと、Bのハイカードを蓄えました。ハイカードは仕入れや売却に使いたいので、できればイベントにハイカードは使いたくないはず。バラければ勝機はあると判断しました。案の定、Bカードばっかりで処分に困ったmoonさんが、1とはいえBを出してくれたので、終了FLGがON。なんとか逃げ切る事が出来ました。

やや長時間ゲームですが、イベントをもう少し減らせば、時間は短くできると思います。まわりの評価はそれほど高くありませんが、私の大好きなゲームです。


KEY WOOD

moonさんの持ち込み。本日のメインディッシュとも言うべきレアゲーム。

R&D Gamesの初期の作品であり、ほとんど製作されていなかったことから、プレミアが付き、オークションでは$450もの高値で取引されています。

一般でいえば、シャンパーニュ地方の貴重なビンテージワインを飲めたみたいなもので、レガシー&レアゲーム会やってて良かったなと思った瞬間です。

ルールはR&Dらしく、かなりややこしい。各プレイヤーは6つから成る村に入植し、農民・商人・議員として活動します。

お金儲けするには商人が一番なんだけど、そこには多くの人がいないと儲からない。商人が儲け出すと、議員が商人から税金を取る法律を可決したりします。

そうされたくなかったら、別の法案を通すべく、ロビー活動にいそしむことになります。

目立つと叩かれるので、適度に地味に稼いでいくのがポイント。移動に制限が厳しいので、住民の効率配備がとくに重要。私は有利に進めていたと思ったのですが、途中で飽和してしまい、入植する事ができず、この分が伸び悩み、捲られてしまいました。

とても不思議な感覚のゲームで、私には絶対デザインできそうにありません。

機会があれば、またこの不思議感覚を体験してみたいと思います。



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