関JAGA通信(98/11/7) 第16号

MARK
「リサイクル」がテーマの地球にやさしいエコロジーなゲームです。決して、渋谷にあるゲームショップの名ではありません。

プレイヤーは、bone5、あんだー、戸田川、私の4人です。

まず驚かされるのが、そのコンポーネント。チチヤスヨーグルトのビンみたいなものとかビンのキャップ(王冠)などがゴロゴロ入っています。

プレイヤーはこれらを回収し倉庫に収納し、工場で加工して、市場に売りに出します。この手順は、原材料を仕入れて製品を作り売るという、ビジネスゲームのメカニズムそのものです。

変わっているのが、市場での売り方で、同じ製品の売れる個数が決まっていて、一定量売れると、残りは売ることができません(ただのゴミ)。また売却時の価格は、後に売れば売るほど高くなっていますので、ハイリスクハイリターンになっています。

自分の番では、サイコロを振り、出た目と同じ材料に対して何らかのアクション(回収・加工・売却)ができます。指定されるのは、材料だけなので、「売りたいのに仕入れしかできねえ!」といったビジネスゲームにありがちな不条理な事はありませんが、在庫にある製品以外だと仕入れるしかなくなり、在庫がどんどん増えていきます。

倉庫や工場には4つまで収納できるのですが、3つ以上あると維持費がかかるので、素早く製品化しないとコストがかさみます。この運とスキルがうまくミックスされていて、良質なビジネスゲームに仕上がっています。

私とbone5さんは、大量に仕入れ、売りさばく作戦を採用。安達さんは、製品を絞って、倉庫を開けておく作戦を採りました。このゲームの「維持費」は予想以上にきつく、自転車操業状態でした。

製品がゴミになる瞬間が非常に盛り上がり、サイを振る手に思わず力が入ります。私はタッチの差でbone5さんに売却され、折角の製品がゴミと化し、勝ちを逃すどころか、bone5さんにもかわされ3位でした。

ビジネスゲームとはいえ、シビアな計算等全くないため、万人にお勧めできるゲームといえます。

サバンナ
骨折ブランドの新作。最近、ビジュアル系に開眼(?)したのか、見た目から魅了してくれます。今回は、初お目見えのため、テストプレイです。

手札にある動物タイルをボード上に置いていきます。タイルを置く時は、動物として置くか(表向き)、ブッシュとして置くか(裏は全てブッシュ)どちらかを選択します。動物には、シマウマ、ライオン、キリン、ゾウ、サイ等いろいろいますが、稀少な動物(動物タイルの数は同一ではない)程、基礎点が高くなっています。

表向きに置いた場合、それがライオン以外なら、その動物の基礎点+その動物に隣接するブッシュの数が得点となります。ライオンの場合、ライオンに隣接する動物は食べられてブッシュに変化します。食べた動物の基礎点がポイントになります。

裏向きに置いた場合は、好きな動物のチップを1枚取ります。

ゲーム終了時(ここがちょっと複雑)、ブッシュの個数を各ブッシュのブロック数で割り、各プロック毎の得点を算出し、そのプロック毎に勢力の強い(隣接する)動物のチップにポイントを割り当てます。ポイントは2位まで与えられますが、同数の場合、稀少な動物が優先します。動物チップ所有者は、アクワイア方式で2位まで、ポイントが与えられます。

私は動物チップについては、シマウマ等、普通の動物に賭けていたのですが、基礎点の低い動物は数が多い反面、裏向きに置かれやすいため、勢力争いで不利になり、全くポイントがとれなかったのが大きな敗因となりました。

ゲームをプレイしての感想ですが、表向きに稀少な動物を置けば、インスタントにポイントが稼げるので、ブッシュにしてまで置くメリットはあるのか?というのが最大の焦点になると思います。正直言って、動物チップはリスキーであり、素直に動物を表向きに置く方が楽に儲かるので、このバランスは修正した方が良いような気がしました。また、ライオンは、勢力争いをしている動物を殺すという特殊能力は持ち合わせているものの、その行為自体のポイントが低く設定されているため、活躍の場が少ない気がしました。

まだ、テストプレイの段階なので、いろいろ問題点はありましたが、早くも、アイコンタクトで同じ動物を固めて配置し、ライオンを置くといった合わせ技も飛び出し非常にユニークなゲームになっていますので、改良版に期待したいと思います。

ハチ落としゲーム(BREAK THE BLOCK)
写真にあるように、ハンマーでハチの巣を崩していき、ハチを落とした人が負けになる、ジェンガ系ゲーム。単純明快なアクションゲームなのですが、今回このゲームが大ブレーク。

ハチ落としゲームですが、ハエにしか見えないとぼけたハチと、ハンマーで巣を崩していくという着想がおもしろく、童心に帰った気持ちでプレイしていました。特に大爆笑だったのが、まだハチの巣を落としていないのに、手元が狂って、直接ハチを叩いてしまい、前代未聞の「初期状態のまま負け」プレイがあった事でしょう(ちなみに、その情けない奴は私です)。

このゲーム、今回のライアーズダイス大会の賞品として持ち込まれたものですが、大変好評で、みんな勝手に開けてプレイしていました。優勝した中川さんのものに決まってからも、勝手に開けていました(この不逞の輩も実は私です。反省してます・・・ハイ)。


やさい畑
自分の畑に、価値のある野菜を植え、他人の畑に害虫を送り込む(お約束)農業ゲーム。プレイヤーは、いわたさん、三島さん、小林さん、私です。

価値がある野菜かどうかは、ROUND開始時にプレイヤーに配られる点数表によって異なります。つまり、自分にとってはしょぼくても、他人にはおいしい可能性は非常に高いです。

また、このゲームは自分が宣言しない限り、自分の畑というものが存在しません(非常に重要)。あまり早く宣言すると、害虫が炸裂するし、遅すぎると他人に奪われる可能性がある。というジレンマがこのゲームの特徴だと思います。

今回は、いわたさん先導で、同じ産物を固める作戦が採られました。顕著だったのが、(私にとってしょぼい)トマト畑で、これを三島さんがGET。特に妨害も受けず(結局人の邪魔よりも自分の方が大事)、このROUNDで30Pを叩き出した三島さんが圧勝しました。

ゲーム序盤戦は、どこに置いてもほとんど同じなので、いまいち盛り上がりに欠ける上、皆の思惑によっては、今回のように不要な産物が集中し、誰かがおいしい思いをする可能性があり、ゲームバランスにも問題があるような気がします。

悪くないゲームだと思うのですが、何かか物足りない・・・。そんな感じのゲームです。

ライアーズダイス大会
今回の関JAGAでは、JAGAゲーム大賞次期殿堂入り濃厚な名作、ライアーズダイス大会が行われました。詳細はいつものようにJAGAMAGAを見ていただくとして・・・、私はというと、予選落ち→敗者復活戦敗退と良いとこなしでした。

さすがは大会と思われるくらい、他のプレイヤーのダイス目が強く、私には到底真似はできません。毎回のように「振り直し」を余儀なくされ、非常に厳しく、またレベルの高い大会でした。

そんな中、優勝された中川さん、非常に栄誉ある事だと思います。本当におめでとうございました。また、快く商品提供した下さった梅林さん、そしてメビウスの能勢さん、どうもありがとうございました。

今月は、翌日が出勤だったのと(しょぼー)、沢田聖子のコンサートだったので体調を整えるため(むちゃくちゃな理由やなあ)2次会を欠席しましたが、来月は参加する予定です。

次回の関JAGA通信は、次回例会12月 5日(土)以降、気が向いた時に発行予定。


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