関JAGAゲーム&SKI合宿

2月27日〜3月1日にかけて、福井県の白峰高原で行われたゲーム&SKI合宿の模様をレポート致します。

いざ、白峰高原へ
合宿当日の金曜日、有給を取った私は泉さんと待ち合わせて酒井亭へ。軽くカタンの開拓をプレイ後、レフ君号で白峰高原に約7時間で到着(一番乗り)。コテージ等という場所にはおよそ縁のない私ですが、そこは私の想像を遙かに越えるきれいな所でした。
ホスト紹介
今回のゲーム合宿の幹事は酒井夫妻(夫は写真左。妻は写真右中央)です。事前に下見に来られたそうで、道に迷う事もなく、すんなり到着しました。コテージは2グループ泊まれるようになっており、1棟丸ごと借り切り、ゲーム用とスキー荷物用の二手に分かれて泊まりました。写真右は、到着後の乾杯の図です。
合宿初日:「タイタン」、「アクワイア」
谷本さんら奈良組が到着するまで、軽く 「タイタン」は、泉さん曰く、夜にプレイするのに最適なゲームだそうです。理由は、負けた人から寝る事ができるからだそうです。朝起きてみると、最後まで残った2人のプレイヤーがまだ延々とダイスを降り続けているんだとか。

軟弱者の私はそんな濃いゲームは到底付き合いきれないので、「アクワイア」を行いました。キー牌を沢山持っていた谷本さんが勝ったのはともかく、私がラスを引いたのは納得がいかーーーん。まだまだ修行が足りないようです。

とにかくこの敗戦でどっと疲れがきたので、初日はこれで寝ました(それでも5時頃だけど)。
合宿2日目:「1870」
合宿に来たからにゃ、重い鉄道ゲームをプレイするしかないでしょう。今回は「1870」をプレイしました。プレイヤーは、泉さん、NIKさん、上野弟さん、安達さん、私です。

1870は、アメリカの中央部(レイルバロンでいえば、PLAINとSOUTH CENTRALあたり)を舞台にしたゲームで、サンタフェ(通称:宮沢りえ)やフリスコ等お馴染みの鉄道会社が登場します。

1830と異なる点は、
・自社株を売られた時、社長は株価の買い支えのため、売値で購入する事ができ、それは、70%以上になっても良い!。
・黄色タイルは1ターンに2枚引くことが出来る。
・半配当が可能(収益の半額が会社に入り、残り50%分を株主で分配)。その場合、株価は変わらない。
・目的地ルールがあり、到達すると、その目的地にトークンが1つ追加された上にその都市の価値がバイになる。
・鉄道会社は株を購入する事ができる。その株は再度売りに(その時の株価の80%位?)出すことが可能で、その株の購入費は会社の資金になる。
・銀行からまだ売られていない株は配当時、鉄道会社に分配される(BANK POOLは入らない)。
等が挙げられます。

他人と交渉して、わざと自社株を売らせ、社長は70%以上保持を狙いつつ(100%独占が理想)。株価が高騰したタイミングで、自社株を会社に買わせて、再度売りに出して会社に収入を入れるのが勝ちパターンかなあと思いました。

ただ、今回は、皆がこの作戦を採用し、持ち株制限で複数の会社が立ち上がりにくかったので、私はオーソドックスに多くの会社を所有するフィーダーライン方式でいきました。このやり方は1856では難しかったですが、このゲーム特有の半配当ルールがカラーゾーン保持に最適な気がしました。

10時間に及ぶ長丁場になりましたが、ゲーム終了時、上位4名の所持金は$500の範囲内に収まる接戦でした。かろうじで私が辛勝しましたが、誰が勝ってもおかしくない緊迫した展開でした。

このゲームは18xxシリーズの中でも仕手戦の要素が強く、フィーダー作戦も採りやすいので、1830ファンで、他のシリーズはどうも・・・という人にもおすすめできるゲームだと思います。


エイジオブルネッサンス、上野弟の連勝街道に終止符!
「1870」が終わった後、最近人気急上昇のエイジオブルネッサンス(AOR)がプレイされました。10時間ゲーム終わった後だというのに、上野弟と安達さんがエントリー。上野弟はともかく、安達さんもパワーありますねえ。機能はタイタンやっていたし、局後感想を聞いてみると、千代の富士状態(体力の限界!)だとか。そりゃそうだわ。

早朝、中川さんがニコニコしながら「よっしゃー、弟破れたり!」と部屋に帰ってきたので、てっきり中川さんが勝ったのかなあと思っていましたが、勝ったのはなんと紅一点のレフくん。今後、AORの宅で、「私、弟に勝ちましたよ」といえば、皆に崇拝されるそうですよ(そんなに弟は強かったのか・・・)。 レフくんは以前も強者揃いの1830で勝利を挙げており、ただ者ではありません。


