KGC通信(2004/11/20) 第18号

Yahtzee
本日のオープニングゲーム。発売40周年記念限定版パッケージによるプレイ。

もともと、知ってるゲームだけにクイックインスト。入っているチップが何に使うのかはわからず、無視して通常ルールで行いました。

私は、このゲームの存在をパソコンゲームで知りました。まだPC8001の時代。確か、当時はヤーツェという名前で呼ばれておりました。

さて、ゲーム展開ですが、私は当時からのクセというか、アッパーボーナス、63点越えの+35に固執しすぎました。6のフォーカードを24点で取ったため、4カードを潰したのが痛い。当然、ヤッツィーもできる訳ねぇ。

そのできる訳ない、ヤッツィーを達成したのがbone5氏。しかも2回連続で。あまりの嬉しさに写真を撮っているbone5さんを撮影してみました。その、嬉しさが伝わるのではないでしょうか?

でも、そんなbone5氏、全ての運を使い果たしたか、あとは全く6が出ず、役を潰し続け、ラス前にヤッツィーを決めた、I氏に捲られてしまいました。まぁ、ヤッツィー2発決めれば、それで十分ですよね?

かわちのグリードはダイスが割れているので、今かわちでダイスゲームといえば、これですかねー。

Kyoto(骨折ブランド)
骨折ブランドの新作です。

各ボードには京都の名所(嵐山、平等院、祇園、新京極、金閣寺etc)が書かれていて、観光客をバスに乗せて、各種名所に連れて行き、自分のお店にお客を呼び込むゲームです。

観光客を連れていったり、バスを動かしたり、店を出店したり、手番を確保したりというのは、ボード中央に置かれたコマンドボードに各プレイヤーのアクションチップを置くことで表してきます。

ゲームのテーマやアクションの決定方法などは、名作ゲーム「BUS」のシステムに影響を受けている気がします。

これは、BUSをかなりシンプルにして、独自の味付けをしたゲームに仕上がっています。

bone5さんも、まだ試行段階ですので・・・との事でしたが、ほとんどいじるところが無い位にまとまっています。まぁ、敢えていうなら、所持金が多すぎるので、もう少し下げた方が良いかなぁという程度でしょう。

私がプレイした後も、別の卓でプレイされていたようですので、徐々にチューニングされていくと思いますが、十分に楽しめました。


New Orleans Big Band
音楽エージェントとなって、高得点のミュージシャンで編成していくゲームです。

各プレイヤーはボード上から、様々なカードを引いていきます。各音楽家は、くせ者揃いで、使いこなすのが難しくなっています。

例えば、女性がいないと演奏しない音楽家や、自分がそのバンドで一番えらい(高得点)でないとダメだったり、ギタリストがいないとだめだったり、オクテットでないとだめだったりと、様々な制限があります。

これを自力で解決するのは難しいので、トレードで揃えていく事になります。このトレードがなかなか面白い。ハグルとシビライゼーションのトレードを足したような雰囲気になってます。

中にはすごいお邪魔カードもあり、男性の価値を全て半分にしてしまうようなものがあります。こういうカードはトレードで放出してしまうに限ります。

これだけ素晴らしいコンポーネントで、これだけのゲームシステムにもかかわらず、どうしてこんなに低評価なのかというと、どうもイベントカードの存在にあるようです。特に意味の無い一手パスのようなカードや、2回休みに近いカードが台無しにしています。

まあ、でもこれはそんなに致命的な問題ではないでしょう。もともとカードは余分にありますので、不毛なイベントカードを抜く事で解決できると思います。おそらく、このようなカードが入っている事を望む人は少ないと思いますので、合意の上でプレイすれば問題ないでしょう。

今回は、ややゲーム性が低下するおそれがある6人プレイかつ、不毛なカード入りで、これだけ面白かったのですから、今度(関JAGAか)持っていく時は、もっと楽しめそうな気がします。


Karibik
18世紀のカリブ界を舞台に、海賊船による金塊の発見・強奪がテーマのゲームです。

各プレイヤーは海賊船を動かし、自分の本拠地まで宝を持ち込む事でお金を稼ぎます。海賊船は誰の所属でも無く、毎Round、−1〜5までのカードを各海賊船に対してプロットして、一番大きい数字を出したプレイヤーのその海賊船を動かす事ができます。

