時事コラム(2020/04/16)

加藤紗里にみるWithコロナ時代の経済戦略
落合陽一風のタイトルにしてみました(笑)。 加藤紗里が緊急事態宣言の前日に映画館を貸し切ったという事で、炎上していました。

もともと加藤紗里といえば、結婚して3ヵ月で1億以上使い込み経営が傾いたら、金のない男には興味が無いとスピード離婚したことで有名なお騒がせタレントです。なので、普通の感覚だと、あまり良いイメージを持ってない人が多いのではないでしょうか。

今回も、「世界の人々がコロナウイルスに打ち勝とうと一生懸命になって見たい映画や行きたい場所に行くのを我慢しているんだよ」や「緊急事態宣言が出るとわかっていながら、何も考えずに外出する臨月妊婦。頭ん中空っぽですね」などと批判が多かったようですが、『子供のことと経済のことも考えて貸し切りにしたのに叩かれる意味がわからない…妊婦だって映画くらいみたいの!! しかも全席買ったんだから映画館も嬉しいぢゃんか!!』と反論したんだとか。 私はこの人、かなり頭良いなと思いました。

本人は自分が嫌われキャラだっていう事も知っている上で、本人の言う通り子供の事、経済の事考えて行動したのでしょう。この行動力、素晴らしいことだと思います。

そもそも映画とかライブとかは不要不急でありかつ、いわゆる3密に繋がるとして自粛の対象となって今は一斉休業しています。しかし、この緊急事態宣言もいつ解除になるかわかりません。このままでは映画や音楽、芸術などのジャンルのものはみな衰退してしまいます。 自宅にいろというのは、3密を避けろというのと同義であり、家にいることが良く外出することが悪いという訳ではありません。映画が観たい、でも映画見に行ったら3密になる。しかも妊婦で子供にも危険だ。今映画見る人なんていない、このままでは経済が滅びる。だったら私が映画館借り切って観よう一挙両得じゃん。そう考えたのではないでしょうか。

これって思っていてもできることではないと思います。 映画だけでなくフランス料理とか、そういうお店でも借り切って優雅にお食事という事もあるでしょう。もちろん、誰にでもできることではありません。でもできる人はいるはず。この時期、超富裕層やセレブに特化したビジネスモデルを展開する。その1例を彼女は示してくれたのだと思います。私は彼女のことを見直しました。



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