最終日:禁断のゲーム「レイルバロン」、勝ったのは、やはりNIKさん
NIKさんとプレイしてはいけない3大ゲームのひとつ「レイルバロン」をプレイしました。後の2つは、「キングスコート」「八八」です。何故これらのゲームが禁断かというと、NIKさんが滅法強いからに他なりません。メンバーは、NIKさん、安達さん、泉さん、上野兄弟です。

NIKさんは、初めに「PA」を購入、以下も定跡通りに北東部と南西部をガッチリ固めて圧勝しました。NIKさん曰く、「NEW YORK」「SAN FRANSISCO」「LOS ANGELS」の3大都市が良く登場するため、まず、これらへのアクセスルートを固めるのが必須なんだそうです。

後は、自社の路線を使ってくれるように整備する事を心がければOKだとか。よって、マイアミに泳ぎに行く羽目になれば、それは不運と割り切るのが良いようです。
ハグル、勝ったのは羽生名人こと吉村さん。
今回の合宿の目玉の1つ、不破さんの創作ハグルが行われました。通常のハグルと違うのは、チップの代わりにトランプを使用する事と、そのトランプは、手持ちだけではなく、コテージのどこかに隠されている、いわば宝探しハグルとなっていました。

このような形式にしたのは、ハグル熟練者は、まず情報収集に走る傾向があり、宝探しの要素を入れることで、情報収集に固執していると、トランプが入手できなくなるため、カード探しをせざるを得ず、初めに情報を握って、情報力で勝つというプレイを抑えるのが目的だったそうです。

このパターンに見事はまったのがNIKさんで、初めに情報収集に走ったため、カード枚数が初期の5枚しかありませんでした。それでも、ストレートフラッシュを確定させて49点を取ったのは見事でした。

勝った吉村さんは、不十分な情報ながら、基本得点が最高のハートを沢山集めて、うまく失点情報をクリアしていました。まさに羽生マジックといったところでしょうか。

私も、序盤情報収集をしようかと思っていた矢先、上野弟の「みんなが情報集めている内にカードを先に取りに行くべき」との声が聞こえてきたので、私もこれに同調し、まずカードに余裕を持たしてから情報集めに走りました。ある程度情報を集めた時点で、高得点のパターンが見えてきたので、その理想型を目指して交渉していきました。

私も吉村さん同様、不完全な形でのカード集めでしたが、私の方が1枚ハートが少なかったため、この差が勝敗を分け、私は2位に終わりました。

ハグルはマスターが大変ですが、全体ゲームとしては、「フラッシュ」と並ぶ傑作ゲームだと思います。
ラストゲームは全体でTake It Easy。不破さん強し!
ゲーム三昧だった、合宿もいよいよラストが近づいてきました(数名はスキーをしていたようですが、私はコテージに籠もっていました)。締めは「Take It Easy」です。1セットでは4人までしかプレイできないので、3セット合わせてプレイしました。

要はスクエアポーカーを手役のかわりに数字にしたようなゲームで、親の発表するタイルを皆が自分用のボードに並べていきます。数字は1〜9で、ボードは1列に3〜5マスあります。たて、よこ、ななめに同じ数字が並んだなら、数字×マス数が得点になります(9×5=45が1列での最高得点)。

1つのタイルには3つの数字が書かれているので、どこかの列で得点をしようとすれば、大抵別の所にしわ寄せが来るので、得点する列、捨てる列等の選択が辛く楽しいゲームです。

私は9の列で得点し損ねたのが最大の敗因で、惨敗に終わりました。私は初プレイでしたが、パズル系は苦手な私でも、このゲームはおもしろいと思います。


お礼の言葉
今回の合宿では、酒井夫妻には宿の手配だけではなく、下見、車の運転、食事の準備・後片づけ等をお願いすることとなり、非常に多くの負担をかけてしまいました。この場をお借りしてお詫びいたします。

今回泊まったコテージは、まわりから隔絶されているため、騒いでも問題がない上、非常に新しくて、広々としていて文句の付けようがなかったです。また機会があれば利用してみたいと思います。

酒井夫妻はもちろんの事ですが、ゲームの企画・京都方面の取りまとめをして下さった不破さん、重いお酒を調達して下さった泉さん、運転手の皆さん、そして忙しい中、参加して下さった皆さん、本当にありがとうございました。


全体写真
最後に、参加して下さった皆さんを紹介します。

最上段中央:酒井さん
上段:中川さん、安達さん、高橋さん、レフくん、谷本さん、池永さん、宮沢さん
中段:泉さん、上野弟さん、
下段:吉村さん、NIKさん、平野さん
(撮影:不破さんと私)


次回のイベントとしては、夏キャンプや温泉ツアー等が企画されているようですので、お楽しみに!


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