非常に良くできているのは、その勝った数字が、そのまま移動力になっている事です(3が最高なら、3マス進める)。

もし、-1のカードを出したプレイヤーがいれば、その数字分移動力が減少します。

例えば、5マスで船が自分の本拠地に届くプレイヤーが1人いたとすると、その人は5を出してくるだろうから、−1を出して妨害してやろう・・・という使い方ができます。

カードは7枚、船は6隻、余ったカードは同点の時に再度行われるセリで使用されます。

ここでも同点だった場合は、誰も動かすことは出来ません。

隣接する船に対しては、荷物の積み替え・強奪が可能で、A〜Fの船の順番に移動していきます。よって、AやBの船なら結構展開が読めるのですが、Fの船なんかでは、仮に宝が載っていたとしても、どうせ誰かに奪われているだろうな・・・という事が良くあります。

先に32000G獲得したプレイヤーが勝ちになります。今回、2人が25000Gでリーチになりました。そしてAの船に7000G載っています。

リーチの二人は、当然、Aの船に5、4を手持ちにします。ひるんだ瞬間負けになる訳ですから。そのまま3ターン引き分けが続きました。

そんな中漁夫の利を得たのが私。別のところで4や5のカードを自由に使い、最後は、Aの船がバッティングするのを見越して、Eの船に7000ドル載せ替えて、そのまま本拠地到達して大逆転勝利となりました。

どうでしょうねぇ、とても面白いゲームだと思うのですけど、こういう避けられない展開が起こると、仕方無いでは済まされない気がしますねぇ。

船の動かせる順番を変えるとか、数字以外の解決方法を用意するか、Round制にするとか、何らかの膠着状態を解決する方法が欲しいですね。その点を除けば、良いゲームだと思います。


Acquire
さて、アクワイアです。神谷さんと目が合ったら避けられません。

これは、序盤の状況です。私は自立設立がコンチのみ。さすがにこのコンチは買いづらいので建て逃げします。ワールド、タワー、アメリカは全て1着2着が決まっていたので、仕方なく、ラグザーの2着、フェスティバの2着で耐えます。

ただ、私が1Fに打ったのは、いつもながら序盤の敗着か。単に2Fを持っているという理由だけで、こんな緊迫したところに打つのは悪手でしたね。

仮に2Fに建てられたとしても、他は全て私の勢力外。そんなところに建ててボーナスを渡す位なら、もっと私の勢力範囲の中央にタイルを撒くべきでした。


悪手を打つと必ず報いがくるもの。インペにほどなく吸収され、再設立されました。

私のラグザー2着、フェスの2着はキープですが、このままではラグザー、フェス・ラグザー筆頭の谷本さんを追い越すことはできないので、主張を通すには、コンチを買うしかありません。よって、コンチを全力買いしました。

私は、当然の資金不足。フェス3枚の2着では、さすがに弱く、井上さんが買い出動してきました。

仕方ないので、11Bを打ち、資金調達します。


資金を得た私は、フェスの2着死守とコンチの筆頭死守で、コンチ巨大化を目指します。

この辺りは相当状況が悪いので開き直りです。


ラグザーは残念ながらフェスにくっつき、再設立されたラグザーもまたこの後、フェスにくっつき、コンチは結局4件で終わりました。これじゃ勝てません。まあ、3位だったたけマシという程度でした。

やはり失着を打てば勝てません。

The Patrons of Venice
ちょっと最近、やりすぎかな〜という気がする位プレイしてますね。

このゲームの鮮度を保つためにも、ちょっと休んだ方が良いかも知れない。

私は初手にHemp/Woolビジネスが始められない事が多いため、自然とゴンドラから始める事が多いです。

できれば、初手はWoolかHempから始め、2手目はそれに対応した贅沢品ビジネスに移行したいところです。

私は結局、ゴンドラ、Hemp/Woolと建てた後に、次も結局ゴンドラになりました。

これだと欲しい商品が被ってしまい。効果的に生産する事ができません。

序盤はシルクが売られがちなので、人気のIronが競合しなくて済むClothかTentビジネスから始められたらいいなと思うんですけどね。

最後はmonster中川さんとポイントも現金も同じでトップタイでした。

これは、本当に良くできたゲームです。まだプレイされた事無い方いらっしゃいましたら、是非プレイしてみて下さい。



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